今日行われたJR西日本の11月定例社長会見の場で、私の地元を走るきのくに線の特急「くろしお」号に新型車両が投入されることが発表されました
 
投入される車両は、来年春から「こうのとり」や「きのさき」で運行を開始する予定の287系電車で、基本構造は同じになるとのこと
 
「くろしお」に287系が入るんじゃないの!?というまことしやかなウワサは小耳に挟んでましたが、まさか振り子車381系の後継に本当に287系が投入されるとは思いませんでした
 
基本編成6両6本と、付属編成3両5本の計51両が、2012年の7月以降に運行を開始します
外観は、窓周りが681・683系と同様なライトグレーで、その下に太平洋をイメージしたオーシャングリーンのラインが入ります
 
ただ、日根野電車区には381系が126両配置されています
その内、国鉄色のホームライナー用編成を除くと、「くろしお」用の9両編成が7本63両、「スーパーくろしお」用のパノラマ型グリーン車付きのが基本編成6両5本と、付属編成3両3本の39両あります
 
つまり、定期の特急列車仕業を受け持っている車両が102両あることになり、287系51両ではすべて置き換えることはできません
 
ここからは、管理人の推測ですが、287系は白浜折り返しの「くろしお」に入れて、半径200~300mの急曲線が介在し、白浜以南に直通する新宮折り返し用には新たな振り子式車両(283系の改良版!?)が投入されるのではないでしょうか
 
いや、絶対に振り子を入れてもらわないと困ります!!
それは、実際にきのくに線を全線乗られてない方でも特急列車の表定速度を計算すればわかっていただけると思います
 
紀伊田辺~和歌山間は、最速列車ならばこれが90kmを超えています
対して、新宮~紀伊田辺間は一番速い「オーシャンアロー」でも60km台前半です
 
それにしても、高速道路が南紀田辺ICまで延長されて、きのくに線特急の利用客が年々減ってきているのに、まったくスピードアップを図ろうとせず、非振り子車の投入でお茶を濁そうとするJR西日本の考えが私には理解できません