飯田(僕は・・・桜木が好き・・?)
昨晩はそんなことを考えていた・・
というよりそれ以外を考えられなかった
気がついたら朝だ・・
ほとんど寝ていない
緊張と不安と興奮だ・・
不意に時計をみた
時刻は七時丁度を示していた
僕は急いで準備に取りかかり
七時二十分には学校に行く準備をした
少し肌寒い・・
僕はいつものように少し厚手のパーカーを羽織り
勢いよく玄関を開け外に飛び出した。
目の前には制服の上に白いカーディガンをきた桜木さんの姿があった。
思わず見とれてしまうほど美しくきれいだった。
そしていつもの道を通り、いつもの様に学校へ行った。
いつもと違うことといえば
隣に桜木さんがいるということだ。
学校へ着くとクラスメイトが一斉にこちらにやってきてみんなが口をそろえて言い出した
「桜木さんと飯田君は交際している」
・・・と
僕は相手にしなかった
相手にするだけ面倒だ・・
その日の放課後
僕は桜木に勇気を出していってみた
飯田「桜木さん。。。 僕桜木さんに一目惚れしたんだ・・
僕と交際をしてくださいませんか?」
しばらく空白の時間が流れた
飯田(絶対振られたな。。明日からどうしよう)
僕は桜木さんの顔をみれなかった
すると
桜木「私も・・・」
僕は勇気を出して少し顔を上げてみた
すると桜木さんの目に夕日が反射して光っていた。
桜木「私も飯田君のことが好き」
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この日も桜木さんと一緒に帰った
これが僕の人生最初で最後の告白だ
それから毎日、毎日
雨の日も強風の日も
一緒に登下校をした
なんせ家が隣だし
僕の・・・彼女なんだから
まだいってなかったが僕は生徒会に所属していた
一応学校の経済管理の会計長をつとめている。
毎週火曜日は生徒会全員での意見会というなの会議がある。
さすがに女の子を一人で待たせるのは悪いと思い毎回桜木さんには
「先に帰ってて」
というが
桜木さんがそれを守ったことはなかった
だいたい音響室でピアノを演奏していたり
図書室で本を読んだりして待っていてくれた
平均して帰るのは夜六時頃だ。
たまーにもっと遅くなるときもある。
それでも待っていてくれた
次第にクラスメイトも何も言わなくなった
この日も帰りが遅くなって
外はもう真っ暗だった。
でも桜木さんは待っていてくれた
飯田「帰っててよかったのに・・・
ありがとう もう暗いし。。。いこっか」
そういって手を伸ばした
桜木さんはすぐに手を握り校舎を後にした
飯田(この時間がずっと続けばいいのに・・・)
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手をつないだ二人は静かに夜の闇にのまれるように消えていった