日本語アレコレの索引(日々増殖中)【33】
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下記の仲間。
●番外編 パクられた?・引用していただいた記録 【202406更新】
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mixi日記2024年06月11日から
探し物をしていて、なかなかのものを見つけた。
【可能表現の言葉でら抜き言葉になりにくいものの共通点って何でしょうか?】
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===========引用開始
bug********さん
2018/8/9 6:31
2回答
可能表現の言葉でら抜き言葉になりにくいものの共通点って何でしょうか?
例
食べられない/食べれない
===========引用終了
ホニャララ回答。
===========引用開始
快仁21面相さん
2018/8/11 11:12
ら抜き言葉になりにくいもの
<「○○レル」では、「ラ抜き言葉」になる動詞の例>
【レル・ラレルの前が1音の動詞】
....来ラレル/出ラレル/寝ラレル/見ラレル
【レル・ラレルの前が2音の動詞】
....開けラレル/上げラレル/生きラレル/起きラレル/降りラレル/避けラレル
....立てラレル/食べラレル/つけラレル/詰めラレル/分けラレル
【レル・ラレルの前が3音の動詞】
....預けラレル/省みラレル/数えラレル/考えラレル
....試みラレル/信じラレル/任せラレル
判別法
①直接「ない」がつく言葉....................→可能表現は「ラレル」
②直接「ない」がつかず、「ラない」になる言葉→可能表現は「レル」
〔例〕
①「着ない」「変えない」→「着ラレル」「変えラレル」
②「切ラない」「帰ラない」......→「切レル」「帰レル」
〔例〕「掘る」「しゃべる」は、「ない」を付けて否定形にすると、「掘らナイ」「しゃべらナイ」で、②のパターンですから、
○「掘レル」「しゃべレル」
×「掘ラレル」「しゃべラレル」
===========引用終了
何がヒドいって、肝心のところが抜けている。
原文は下記。
伝言板【板外編4】【「ラ抜き言葉」を防ぐ方法】
http://
===========引用開始
可能表現にするときに、レルをつけるべきかラレルをつけるべきかを判断するには、動詞の活用の違いを考える必要があります。正確な説明を試みるとむずかしくなりそうなので、自信がない人は、次のことだけを覚えてください。
可能表現のレル、ラレルのかわりに、否定形の「ない」をつけてみます。
1)直接「ない」がつく言葉 →可能表現はラレル
2)直接「ない」がつかず、「ラない」になる言葉→可能表現はレル
この判定法で、間違いがないはずです。先にあげた例でいうと、「着ない」「変えない」は1)のパターンなので、可能表現は「着ラレル」「変えラレル」になります。「切ラない」「帰ラない」は2)のパターンなので、可能表現は「切レル」「帰レル」です。
「〇〇レル」では「ラ抜き言葉」になる動詞をいくつかあげてみます。すべて、ラレルのかわりに直接「ない」をつけることができるはずです。
〈レル・ラレルの前が1音の動詞〉
来ラレル/出ラレル/寝ラレル/見ラレル
【追加】居れる
〈レル・ラレルの前が2音の動詞〉
開けラレル/上げラレル/生きラレル/起きラレル/降りラレル/避けラレル/
立てラレル/食べラレル/つけラレル/詰めラレル/分けラレル
【追加】浴びラレル/借りラレル/跳ねラレル/やめラレル
〈レル・ラレルの前が3音以上の動詞〉
預けラレル/省みラレル/数えラレル/考えラレル/試みラレル/信じラレル/任せラレル
【追加】整えラレル/調えラレル
この判定法で、「ラ抜き言葉」になるのを防ぐことはできます。
しかし、問題はそれほど単純ではありません。この件に関しては、いろいろな例を考えれば考えるほど自分の語感が信じられなくなってきて、「どうしたらいいのかわからない」というのが正直なところです。
悩みのタネが2つあります。1つ目は、正しいといわれる用法に従ってラレルにすると、語感がヘンになるものがあることです。どの程度ヘンと感じるのかは個人差もあるのでしょうが、〈レル・ラレルの前が1音の動詞〉のほとんどは、ラレルよりもレルのほうがマシな気がします。
〈レル・ラレルの前が2音の動詞〉のなかでは、「食べラレル」「つけラレル」あたりが微妙なところです。
〈レル・ラレルの前が3音以上の動詞〉の場合は、ラレルにしても大丈夫な気がします(厳密にいうと「省みラレル」「試みラレル」は少しヘンに感じますが、この2つはレルでもヘンな感じが残るので、別の理由がありそうです)。
===========引用終了
最大のポイントは、レル・ラレルの前が短い動詞ほど、ラ抜き言葉になりやすい傾向があるってこと。質問に即していうなら、「ら抜き言葉になりにくいものの共通点」は、「レル・ラレルの前が長い動詞」ってこと。もちろん例外はあるけど。
その点にふれないと、質問に対する回答にならない。
ちなみに「掘る」「しゃべる」の話も↑の直後にある。
いったい何をしているのか。