54年間、店のオープンと同時に月に1回通ってた、横浜野毛の三幸苑が、主人が高齢で閉店になる。

 

思い起こせば、54年前、僕は俳優になる前で、野毛のキヤバレー、チャイナタウンで働き、帰りに必ず三幸苑で食事をして、真っ暗な夜道を1時間位歩いて帰った。

将来絶対にスター俳優になってやる、そんな夢を抱いていた時代です。

横浜の思い出は強烈です。

 

一歩間違えれば…。

その頃の建物、お店、友人、知り合いが、ひとつ、またひとつと消えていきます。

でも、苦しいとか、悲しいとか、悔しいとかの思い出より、楽しかった思い出ばかりです。

正直、そこいらの小説より中身の濃い僕の人生。

言えない事は墓場に持っていきます。

三幸苑のタンメン、チャーメン、本当に忘れられない味。

有り難う。