広辞苑無料検索 って知ってますか 〈12〉「人」と「名」の使い分け  | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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【広辞苑無料検索 って知ってますか 〈1〉~ 〈11〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12473659322.html

 テーマサイトは下記。
【「~人」と「~名」の使い分け】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12977329.html

 念仏質問のなかで海賊版の違法辞書が引用されている。
 この記述も相当ヘン。

〈●人を見て法(ほう)を説(と)け〉は〔接尾〕の用法なんだろうか。 
 ※これは違法辞書もホニャララな気がするけど、それ以上に引用者が●●ってことだろう。

「名」のほうの例文は〈「一学級五〇名」〉。
 もしこれが本当なら。〔接尾〕の「名」は古い用例がない相当新しい用法になる。日国は、文献で確認できる一番古い用例をあげているじゃなかったかなぁ。違ったか? そのせいで現代語での用法がわからなくて困ることが多々ある。
※「凡例」を確認すると、「(イ)その語、または語釈を分けた場合は、その意味・用法について、もっとも古いと思われるもの」とある。


 コトバンクをひく。
https://kotobank.jp/word/%E5%90%8D-586865
===========引用開始
精選版 日本国語大辞典「名」の解説

めい【名】
[1] 〘名〙
① 人や物につけて、他と区別するための名前。名目。名(な)。〔管子‐心術・上〕
② =めいか(名家)④
※李陵(1943)〈中島敦〉二「博く儒士法、名諸家の説にも通じてゐたが」
[2] 〘接尾〙 人数を数えるのに用いる。
※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「局員四十有余名と言やア大層のやうだけれども」 〔荘子‐則陽〕
===========引用終了
 末尾の〈 〔荘子‐則陽〕〉の意味が不明(『荘子』にも用例があるって意味かな)だけど、とりあえず古い文学作品に用例があることがわかる。

※「凡例」を確認すると、「(ロ)漢籍および漢訳仏典の用例は、末尾へ入れる。」とある。
 意味不明の海賊辞書を孫引きして疑問をもたない念仏質問ってさぁ……。

 


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