〽冥界の世界①



わたしは時折、亡くなった方が夢に

出てきてくれることがあります。



その亡くなった方が冥界の

世界を見せてくれることがあります。

今回は冥界のお話しです。






わたしには幼少期より可愛がって

くれたおじさんがいました。

おじさんといっても血縁はありません。

父の会社の社員です。




そのおじさんは若い頃から重い持病が

あり、結婚はせず、もくもくと

仕事に打ち込み、休みにはパチンコと

競馬、ゲームをするのが趣味でした。

猫がとても好きなおじさんでした。





人付き合いに関しては言葉少なく、

不器用な面もありましたがとても

優しいおじさんでした。

手先も器用でわたしによく

数センチほどの小さな折り鶴を

作ってくれました。





わたしは両親が共働きで忙しくして

いたもので、いつも暇だったので、

絵を描いたり、雲の形を見て物語を

作ったり、プラーナで遊んだり、

長時間昼寝をしたりして

暇をもてあそんでいました。





幼稚園や小学校が終わると

家ではなく一旦、両親の会社に

預けられました。繁忙期には帰りが

遅くなるためお腹をすかせたまま

会社の椅子で寝てしまうことも

よくありました。





おじさんはいつも話し相手になったり、

折り紙を教えてくれたりしていました。

おじさんの実家にもよく連れて帰って

もらい、お祭りやトイザらスにも

連れて行ってもらっていました。





おじさんは一人っ子で結婚もしていな

かったので、おじさんのご両親も

私達を孫のように可愛がってくれて

いつも私達が来るのを楽しみにして

くれていました☺️






わたしが結婚した頃、おじさんが

外出先で転倒し、そのまま意識が

なくなって昏睡状態であると父から話しを

聞きました。おじさんは重い持病が

あったため、予後が悪く、

そのまま最期の時を迎えられました。






それからしばらくして、わたしは

子育てに奮闘していました。

そんなある時、おじさんが夢に出て

きてくれました。





おじさんはまだ父の会社にいました。

生前の元気な頃の姿のまま

父の会社の入口でニコニコしています。




おそらく、まだ現世において

ご自身の人生の総括をしていた最中だっ

たのだと思います。仕事もまじめに

取り組んでいたおじさんでしたから

生前と同じように亡くなられてからも

毎日会社に出勤していたのだと思います。




わたしはおじさんに

「結婚してわたしにそっくりな子どもが

生まれたよ」と近況を報告しました。

おじさんはとても嬉しそうでした。




目が醒めてからも、

おじさんに報告ができたことが嬉しくて

涙が止まりませんでした。






長くなってしまったので

冥界のお話しの続きはまた次回へ☺️