音劇『世界の終わりに君を乞う。』全公演終演いたしました。


師走の忙しい時期にお時間やお金に都合をつけて観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
舞台はお客様がきてくださって初めて、はじめることができます。
本当にありがとうございます。


今回の作品も、
ほんとうにたくさんのことをもらいました。
ほんとうにたくさんのことに気づけました。


わたしは今まで、芝居をすることが好きだと思ってやってきました。
演じることが好きなのだと。

それもそうだとは思います。
でも今回、
わたしは人間を愛してるのだと、愛したいのだと思いました。
だから、演劇を続けたいのだと思いました。


黒沢ともよ、22歳です。
まだまだです。若造です。おたんこなすです。
でも
わたしは今回カンパニーを、
1人余すことなく
スタッフもキャストも全員心から、愛していました。
1人ずつ名前を挙げて愛を伝えたいくらい。

ほんとうに、心から。
愛おしくて愛おしくてたまらないと
ほんとうに愛しているんだと
その気持ちだけを拠り所にして
一葉と向き合い続けました。


みんなのことを愛してるから、わたし自身がどんなに力不足でも向き合い続けられたのだと感じています。
自分でも不思議なくらい、いつもいつもちゃんと苦しかった。
それはみんなのおかげだし、みんなのせいです。



もちろん、役者として、
悔しい部分、新しい課題、
わんさかあります。
気づいてしまったからには立ち向かいたいこともあります。




でも今は
一葉と、それから一緒に旅をしてくれた全ての大切な人たちにおつかれさまを言いたいです。


ほんとうにおつかれさま
ありがとう





2018.12.9  黒沢ともよ