↑前回からつづく↑

 

長万部からキハ281系「北斗」に揺られて、札幌駅に到着しました

ここから「ライラック」に乗り換えて旭川へ向かいますが、1時間ほど待ち時間があるので、せっせと撮り鉄に励むことにしました

 

札幌駅でカメラを振り回すのは、2014年11月以来7年ぶりのことになります

7年前の機材はソニーのコンデジで、屋根に覆われた札幌駅での撮影は厳しいものがありましたが、今回はデジイチなので余すことなくJR北海道の魅力をお伝えできるかと思います

 

なお、機材が改善されても管理人の腕はさほど向上してないので、ありきたりなアングルばかりですが、その辺はご愛嬌ということで…

実は、次の日に札幌駅で撮影した写真もあるのですが、分量も少ないのでこの記事でまとめて紹介します

 

 

 

民営化後の北海道の鉄路を、そして道内主要幹線の速達化を象徴する振り子車同士の共演も過去のものになってしまいました

この1枚をファインダーに収められただけでも、今回渡道した甲斐がありました

 

 

傍らに立っているだけで、キハ283系の重低音で唸り続けるコマツ製直6E/gサウンドで耳が幸せになりますね

乗降ドア周りに配されたレッドが、側面のデザインをグッと引き締めています

 

 

キハ283系の列車名/号車表示は、横型と縦型のLEDを組み合わせた独特のスタイルとなっており、同社の他形式はもちろんのこと、日本全国を見回しても同車しか見られません

個人的には、独特のエンジン音や自己操舵台車と並んでキハ283系の萌えポイントの一つですね

 

 

 

 

JR北海道のイケメン気動車といえば、キハ281系も忘れていけません

2021年12月末時点では、まだキハ281系の引退日は発表されておらず、「おおぞら」からの撤退を間近に控えたキハ283系ばかりが注目されていました

本州在住の管理人としては、キハ281系を撮影するチャンスは滅多にないため、撮影に勤しんでおりました

 

 

先頭部や乗降ドア周りに配されたブルーは噴火湾をイメージしたもので、萌黄色はJR北海道のコーポレートカラーですね

台車は制御付き振り子機構が奢られたN-DT281形を装着しており、曲線通過速度はR≦600で本則+30㎞/hを実現しています

 

キハ281系のベースとなったJR四国の2000系気動車がコロ式の振り子台車なのに対して、当形式では冬季の雪対策として密閉性に優れるベアリングガイド式振り子台車が採用されました

後に、ベアリングガイド式振り子台車はJR東海の383系やJR西日本の283系・キハ187系など他社にも広がりを見せます

 

 

登場当初は幕式だったキハ281系の行先表示板は、2017年頃から順次フルカラーLEDに刷新されました

 

 

JR北海道の通勤形電車といえば、このスタイリングが定番でしたが、H100形に似た切妻型の737系がまもなく登場予定です

それにしても、道外在住の人間にとっては塗装以外のポイントで731系と733系と見分けるのは至難の業ですね

 

 

 

この日(12/31)の「すずらん」6号には、789系1000番台車のトップナンバー車HL-1001編成が充当されていました

心の中では、引退の迫る785系が来て欲しかったのですが、この日の「すずらん」は789系ばかりだったと記憶しています

 

 

同車もまだまだ新しい車両のように思えて、781系の後継車両として2007年の10月に営業運転開始からで既に15年以上が経過しています

萌黄色が印象的な0番台と比べると、カラーリングが大きく異なるほか、5両固定編成でドア数も違うため、識別は容易です

 

 

ライトケースの上部が鋭角になっているため、0番台よりも目つきがキリっとしています

ヘッドマークにフルカラーLEDを装着したのは、JR北海道の特急型車両で同車が初の採用例となります

 

 

キハ261系による「おおぞら」7号が入線してきました

所定の運用ではキハ283系が充当される運用なはずですが、車両トラブルの影響で急遽キハ261系が充当されていました

 

実は、この日この列車にもし空席があれば、これに乗って帯広か釧路まで向かう予定だったので、トラブルに巻き込まれずに済みました

しかし、私がそうであったように、せっかくキハ283系へ乗るためにわざわざ北海道までやって来た人も中にはいたはずで、冬の北海道はトラブルが付き物とはいえ、ガッカリした人もいたのではないでしょうか?

 

 

ヘッドマークのフルカラーLED化が進むキハ261系…6次車以降は登場時からフルカラーLED…ですが、まだまだロール幕式ヘッドマークが残る車両も少なくありません

ちょうど札幌駅に到着した車両の幕回しが始まったので、「スーパー北斗」「スーパーとかち」幕を記録しておきました

 

「北斗」のヘッドマークに関して言えば、赤文字の”SUPER”があった方がデザインにメリハリが効いていて、精彩に富んでいると思います

 

 

平成初期生まれの管理人としては、「スーパーとかち」と聞くと、真っ先にスラント顔にキサロハ182形550番台車が頭に思い浮かんでしまいます

現在の「とかち」は、そのルーツをたどると90年9月改正時に帯広発着の「おおぞら」を改称する形で登場しました

 

その後、何度か「スーパーとかち」へ統合される形で愛称が消滅したり復活したりを繰り返していましたが、20年3月改正より「スーパー北斗」や「スーパーおおぞら」と共に、”スーパー”の接頭辞が愛称から外されて現在に至ります

 

ひとしきり撮影を終えたところで、「ライラック」23号に乗り込んで旭川へ向かいますが、次回は番外編をお届けします

 

年越し北海道旅行記番外編~ノースレインボーエクスプレス乗車編~へつづく…