下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【33】
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mixi日記2024年02月27日から。
テーマサイトは下記。
【も、でも、にも、にでも、の違いはなんですか? 例えば、 「そのような場合も当てはまります」 「そのよ】
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===========引用開始
質問者:ゲオミニ質問日時:2024/02/14 01:19回答数:6件
も、でも、にも、にでも、の違いはなんですか?
例えば、
「そのような場合も当てはまります」
「そのような場合でも当てはまります」
「そのような場合にも当てはまります」
「そのような場合にでも当てはまります」
といった感じ。
===========引用終了
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No.4
回答者: 1311tobi 回答日時:2024/02/14 20:01
答えだけを書くなら、今回の例文に限れば「同じようなものです」かね。
助詞の話は、いろいろな例文を比べて考える必要があるので、ただでさえメンドーです。例文がかわると事情がかわることも多々あります。それを4つも比較してビミョーな違いを説明するのは、かなりの難物です。
ネットで閲覧できる国語辞典をベースに、ごく基本的なことを書きます。
それ以上のことをお知りになりたければ、文法辞典などをひくなりしてお調べください。
1)そのような場合ニあてはまります
このシンプルな形を例文1)にし、「原形」と考えます。「ニ」は「ガ」でもいいのかもしれませんが、ガだと以下の場合にはあてはまりにくい感じです。
2)そのような場合モ当てはまります
まず辞書をひきます。以下、辞書はすべて『デジタル大辞泉』です。
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〈1 ある事柄を挙げ、同様の事柄が他にある意を表す。…もまた。「国語—好きだ」「ぼく—知らない」〉でよいでしょう。
3)そのような場合デモ当てはまります
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〈【1】《格助詞「で」+係助詞「も」》…においても。「これはあの店—売っている」〉でよいでしょう。
2)との違いは、〈…においても〉ですから、少しく格式ばっていますかね。
今回の例文の場合はモでもデモでも同じように使えますが、いつでも同じように使えるわけではありません。辞書の例文をモにかえた「これはあの店モ売っている」は少し不自然でしょう(文脈によってはOKですかね)。
これは「これはあの店デ売っている」にモが加わっていると考えるのが素直だからでは。
「原形」は「場合ニ」で、「場合デ」ではありません。そう考えると、〈3)そのような場合デモ当てはまります〉はほんの少しだけ不自然なのかもしれません。
4)そのような場合ニモ当てはまります
「原形」にモを加えた形です。このモは上で見た〈1 ある事柄を挙げ、同様の事柄が他にある意を表す。…もまた。〉と同様でしょう。
〈2)そのような場合モ当てはまります〉に一番近いかもしれません。
ほかニあてはまる場合があり、この場合ニモあてはまる……ということでしょう。
5)そのような場合ニデモ当てはまります
「原形」にデモを加えた形です。
デモの意味は〈【1】《格助詞「で」+係助詞「も」》…においても。「これはあの店—売っている」〉でしょう。ただ、デモを「…においても」に置きかえると「そのような場合ニニオイテモ当てはまります」とニが重複します。
ということは、ニデモもほんの少しクドい表現なのかもしれません。
少しは参考になりましたか。
繰り返しますが、助詞の話はメンドーです。
教えてgooのような質問サイトでもたびたび助詞に関する質問を見ますが、スッキリする回答が出ることはめったにありません。
なかには常識的な文法とはかけ離れた難解な回答をする人もいて、質問者が混乱するだけのことも。質問者を無視して難解な議論が始まったりすと、質問者が気の毒になります。
助詞の話のいろいろは下記あたりをご参照ください。ひとつひとつの話がとってもメンドーなことがわかるはずです。
【助詞に関する話 助詞の話】
https:/
教えてgooだと、下記あたりは数少ないわかりやすい例かもしれません。
【「~も」「~をも」の違い】
https:/
【助詞「は」「に」の使い分け】
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