連日、メディアで繰り返し放送される福島第一原発の危機的な状況
16日には、地震16時間後に1号機がメルトダウンを起こしていたことが明らかになり、2,3号機もこうした状況に陥っている可能性が高いと考えられます
 
行程表は、作成から1ヵ月で見直しを迫られそうな上、地震から2ヶ月経ってこの問題が表面化したのは東電がまったく現場の実情を把握できていなかったからなのか、それとも隠し通そうと考えていたからなのか
 
いずれにせよ、震災後の対応が”国民の生活が第一”からかけ離れていることは事実
 
大学に入学した時から親交の深い、韓国人の教員の方から伝え聞いたことですが、韓国の新聞(おそらく左派革新系のハンギョレ한겨레新聞かと思われる)に、「東電などが原発の現状を公表するのを極力避けているのは核兵器製造関連の施設や部品の存在の発覚を避けるため」という記述があったそうです
 
まぁ、それは無いと思いますけどね
 
 
また、今週の週刊金曜日にも原発関連の記事が載っていたので、学校の図書館に置いているのを読んできました
その中で、朝日新聞の人が書いているコラムがありましたが、それがまた別の意味で面白い
 
内容を掻い摘むと、オーストリアは非核の点で日本より一歩進んでおり、憲法で原発の建設禁止、核兵器の持ち込み禁止を明文化しています
建設された原発も国民投票で運転しないことになり、その敷地内には太陽光パネルが設置され、バイオマス発電所の建設も計画されています
2015年までに、電力の輸入を完全に停止し、非核エネルギーで国内の電力すべてを賄う
 
ここから先、経済誌なら「では我が国の場合はどうか」の様な感じで比較や提言があるのだけれども、文章はこれで終わり
読み終わった後、「だから何!?」と思わずつぶやきそうになりました
各々の、国土の条件もまったく考慮しないで口先だけで非核平和を羨むのはやめて欲しいものですね
 
それと同時に、こういう左派系のコラムって、反原発の話題がいつの間にか、憲法第9条とか非核平和とかの話題になっているんですよね
私には、なぜそうなるのか皆目理解不能です
 
普段、経済誌はあまり読みませんが、エコノミストの脱原発の特集の方がよっぽど面白かったです