昨日から春のダイヤ改正後の時刻が掲載された時刻表が書店で発売されています
なので、今日本屋さんへ行ってきて熟読してきました
買ってくればいいじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大学の本屋さんで買うと1割引になるので月曜日に購入してくる予定です
 
前回、「JR時刻表2011年2月号に新ダイヤを見る」<http://blogs.yahoo.co.jp/kuroshio_series381/10754322.html>で、きのくに線特急のダイヤについて書きましたが、今回はもう少し詳しく踏み込みたいと思います
 
まず、前回の記事で予想した通り、「オーシャンアロー」は白浜で増解結を行う運用に変更されています
白浜で増解結を行わなかった「くろしお」も春のダイヤから当駅以南を走らなくなるので、白浜~新宮間を9両で走る列車が消滅します
 
それと、時刻表の編成表で「オーシャンアロー」を見ると、増結した場合に6号車と7号車との通り抜けができないと記載されています
これでは一体何のための貫通形の先頭車を連結しているのやら…
 
白浜以南と以北で利用客数に段差が生じることから、全列車増解結を行うということは納得できても、新大阪方面行きの列車に関しては停車時間が長過ぎます
ほとんど列車で7分、「スーパーくろしお」26号にいたっては16:15からたっぷり9分間も停車します
 
過去には5分で増結している列車もあったので、せめて6分以内に抑えて欲しいところです
それとも、単線区間における行き違い待ちが上手くいかないのしょうか!?
 
新宮行きに関しては、白浜で切り離すだけなので概ね停車時間は2分以内ですが、「スーパーくろしお」21号は9分、「オーシャンアロー」25号は4分も停車します
 
白浜駅で21号と交換する「スーパーくろしお」32号は、この列車が白浜に到着する4分前にすでに到着しており、9分も停まる意味がまったく理解できません
 
32号は新宮を発車する最終の特急列車であることから、単線区間において行き違い待ちのタイミングが合わないという事態も起こりえません
それは、特急列車だと阪和線のパターンダイヤを考慮する必要がありますが、普通列車と行き違うだけなら少しスジを変更すればいいだけの話だからです
これは、25号についても同じことが言えます
 
そう、まるで白浜から南は乗っていただかなくても結構と言わんばっかのダイヤに感じられてしまうのは私だけでしょうか!?
私のような立場の人間が言えるようなことではないかもしれませんが、このような消極的なダイヤは組むべきではありません
 
 
それと、今回の改正では283系が充当される列車が変更されており、車両性能の差から所要時間の増減が目立つ列車もあります
なお、所要時間が変わったことにより行き違い待ちの回数にも増減が発生しています
 
例えば、「スーパーくろしお」12号は今まで紀伊富田に停車して、「スーパーくろしお」1号と交換していましたが、283系化に伴い若干のスピードアップ図られたのか、椿で停車している間に交換するダイヤに変更されています
白浜での停車時間が9分から7分になったことと合わせて、新宮~新大阪間で7分スピードアップしています
 
逆に今まで最速列車だった新宮13:03発「オーシャンアロー」20号は、行き違い待ちが皆無だったのに、三輪崎付近で「スーパーくろしお」3号、和深付近で「オーシャンアロー」9号と交換し、白浜での停車時間が増え、なおかつ古座にも停車するようになったので、17分もスピードダウンしています
 
今回の改正では、スピードアップした列車もありますが、全体的にスピードダウンが目立つのも否めません
古座とか太地にあんなに特急を停める必要があるのかどうかも疑問です