僕はこれといって何の取り柄もない

勉強もスポーツも友人関係も・・・とにかく何もかもが人より劣っている

「ザ・ダメ人間」といっても過言ではない

僕は家から近く学力も自分にあった高校に入学した

そしていつもと同じ時簡に起きて いつもと同じ時間に出発して いつもと同じ時間に・・・

気がつけばもう卒業だ

思えばクラスのみんなは就職や進学のことで頭を悩ます中

僕は父の仕事を次ぐ。。僕には取り柄はないが運は良かった。。

そして僕の

最後の「二学期」は幕を開けた

いつもの通り学校行き

いつもと同じように自分の席へ着いた

しばらくして先生と一緒に女の子が入ってきたのだ

そう・・・この時期特有のレアイベント  「転入生」  だ

その子は少し茶色っぽい髪をして日焼け知らずのとても白くきれいな肌をしていた

転入生「桜木 鈴歌です。 埼玉県から来ました 趣味はピアノと占いです。 少しの間ですがお願いします。」

その子はかるくおじぎをした

気がつけば僕の隣に空白の席があった。 先生はそこに桜木鈴歌を座らせた。

桜木「よろしく。。教科書とかまだそろってないから見せてもらってもいいかな?」

そう小声で僕に話しかけてきた・・

僕「あぁ・・・」

桜木は真夏の太陽のような笑顔をしていた。

少し時間が経ってから僕は自己紹介をした

僕「自己紹介してなかったね。。。僕 飯田守 桜木さん埼玉からきたんだよね

  前の学校と今の学校・・多分違うからさ・・・わかんなかったら聞いて?」

桜木は少し笑いながらうなずいた

そうして二学期の初日は終わった

僕がかえろうとしたとき桜木に止められた

桜木「1・2時間だけでいいから学校・・案内してくれないかな?」

ちょうど暇だった かえってからPCをいじる。それ以外の予定は今日はなかった

飯田「僕たちがつかうような所なら・・案内するからついてきて」

僕は学校のほとんど 説明しながら歩き回った

その間いろいろな話をしていた

きっと他の人から見たら付き合いはじめのカップルのようだったと思う。

少し恥ずかしいけど僕はもう桜木のことが好きだ

自分でも信じられない。 転入生を一目 たった一目見ただけで好きになった。

僕はこの日・・・「一目惚れ」の意味をきちんと理解した

そうして気がつくともう外は暗くなりかけていた・

桜木の提案で一緒にかえることにした

偶然にも同じ方角だったのだ。

帰り道にはスーパーやコンビニ そして公園がある

僕はもう少し桜木の話を聞いていたかった。

途中コンビニによって缶コーヒーと肉まんを買い近くの公園のベンチで二人座って一緒に食べた

そのときにもいろいろ話した。

そして不意に聞いた。

飯田「そういえば家・・・どこらへん? もう暗いし送っていくよ」

しかし桜木は微笑みながら「ないしょー」問いって教えてくれなかった。

強い風が吹いた 一瞬あたりの人の気配が消えた・・・

まるで嵐が来る前のように

少しの間沈黙があった

その沈黙を破ったのは桜木さんのほうだった

桜木「そろそろ帰らないと」

僕は「そうだね・・」問いって桜木さんと一緒に公園を出た

家に帰るはずの桜木さんは僕の家の少し前まできた

不思議だ・・・

僕は学校の誰かと家の近くにくるのが「嫌い」だった

しかし今はうれしかった・・

一緒にいられるのもそうだったし

少し考えると家が近く・・・ということが何よりうれしかった

気がつくと僕の家の前にいた

飯田「家まで送るよ?」

といった しかし

桜木「もう送ってもらったよ? 明日朝一緒にいこうね!」

と言い微笑んでいた。

僕は迷わずうなずいた

桜木「なら七時半に飯田君の家の前ね!」

というと笑いながら桜木さんは隣の家に入っていった・・・