昨日のことになりますが、JR東海より東海道新幹線を走るN700S系車両に個室を導入することが発表されました

導入予定の個室は2026年度中にサービスを開始する予定で、レッグレストやユーザーサイドで空調や照明を調整できるなど、グリーン車を上回るアコモデーションとなる予定です

 

山陽新幹線では700系E編成にセミコンパートメントが設置されていますが、東海道新幹線を走る車両に個室が設けられるのは、100系新幹線が引退して以来、およそ四半世紀ぶりの復活になります

プレスリリースによると、この個室は1編成につき2室が設置され、喫煙ルームや車販準備室を転用する形でスペースを捻出するようです

 

このため、編成定員1,323人の大原則を崩すことなく、プライベート空間として個室を提供できる予定ですが、喫煙ルームや車販準備室は車端部に設置されていることから、乗り心地で通常の客室に劣ることになりそうです

 

なお、料金については未定となっていますが、東海道新幹線では政治家や著名人の利用も多いので、プライベート空間に対する堅調なニーズが想定されることから、強気の値段設定でも人気は出そうですね

ところで、プレスリリースの最後に、「新幹線の新たな座席のあり方については、引き続き検討を進めます」という一文を敢えて記載しているところに、JR東海としては個室以外の隠し玉を用意しているのでしょうか?

 

▲N700S系のグリーン車 さらなるハイグレードな個室はどんな仕上がりになるだろうか?