下記の仲間。
【マンガ関連なんでもかんでも】 お品書き【2】
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mixi日記2024年01月30日から。
マンガ関連の話なのか、ドラマ関連の話なのか。
前クールに放映された『セクシー田中さん』の原作者(やはりこの書き方しかないのだろうか)が急死した。状況から考えると自殺らしい。原作自体は未完で終了ということになる。
ドラマは見ていたが、さほど異和感はなかった。原作者によると、かなりディープなテーマを内包していたが、そういうのは全部カットして、軽いラブコメに仕立てられていた。
そんなに大きなモメゴトになったという噂は聞かなかったけど……。
Xでも諸説が流れている。
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日テレのドラマが原作者ともめるのはよく目にする。
近いところでは、同じ日曜22時半放送のドラマ「城塚翡翠」シリーズ(2022年10月期)もヒドかった。いったい何が起こったのか、ドラマの前半と後半で内容がガラリとかわった。前半はシリアスなミステリーで、後半はコメディミステリー?に。
もう少し遡るなら、『おせん』(2008年4月期)。
これはあまりにも悲惨でかなり話題になった。詳しいことはあまり書きたくないので、ウイキを引用する。このテの話の場合。ウイキの情報は基本的に信用できる。
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原作者であるきくちは、このドラマを見た際「原作とのあまりの相違にショックを受けたために創作活動をおこなえない」として連載を突如告知なしで中断した。作者本人はこれについて、作品とは作者にとって子供のようなもので、その子供が嫁に行き、「幸せになれるものと思っていたら、それが実は身売りだった」と語っている[3]。それに関係してか、最終話ではそれまでの「原作」表記ではなく「原案」表記に変わっている。
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28【連載再開の『おせん』がジャニーズを真っ向批判!?】2月02日
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ちなみに、『セクシー田中さん』のプロデューサー・三上絵里子さんは『おせん』のプロデューサーでもある。
『セクシー田中さん』の脚本担当の相沢友子さんは「城塚翡翠」シリーズの脚本家でもある。このほか『ミステリーという勿れ』関連でも炎上したらしい。
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※申し訳ない。相沢友子さんは「城塚翡翠」シリーズとは無関係のよう。
原作者の相沢沙呼さんが一部の脚本を書いたので混線している。
このあたりは下記が詳しい。うーむ。他局も似たり寄ったりか。
【日テレ「セクシー田中さん」だけではない…意外と多いテレビ局と原作者のトラブル、「海猿」は未だ二次使用できず、「のだめ」で揉めたTBS】
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【清原果耶主演ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』、脚本家が降板していた? 異例トラブルのウラ側】
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いろいろニュースが飛び交っているが、「城塚翡翠」シリーズの作者・相沢沙呼さんの下記のコメントは重い。
【作家・相沢沙呼氏 芦原妃名子さん急死に「どうしても他人事には思えず、想起することも多々あります」】
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そして、30日には、「色々と、言いたいことはたくさんある……。本当に本当に……。しかし複雑すぎて言葉にできない……。」とつづり、続けて「約束通りにしてもらうこと、原作を護るためにしたこと、そうした諸々の奮闘が『揉めてる』『口出し』『我が儘』みたいに悪く表現されたときが凄く哀しかったし、契約の縛りで実際になにがあったのかを言えないのは本当にしんどくて、自分が悪者になったような気持ちに陥ったのを思い出しました」、「そうした状況では、身近な人達や読者さんの声に凄く支えていただきました。出版社さんは、作家が自ら声を上げなくてはならない状況を作らないように、もう少し作家さんに寄り添ってほしいと思う……」と連続で投稿した。
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原作者の「わがまま」か否かは、部外者にはわかりようもない。
〈契約の縛りで実際になにがあったのかを言えないのは本当にしんどくて〉……そういうことをなさるのね。
ただ、フツーに考えればドラマ制作サイドが強引だったのでは。原作者のSNSでのコメントに対して辛辣な誹謗中傷がなかったことを祈る。
そもそも、連載途中の作品を実写化するのは危険を伴う。こだわりの強い原作者の場合はとくに。
実写化に伴って、キャラなどを大きくかえることはさほど珍しくない(はず)。
