疲れた目を擦りながら…早朝のアランとの素敵な散歩…ママが起きてくる前にコーヒーを作り,食事の支度…美味しそうに食べてくれるママ…。
毎日…あれをこれを食べさせてあげたいと、レストラン探し…その往復の恋愛時代の手を繋いで歩くママと僕…幸せそうなママ手の感覚。
ケアーセンター,整体、病院…出来るだけ一緒の買い物…目まぐるしい毎日…。
疲れを知らない自分が誇らしく思った…アランもママも喜んでくれてるのが解るから充実感でいっぱいだった…。
今は…アランもママもいない…。
コーヒーも食事も作る気力がない…遠くに見える富士山にも感動がない。
空しさと寂しさだけが目の前にある…。