カカオ「SMエンター15万ウォンに公開買収」… 銭の戦争突入
カカオ(035720)がSMエンターテイメント(SM(041510))経営権を買収するための反撃に出た。ハイブ(352820)よりも高い価格で公開枚数カードを取り出した。一般株主株式を1株当たり15万ウォンに最大35%買うという方針だ。公開買収に成功すればカカオは議決権持分19.43%を確保したハイブを抜いてSMエンターの最大株主に上がる。
7日業界によると、カカオとカカオエンターテイメントはこの日緊急理事会を開き、7日から26日まで公開買収に突入する決定を下した。カカオとカカオエンターが株式の半分を買収すると見られる。カカオの公開買付価格は6日、SMエンター終値(13万100ウォン)より14.5%高い。ハイブの公開枚数が(12万ウォン)より25%高い価格だ。公開買付事務は韓国投資証券が引き受ける。
カカオはエンター業界1位のエスエムを買収し、カカオエンターの競争力をさらに一歩高めるために公開買収を強行すると伝えられた。ハイブにSMを渡すことになれば当初計画した各種協力事業が水泡になるという危機感も作用したと分析される。
特にハイブが公開買付を通じて確保した株式数が23万3817株で、持分率が0.98%にとどまり、当初目標値25%(595万1826株)に大きく及ばないだけに対抗買収に出て、最終的に勝機をつかむという決定をしたとみられる。 。
ハイブは先月イ・スマンSMエンター前総括プロデューサーに買い入れた持分を含めて合計15.78%を確保した。議決権を委任されたこの前総括の残余持分3.65%を含めれば総19.43%だ。
これに先立ち、カカオは既存のSMエンターテイメント大株主だった李元総括がSMエンターを相手に提起した裁判所の新株転換社債発行禁止仮処分引用余波で持分9.05%を確保しようとする計画に支障が生じたことがある。
カカオは一度公開買収に必要な実弾もある程度確保した状況だ。カカオエンターは今年初め、サウジアラビア国民ファンド(PIF)とシンガポール投資庁(GIC)で1兆1540億ウォンを確保した。このうち1次で先月24日に8975億ウォンを誘致し、残りは7月に納入される。カカオの第3四半期基準の現金・現金性資産は4兆5552億ウォンに達し、ハイブより資金力で先立つという評価だ。
カカオが公開買収に成功すれば、35%の持分を一気に確保することになる。これに加え、ブロックディール(時間外大量売買)あるいは場内買収で追加持分を確保すれば40%まで増やす可能性もある。
今後のハイブの対応も注目される。ハイブはカカオの公開枚数を失敗に回すために、より高い価格で再び公開買収に出ることもできる。ハイブも追加資本調達など多様な経営権確保に乗り出したという。