SM、連日自社株買取… ハイブ「公開枚数妨害は違法」

 

SMエンターテインメント1大株主として登極したハイブの公開買付け締め切り(3月1日)が近づきSMが連日自社株買取に乗り出している証券価格では公開買付価格(12万ウォン)より株価を高く維持し、ハイブの経営権確保を阻止するための措置として解明しているハイブは相場操縦や背任とし、即座に反発するなど、両側の葛藤が深化している。

23日、韓国取引所によると、SM株価は前日比4.29%上がった12万6300ウォンに場を締め切った。SM株価は前日1.94%離れた12万1100ウォンに下がったが、この日再び大幅に反騰した。

証券価格では、SMの相次ぐ自社株買取が株価反騰に影響を及ぼしたと見ている。SMはこの日、場内で3万1194株を買収する計画を去る22日、韓国取引所に申告した。最大38億ウォンに達する規模と推定される。これに先立ち21日にもSMは合計2万5000株の株式を買い入れると申告した後、22日の場内で平均12万2000ウォン台に自社株を買い入れた。規模は30億ウォン水準で把握される。

SMの自社株買取は昨年5月、新韓投資証券と締結した自社株取得信託契約によるものだ。当時SMは株主価値の向上などのために総100億ウォン規模の自社株買取計画を明らかにした。契約は今年5月7日まで有効である。

今後3取引日さらにSM株価が12万ウォン以上に維持されればハイブの公開枚数は失敗することになるハイブは22日、イ・スマン元SM総括プロデューサー持分14.8%を早期買い入れ、SM1大株主になった。ここに3月1日まで公開買収を通じてSM持分を39.8%確保し、安定的に経営権を行使する計画を推進している。1日が祝日である点を勘案すれば、実際の株式を取引できるのは28日まで3取引である。これに対し、ハイブはSMの自己株式取得行為に違法性があるとし、SM理事会に即時中止するよう要請した。ハイブは、書簡を通じてSMの追加的自己株式取得が資本市場法が禁止する相場操縦行為及び刑事上業務上の背任に該当する可能性があると警告した。そして27日までSM理事会に立場を明らかにすることを要求した。

ハイブは「最近12万ウォンを超える株価が形成されているにもかかわらず、大規模な会社資金を利用して自己株式買収に乗り出した行為は相場を操縦し、当社の公開買収手続きを妨げようとする意図で疑われる」とし「SM理事会が2月7日には1株当たり価値が9万ウォン台水準が適当であると判断し、カカオに新株及び転換社債発行を決議し、しばらく経って12万ウォンを超える価格で自己株式を買収したのは新株及び転換社債が低価格に発行されたか、自己株式を高価で買い入れたのだ」と批判した。この他にもSMはビジョンを相次いで発表し、株が浮かび上がっている。この日、SM県経営陣は2大株主に上がったカカオの投資と非核心資産の売却などを通じて確保した資金1兆ウォンで海外市場拡大のための投資に乗り出す計画を明らかにした。SMは2025年までに日本、米州、東南アジアなど核心海外市場に製作センターを設立し、現地で知的財産(IP)を生産する仕組みを作る計画だ。年内に日本製作センターを構築し、米州ではジョイントベンチャー(JV・合弁法人)で製作センターを設立する。現地マネジメント企業を買収し、来年下半期から新規アーティストも披露する。これにより、2025年までに売上1兆8000億ウォン、営業利益5000億ウォンという目標も提示した。

先にカカオエンターはSMの国内レコード・音源流通に対しても排他的な権利を持つことで事業協力契約書を締結した。逆にカカオエンターはレコード生産をSM子会社に任せることにした。両社は北米・日本など海外でのマネジメント事業も5対5JVを通じて協力することにした。

SM県経営陣がカカオエンターと排他的契約を結んだことをめぐってハイブ側は強硬対応するという方針を明らかにした。