こんにちは
秩父市長選挙2021も、残すところわずか
いつの間にか、秩父市長選において争点になってしまった
秩父市立病院の建て替え問題
投票日まで、残りもうあと僅か
折角なので、この問題についてもしっかりと考えて参りましょう
【各候補者の主張】
◆まずは、現職市長の主張
↓↓↓
「建物の老朽化や隔離が必要なコロナ対応、頻発する自然災害から市民を守る地域の中核病院として、できれば建て替えの方向で協議に入る」
◆次に、新人候補者Aさんの主張
↓↓↓
「100億ものお金がかかるので、建て替えではなくリフォームしよう」
◆次に、新人候補者Bさんの主張
↓↓↓
「老朽化して雨漏りするなら、修理すればよいのではないか」
ここで疑問が・・・
候補者3名の主張のうち、具体的な金額を提示しているA候補者の建設費用100億円はどこからきたのか
→市当局や関係部署に問合せ致しましたが、建設費用100億円という数字の根拠はありませんでした。
但し、大規模災害が頻発する状況下において、秩父市立病院の将来にわたる課題について、平成31年に検討したことがあるそうですが、建て替えの為の建設費用100億円という数字は、聞いたことがないという回答でした。
では、なぜ建設費用100億円はでてきたのか
選挙戦術なのか
はたまた、
財政難をあおる口実
なのか
謎は深まるばかりですが、この際は取り敢えずほっておいて、秩父市立病院の〈建て替え〉と〈リフォーム〉のメリットとデメリットを、これから検証していきたいと思います
さて、あなたにとって理想の地域医療 秩父市立病院を実現するために、あなたはどっちを選びますか
個人的な考えですが、地方自治体における「ハコモノ行政からの脱却」という言葉を耳にすることがあるかと思いますが、まさにその通りだと思います。
有効活用できるか分からない、将来予測も含め、利用統計を全く取らない公共施設(ハコモノ)建設を、高度経済成長と共に全国各地の地方公共団体は行ってまいりました。
まさに、ハコモノ行政です。
ここ数年のトレンドとして、利益をださない(財政の垂れ流し)ハコモノは悪とされています。
勿論、誰も利用しない公共施設を建設することは、悪であり、税金の無駄使いです。
一方、行政としての役割のひとつとして、民間とは違い、利益がでないものもやらなければならないところにあります。
例えば、教育や福祉、医療関係については、万人に共通する行政サービスとして、利益が無くても公共の福祉として、必ずやらなければならない事業です。
今回の秩父市立病院の建て替え、リフォーム問題ですが、既に老朽化が進み、建設当時から社会情勢や自然環境が変化しているこのタイミングで、建て替え論争が上がっても不思議ではありません。
困ったときに、近くの医療機関が役に立たないのでは、行政サービスとして大きな問題です。
秩父に生きるすべての人が、多かれ少なかれ必要とする医療環境の維持・改善は、その時々の社会環境や人々が生きる必要最低限の行政サービスです。
まだ、建設が始まるわけではありません。
今後、財政の負荷をどれだけ軽減できるのか、医療環境の改善が図れるのか、それらをこのタイミングで、市民の皆さんに問いているのだと思います。
今後、少子高齢化、人口減少が進む中で、更なる財政難は必至です。
誰もが必要とする病院を、今やらなければ恐らく、もっと出来なくなり、秩父地域には医療機関が消滅してしまうことも懸念されます。
今、論議を始め、将来の子ども達の為にも、しっかり考えて頂きたいと思います。
秩父市長選挙2021も終盤戦
将来の市政を決める大事な選挙です
お互いにクリーンな選挙戦で、秩父市民のために頑張って参りましょう
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