おはようございます
連日の猛暑 皆さま如何お過ごしでしょうか
今月初め、西日本を中心に梅雨前線等の影響によりもたらされた西日本大豪雨により、被災されました多くの皆さま方に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。また、お亡くなりになられました方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
災害を教訓に、秩父市における大雨によって発生しうる土砂災害の発生状況を想定致しております。
秩父地方は、比較的に地盤がしっかりしており、地震発生による災害をあまり想定していない状況です。しかしながら、関東平野北西縁断層帯による深谷市近郊付近の大規模地震発生時における震度は、秩父市で”6強”との話もあります。発生確率は非常に小さいですが、決して予断を許すことなく、行政として万全の準備を行う必要があります。
また、今月初めの西日本大豪雨を教訓とすれば、急峻な地形を有する秩父市においては、瞬発的なゲリラ豪雨、長雨による大雨によってもたらされる土砂災害の方が、身近でいつ発生してもおかしくない自然災害と言えます。
そして、土地の境界も道路も何もかも一瞬にして分からなくしてしまう豪雨による土砂災害は、地震よりも恐ろしく、復興も相当な労力と時間、経費が掛かることを十分に頭に入れておく必要があります。
身近にある山や沢がいつ、土石流となって襲ってくるかもしれない。前もって調べ、住民の方々が認知しておくことは、避難を容易に行うための心構えとしても必要なことです。
秩父市及び、近隣4町における土砂災害警戒区域及び、土砂災害特別警戒区域は何カ所なのか調べてみました。
本年4月13日付けで、新たに秩父市の117箇所、小鹿野町の25箇所が、土砂災害特別警戒区域に指定されました。これによりまして、1市4町における土砂災害警戒区域は、合計で2,248か所。そのうち土砂災害特別警戒区域は、1,841か所になっています。
埼玉県下の総数に対して比べますと、土砂災害警戒区域で43%。土砂災害特別警戒区域で42%を占める地域となります。
このデータからも秩父地域は、大雨による土砂の崩落による災害のポテンシャルは、かなり高い地域であるということが伺えます。
埼玉県HPにより、最新の土砂災害警戒区域の場所を見ることができますので、こちらも是非ともご覧ください。
(例)秩父市田村地区
秩父地域のお住いの方々は、台風シーズンを間近に、これらの身近な災害のポテンシャルを是非とも一度ご確認を頂きたいところであります。
【土砂災害警戒区域の指定とは?】
明日は我が毎。備えあれば憂いなし。
自然災害は、決して対岸の火事ではありません。
日頃から、身近な危険個所と避難場所を確認しておきましょう。
7/24(火)には、秩父広域市町村圏組合議会の第2回定例会が開催されます。私も、市民の安心安全な住みよい街づくりに向けた取り組みとして、将来の人口減少を見据えた”消防広域化について”一般質問を行う予定です。災害発生時には、絶対不可欠な公助(消防行政)を維持するためにも頑張って参ります。
本日も暑くなりそうです。頑張って参りましょう
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