サッカーを知ろう

日々の練習で、先生が時々口にするサッカー用語が理解できていますか? 
なるべく分かりやすく指導するためにサッカー用語は控えているつもりですが、
どうしても使わなければならないときや、サッカー用語の方が伝わりやすい時などには、
口にしています。
 
また、トレセンなど上のレベルでトレーニングを受ける時にはサッカー用語を理解していないと、
良いトレーニングを積むことができない場合があります。
 
ということで、今回は知っておくと良いサッカー用語をいくつか紹介します。
 

アイコンタクト【Eye-contact】  
コミュニケーションの手段のひとつ。
目と目の合図でお互いの意思疎通を図る際に用いられる。
パスを出すタイミングをとるときに非常に重要となる。
                
 アジリティ【Agility】 
バランス、巧緻性、スピードなどを含む体力要素のひとつで、
瞬発力とともに反応及び細かな方向変化を含む素早い動きをこなす能力のこと。
日本の選手の課題として取り上げられており、とくに1対1におけるディフェンスの
対応に要求される。
 
 
 オフ・ザ・ボールの動き 【Movement off the ball】
ボールを持っていない局面(状況)での動き。
時間、スペースの限定された現代サッカーでは、ボールを受ける前、
すなわち、オフ・ザ・ボールの動きが、さまざまな局面での勝負の重要なファクターとなる。  
 

プル・アウェイ【Pull Away from the marker】
ディフェンダーの視野から消える動きのことで、オフ・ザ・ボールの駆け引きの重要な手段の一つ。
 
 
ギャップ【Gap】  
ディフェンダーとディフェンダーとの間にできる隙間。
パスの出し手と受けての動き及び、タイミングの重要なファクターとなる。
2人のディフェンダーの間を通すパスを要求するときに「ギャップ!」と声を出す。
 
 
ターン!【turn !】         
後方から来たボールを受ける際に、「フリーだからファースト・タッチで前を向け!」の意味を
表す言葉。パスの出し手や周囲の味方が声をかける。
パスの受け手は、ファースト・タッチで攻撃方向への視野を確保する。                
 
チェック【Checking, Checking run】    
ある方向に動き出そうとする前に、一旦逆方向へ2、3歩ダッシュしてから急に方向を変えて
ダッシュする動き。
ボールを受けるときに重要となる。スピードの変化(緩→急)をつけることも大切。
 
ボディシェイプ 【Body shape】    
身体の向きと姿勢を合わせた概念。
クリエイティブなプレーのためには、ボールを持っているとき、持っていないときに関わらず、
常に良いボディシェイプ(Good Body Shape)で視野を確保することが非常に重要となる。 
 
ボールウォッチング【Ball-watching】
ディフェンスでしばしば見られるミス。身体の向きが悪く、ボールを注視するあまり、
スペースに走り込んでくる相手選手を把握できないこと。
 
 
ボールコントロール 【Ball controlling】              
飛んできたボールを次にプレーしやすいところにコントロールする技術のことで、
ウェッジコントロールや、クッションコントロールなどがある。
状況に応じたボールコントロールを身につけることが、日本選手の課題として指摘されている。  
 
 
マノン!【Man on !】 
相手が来ているぞ、ボールを奪われるな!といった意味を一言で表す言葉で、
最も重要な掛け声の一つ。
その選手が見えない方向から相手がチャレンジして来たときなどに味方選手が掛けてあげる。
 
第三の動き【Third man Running】
AからBの選手にパスが出る時、CはAから直接受けるためではなく、Bに渡ってからパスを受けるために、Bがパスを受けるよりも前にすでに動きを開始し、より有利なポジションでボールを受けようとする動き。
現代のサッカーにおいて非常に重要な動きで、アンティシペーションが要求される。
 
 
アンティシペーション【Anticipation】
「予測」、「読み」のことで、サッカーでもっとも大切な能力のひとつ。