先日(3月4日だったかな!?)、報道ステーションで交通弱者の問題が取り上げられていた
最初から見ていないので詳しい地域は不明だが、福岡を走る西鉄の路線バスが赤字によって削減されたため、通院や買い物に支障を来している
 
その本数を削減せざるを得なくなった原因が高速1000円乗り放題だ
西鉄のみならず、我が国の多くのバス事業者は高速バスの黒字で路線バスの赤字を補っている
というよりも、路線バスだけで黒字になっているのは、大都市近郊のみであろう
 
ところが、高速乗り放題によって利用客がクルマに流れ、収益の柱でもある高速バス事業も赤字基調になった結果、地域の足である路線バスの削減に繋がっている
 
そもそも、近距離移動にもっとも優れているクルマの通行料金を、遠くへ行けばいくほど”お得感”がでる均一料金にするという考え自体に私は納得できません
 
所要時間などを考慮すると、中距離移動は在来線特急や高速バス、長距離移動は新幹線や飛行機がもっともその特性を発揮できる分野なので、本来であれば高速道路の料金は短距離を安く(都市部を除く)気軽に利用できるようにし、遠くへいくほど割高に設定していくのが望ましいと考えられる