以前このコーナーで、環境ファッションマガジンを自称する「ソトコト」という雑誌が、環境保護団体を自称するシーシェパード(SS)を礼賛する記事を掲載し、このブログ上で抗議文を発表(期間限定)したことがあった
 
それ以来、久しぶりに更新をかけることになったのは、SSの妨害活動を受けて調査捕鯨船団が帰国するという寝耳に水のニュースが飛び込んできたからだ
 
私の実家は、我が国における古式捕鯨発祥の地で、あの悪名高き「THE COVE」のロケ地としても有名な熊野地方(和歌山県)太地町にある
なので、私自身捕鯨には賛成との立場をとっている
 
ただし、官営の調査捕鯨が民営の小型沿岸捕鯨を圧迫しているとの理由から、南氷洋調査捕鯨には必ずしも賛成というわけではない
 
ただし、今回のように不当な暴力に屈して船団を引き上げるのは環境保護団体を喜ばせるだけである
(ワトソンのせせら笑う声がここまで聞こえてくる)
尖閣諸島沖での中共スパイ船激突事件然り、押せば日本は引くし、調査捕鯨はやはり違法だったとの印象を諸外国に抱かせかねない
 
途中でやめるくらいなら、最初から船団を出港させない方がまだ賢明な判断だといえよう
そもそも、年々妨害活動が激化しているにもかかわらず、必要な措置を講じなかった政府の責任は極めて重大であると言わざるを得ない