〽花束を君に



最近よく聴く宇多田ヒカルの

「花束を君に」

きっとお母さんを思って作られた歌

なんだと思いました。




お母さんを思い巡り、様々な

葛藤と狭間の波の中で、たくさんの

方向から矢継ぎ早に向かってくる感情。

お母さんの死は

「真夏の通り雨」のように突然のこと

だったのだと思います。




でもこんなに優しいメロディって

なくて、瞼の裏に映る数々の何気ない

普段の日常から愛しいが溢れている。




最後には言葉にもできなくて

「涙色の花束を君に」と繋がってくる




すべての生きとし生けるものには

母親がいてそれはその誰にも

特別な人です。



どんなことがあってもどんな人で

あっても母親はひとりしかいない

大切な人。どんなにもがいても

やはりこの流れる血に遺伝子に組み込まれた

「お母さん」とは愛しいのですね。

きっと憎めません。




そのような作者の思いを感じました。




わたしも母がいて、わたしを

母にしてくれた息子がいて

ありがたくて涙が出ます。



わたしが母になって分かったこと。

それは母も1人の未熟な人間である

ということ。



「花束を君に」と共ににリリースされた

「真夏の通り雨」もお母さんに思いを

馳せて作られたものだと思います。

「花束を君に」とはまた違うテイスト

です。湧き立つ混乱、疑問、葛藤。

惜別の思い、後悔、現実。



宇多田ヒカルさんは

生涯をかけて「生きること死ぬこと」

その狭間に向き合い続け、問い続け、

お母さんの面影と共に残されたピースを

はめこんでいかれる作業をされて

いくのではないかと感じました。






わたしは宇多田ヒカルさんのように

壮絶な経験はしておりませんが

昨年からインナーチャイルドを癒やして

いました。わたしはずっとしあわせ

でしたが、わたしの感受性の強さ

と特性、時代背景により様々な

インナーチャイルドがありました。




でも最後にでてきた感情。

それはやはり私は母が好きで大切で

母も自分を母なりに大切に育てて

くれたこと。



わたしはふつうの一般的な家庭に生まれ

ました。衣食住に困るような

経験はなかったのですが、母も

様々なことを考えて、母自身も色々と

切り詰めて、自分を後回しにしてまで

わたし達を大学まで送りだしてくれました。





わたしが5歳くらいの頃、

母がわたしをフードコートに連れて

行ってくれました。



わたしは外食がうれしくて

親子丼ぶりをかきこみます。



でもふとお母さんのテーブルの前を

見ると、母は自分の食べる分を

注文していませんでした。



「お母さん食べへんの?」




とわたしが聞くと、

「お母さんはいらんよ」とニコニコ

しながらわたしが美味しそうに食べて

いるのを嬉しそうに眺めていました。




そして「お父さんには内緒な?」

とほほ笑んで言いました。




母自身も色々と我慢をしながら

わたしを育ててくれたんやなって

感謝の気持ちが溢れてきました。

それを思い出して涙が止まりませんでした。





わたしは幼少の頃からほんとに

しあわせでした。

先日、古い友人の結婚式へ参列しました

ずっと友人にも恵まれ続け、

20年経っても、朝、爆笑しすぎて

過呼吸になり歩けなくなって遅刻した

こととかで大爆笑できること。




ずっと守られ続けてたんだなって…

母や父、祖母、友人達、ご先祖さま、

守護さま、神さま、仏さま、そして

いまのわたし。



ずっとたくさんの存在に守られていました。

いつも幼少から社会人になってからも

何かツライことがあったとしても、

「絶対大丈夫」

「未来のわたしはしあわせ」と

感じることがよくあり、理由はないけど

絶対大丈夫だという確信がありました。





いまのわたしがずっと過去のわたしを

励ましていたんです。

それを幼少のわたしはしっかりと

感じていました。

きっといまのわたしも未来のわたしが

見守ってくれています。

わたしはしあわせ者です😌🕊





人は1人じゃない。

母を思う気持ち、子が母を思う気持ち

そういうことを思い出させてくれる歌、

「花束を君に💐」でした







追記:きょう、宇多田ヒカルさんの

お母さまの命日なんですね…。

先程、ネットニュース一覧にバンッて

出てきて気づきました。

なんというシンクロニシティ

びっくりました。

たまたま流れてきた歌を聞いて

無性に書きたくなっただけ

だったので。

こういうことがよくあります💦



宇多田ヒカルさんが

「理解できないことを理解すること」

ときょうのX(Twitter)で発信されて

いるとのこと。宇多田ヒカルさんの歌は、

言葉は、たくさんの人の心を癒やします。

ありがとうございます。