職域接種の受付に5200件(3700万回)の申請があり、2400件の申請を承認
残り2800件は8月9日の週以降に接種を開始できるよう手続きを進める方針
予想を超える申請にワクチンの供給が追いつかず受付は停止中
全国で行われた新型コロナウイルスワクチンの職域接種は、およそ195万回で、一日当たり9万2000回余りに上っていることが厚生労働省のまとめで分かりました。
職域接種は6月14日以降、1000人程度に接種できることなどを条件に全国の企業や大学などで実施され、これまでにおよそ5200件、合わせておよそ3700万回分の申請を受け付けています。
厚生労働省によりますと、7月4日までにおよそ2400件の申請を承認し、申請全体の5%に当たる194万5700回余りの接種が行われたということです。
一日当たりの接種回数はおよそ9万2600回で、厚生労働省は「それなりの規模で接種が進められ、接種を行う自治体の負担の軽減につながっているのではないか」としています。
国は、残るおよそ2800件についても審査を進めたうえで順次承認し、8月9日の週以降に接種を開始できるよう手続きを進める方針です。
職域接種をめぐっては、予想を超える申請にワクチンの供給が追いつかず、6月25日に国が新規の申請の受け付けを一時休止していて、今も再開の時期は示されていません。
「相当な勢いで申請をいただいている」とした上で、1日のワクチン配送可能量の上限に達したためだと理由を説明した。