日本語アレコレの索引(日々増殖中)【33】
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mixi日記2024年04月08日から。
辞書をいろいろひいて、何がなんだかわからなくなっている(泣)。
まずひっかかったのは「ぴったり」の品詞は何か、という問題。
このあたりは、カタカナで書くことが多いけど、今回は辞書に合わせてひらがなで書く。
以下、辞書は基本的に『デジタル大辞泉』から。
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===========引用開始
ぴったり の解説
[副](スル)
1 「ぴたり1」に同じ。「窓を—(と)閉める」「横に—(と)寄り添う」
2 「ぴたり3」に同じ。「タバコを—(と)やめる」
3 少しの狂いもなく適合するさま。また、よく合って、いかにもふさわしいさま。「—(と)八時に着く」「—する言葉が出てこない」
[形動]3に同じ。「足に—な靴」
===========引用終了
予想されたことだが、「ぴたり」に通じるところがあるらしい。
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===========引用開始
ぴたり の解説
[副]
1 すきまなく密着しているさま。「先頭に—(と)つく」
2 少しの狂いもないさま。また、うまく適合するさま。「計算が—(と)合う」「意見が—と一致する」
3 急に、完全に止まるさま。また、止めるさま。「—(と)泣きやむ」「酒を—(と)やめる」
===========引用終了
副詞の「ぴたり2」と「ぴったり3」がどう違うか、当方には理解できない。
それが同じなら、副詞に限れば「ぴったり」と「ぴたり」はほぼ同じだろう。
「黙って座ればぴたりと当たる」を「ぴったり」にしくいのは……慣例だろうな。意味的にはできなくはない。
そういうビミョーな話は、分別教のかたにまかせる。
問題は「ぴったり」にだけ形容動詞の働きがあること。
「足にぴったり(と)フィットする靴」
「足にぴたりとフィットする靴」
「足にぴったりな靴」
「足にぴたりな靴」△
ということ。
ここで問題です。
「足にぴったりの靴」は誤用でしょうか。
このテの問題のとき、個人的には「の」を使うことが多い。
「最適{な/の}システム」
はどちらもアリだろうが、個人的には「最適のシステム」を使う。
この場合、「最適な」は(一般的には)形容動詞の活用形。「最適の」は「最適(名詞)+の」だろう。
もちろん、「公平な判断」の場合は「公平の判断」にはしないが、「なぜ」と訊かれたら答えにくい(泣)。
さて、「ぴったり」に名詞の働きがないとすると、「足にぴったりの靴」はどう解釈したらよいのだろうか。
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