こんにちは😃


クランクシャフト

コンロッド大端部の破損…


聞いただけで嫌な話ですね💦




ブローしたクランクから摘出したクランクピンです。

上のnewと比べると一目瞭然…

完全にかじってますね💦


今回はなぜコンロッド大端部が破損するのか?

そんな事を少し掘り下げていこうかと😁


コンロッド大端部破損の原因として上げると…


○単純な高回転の使いすぎ

これは言わずもがな… 超高回転域を常用し過ぎてクランクピン周りの油膜切れ


○オイルライン不良

油膜切れついでに…

6vケースに12vオイルポンプを無加工でつけてしまうなどで起きるオイルが潤滑しない問題

当たり前ですがコンロッド大端部に相当なダメージが入ります。

ケース内部でオイルを拾って少し潤滑するだけ…


○圧縮圧力が高すぎる

ピストン上下運動やカムプロフィールによる圧縮圧力が高すぎて負荷がかかるのはピストントップだけではなく…

コンロッド大端部にもかなりのダメージが入ってしまいます💦


特に他社ボアアップキットやロングストローククランクの組み合わせなどでよくありがちですね

圧縮が高すぎてもあまりいい事ないです。


○点火時期が早すぎる

これは案外知られていないかもしれないですが…

点火時期が最適値よりも大きく進んでいると

横型エンジンで1番負荷がかかるのはコンロッド大端部だと僕は思ってます。


プラグの発火までのラグや燃焼室形状によって点火時期を早くして燃焼効率を上げるものですが…

大幅に早くし過ぎてしまうとプラグ発火ラグなどを考慮しても圧縮上死点前で燃焼が起こり上死点まで本来とは逆の方向に力がかかってしまうので支点となるコンロッド大端部へダメージが大きく入る。


やりすぎも良くないですね💦


明日に続きます👍