僕の10代の頃…スターを観てたイメージは。


人間離れしている事…隣りいる、どこにでもいる、お兄ちゃん,お姉たんでいけないのです。


芝居は特別上手くなくていい…そこにいるだけで存在感があり、引きずりこまれて観ている観客が主人公に乗り移る…そうでなくてはいけないのだ…だからこそスターなのであると思う。


映画の中で悪人達を、何十人を叩きのめしても荒い息,大汗をかいてはスターはいけなのである。


笑った時、歯が汚い、腹が出ている…それはスターではない…人間離れしているのがスターなのである。


何処にでもいる、隣りのお兄さんお姉さんでは夢も希望もあるはずがない…。


だからこそ映画もテレビも見なくなってきた原因だと僕は思います。

(座頭市の勝新太郎さんや寅さんシリーズの渥美清さんなどは、別の意味のスターである)


その考え方そのものが古く、時代遅れで,差別だと言われる事は充分理解している。


コンプライアンスだ!差別だと大声で叫ぶ方々が世の中から、座頭市シリーズや寅さんシリーズの、夢を取り去ったと言っても過言ではない。


自由な発想を摘み取ってしまって、寂しいつまらない嫌な時代になってしまった…。