鉄道ファンのこの記事によると、3両の付属編成は北近畿地区向けと変わりませんが、「くろしお」用は基本編成が4両ではなく6両となることから新たな番代区分が登場しています
 
編成は、1号車白浜・新宮寄りから、
クモロハ286(M'hsc)・モハ286(M')・モハ287-200(M2)・モハ286-200(M'2)・モハ286(M')・クモハ287(Mc)
となり、クモロハ286(1号車)・モハ286(2・5号車)・クモハ287(6号車)は北近畿地区用の287系に既に組み込まれているので、3・4号車に組成される車両が新たに「くろしお」用として製造されることになります
 
ここからは管理人の推測です
北近畿地区の特急では、車内販売が行われていないことから、車販準備室が設けられていませんが、比較的長時間を走るきのくに線特急には必ず設置する必要があります
 
なので、3号車のM2車は、683系4000番代の3号車に組成されている車販準備室付きのモハ683-5400(M4)をベースとした、というよりも車体はそのままで、足回りだけを287系仕様にした車両が組み込まれると考えられます
 
4号車のM'2車は、モハ287-100(M1)からパンタグラフを取り外し、車掌室を設置した車両になると考えられます
ただし、M1車には既に車掌室用のスペースが確保されていますので、それほど大きな設計変更をすることなく、「くろしお」に組み込まれるでしょう
 
ただ、観光特急であるにもかかわらず、グリーン車が半室(定員15人)しか設定されないのはどうかと思います
白浜以遠はいつも空いているグリーン車ですが、繁忙期になると和歌山,白浜までけっこうな乗車率になっているので、グリーン券売り切れ続出といった事態にならなければいいのですが…
 
それと、北近畿地区向けの287系は霜取り用として、モハ287形・クモハ287形にパンタが2基ずつ搭載されていますが、温暖な地域を走る「くろしお」用の287系は霜取りパンタが省略されています