少し前の『イチケイのカラス』(2021年4月期)は、原作では主人公は坂間真平。入間みちおは目立たない脇役だった。
ドラマでは入間みちおが主人公で、坂間真平は女性になっていた。
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原作漫画では主人公は特例判事補の坂間真平であるが、テレビドラマ化するにあたり、原作者了承のもと、原作漫画で脇役であった入間みちおを主人公に据え、小太りでメガネをかけた中年裁判官という風貌をおしゃれ髭を生やすイケメン裁判官に変更し、坂間真平も女性の坂間千鶴に人物設定が変更されたうえ、物語が再構築されている[3]。
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原作者が快く「了承」したのか、渋々「了承」したのかはわからない。主人公が交代するのはかなり大胆なアレンジで、記憶にない。エピソードも原作から離れていたような。
あと、記憶に残るのは『カバチタレ』(2001年1月期)。
これも主人公&主要人物が原作の男性から女性に性転換していた。
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原作漫画の主人公の田村勝弘と栄田千春がドラマでは女性に置き換えられ、物語の舞台が広島から東京に変わっている。登場人物の変更のほか、ドラマのオリジナルキャラクターも多い。
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モメゴトがなかったのか、単に表面化しなかったのかは不明。
でもフツーに考えればどちらが強引に押し切るのかは誰でも想像できるはず。
こういうことになると、マンガ家の立場は決して強いものではない(大御所になれば話は別だろうが)。基本的にフリーランスの個人だからね。
『セクシー田中さん』作者・芦原妃名子さん死去 漫画家仲間が心痛…赤松健「あってはならない事が起こってしまった」
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日本テレビ系で昨年10月クールに放送された、連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことが29日に報じられ、漫画家たちが自身のSNSを更新した、
【写真】木南晴夏主演で実写化…妖艶なベリーダンサー姿
芦原さんは26日、ドラマ『セクシー田中さん』について「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯を長文で投稿していた。文章は小学館と事実確認したとするもので、自身の作品に込めた思いや、ドラマ制作前に提示していたとする条件、その後の局側とのやりとりなどを長文でつづっていた。
その中での訃報に『のだめカンタービレ』作者・二ノ宮知子氏はXで「辛い…。辛すぎる」とし、「自分の作品を一番大事に思っているのは自分なんだと号泣した日の事を思い出して、また涙が止まらない」「今、誰かを責めようとしてる人たち。もう本当にやめて欲しい」と心痛。
参議院議員で『ラブひな』などで知られる赤松健氏も「あってはならない事が起こってしまった。漫画や小説のメディアミックス企画(アニメ化やドラマ化)では、昔から頻繁に「原作者の望まない独自展開やキャラ変更」などが問題になってきた。もっとも近年は「原作者へのまめな報告や根回し」が行われるようになり、昔のような「原作者が協力を拒否して(オリジナル企画へと)タイトル変更」などというような事は少なくなってきたと思う。特にここ数年は「原作そのまま(アングルなども漫画そのまま)」でアニメ化ドラマ化する傾向が強まり、原作ファンからの不満も相当減ってきている印象だ」ときっぱり。
「しかし、それでもまだまだ「(原作者への)事前説明の徹底」と「二次使用に関する契約書」の詰めが甘いということだ。この2点は主に出版社と制作側(製作委員会など)側の問題だが、原作者側でも「事前の説明で納得がいかなかったり、後から約束と違うようなことがあった場合の相談場所やその知識」が必要になってくると考える」。
「また、脚本家がオリジナリティを発揮できない(やり甲斐が少ない)ことも創作の職業としては問題で、ここにどう折り合いをつけていくのか、業界団体(や場合によっては議員チーム)で検討する組織体を作るべきだ。そして今回に関しては、脚本家を責める流れになってはならない」と伝えた。
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■日本テレビコメント全文
芦原妃名子さんの訃報に接し、
哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。
2023年10月期の日曜ドラマ「セクシー田中さん」につきまして
日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら
脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。
本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております。
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