下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【26】
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mixi日記2021年08月16日から
下記の質問板にリンクが張られていた。
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【「頂く」と「戴く」の意味と使い方とは? 【ビジネス用語】】
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「頂く」と「戴く」の違い。
これは分別教の話だろうね。
明らかな「違い」といえそうなのは1点だけ。「戴く」は常用漢字音訓表外なので、使わないほうが無難。ちなみに、常用漢字に入ってはいるが、読みは「タイ」だけ。「戴冠」「頂戴」以外にどんな熟語があるのだろう。「奉戴」とか「拝戴」とかは見たことがない。
ちょっとやっかいなのは、補助動詞としての用法。
「~を下さい」「してください」などと同様に、補助動詞として使うときは、ひらがなで書くのが一般的。個人的は、こんなまぎらわしいのはひらがなにするべきだと思う。漢字1文字で「いただ」と3文字に相当するのもイヤ。
【53定番の質問──「~してください」「~して下さい」の使い分け】
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で、問題のサイトの全文は末尾に。
書き手は言葉の専門家ではなく、単なるWEBライター。よっぽどネタがなくて、コピペででっち上げたのだろうか……と考えながら読んだら内容はそう悪くない。(←オイ!)
「ご存知でしょうか」はやめてほしいけど、まあいいだろう。
〈「戴」は常用外漢字である〉……だから違うって。
〈「頂く」よりも「戴く」の方がより重々しく、うやうやしいニュアンスがあるのが分かります〉……ニュアンスで使い分けをすすめるのはやめませんか。たいていの場合、主観の押し付けでしかないんだから。まぁ分別教徒はこんなもんか。
以上のことは実はたいした問題とは思わない。こんな文章はゴロゴロ転がっている。最大の問題はさあ。
===========引用開始
■「頂く」「戴く」「いただく」の例文
頂く
「先輩からお土産を頂いた」
「課長に夕食をご馳走して頂いた」
戴く(ありがたく受けるイメージ)
「社長賞を戴き、光栄に存じます」
「著名人からサインを戴きました」
いただく(補助動詞)
「総会に出席いただきまして、誠にありがとうございます」
「お褒めの言葉をいただき、大変うれしく思います」
===========引用終了
補助動詞のときは「いただく」だよね。じゃあ「ご馳走して頂いた」はなぜ漢字なの?
ここを間違うと、「この書き手は補助動詞が何かまったくわかっていない」ってことになり、話が根底からおかしくなる。すべてが台なしのちゃぶ台返しになる。
「お褒めの言葉をいただき」は補助動詞なのか?
そこそこ書けているだけにもったいない。
ついでに書くと、「出席いただきまして」はいわゆるゴ抜き言葉。例文としてあげるのはやめておいたほうがいい。
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===========引用開始
[35] tobirisu
2019年02月20日 22:22
設定
ふと気がつくと、「ゴ抜き言葉」がけっこう浸透しているらしい。
簡単に説明すると、「確認してくれ」を丁寧に言うと一般的なのは下記のふたつ(尊敬語)。
「確認してください」
「ご確認(になって)ください」(「になって」は通常省略する)
同じような表現が「確認してもらう」を謙譲語にした(謙譲語)。
「確認していただく」
「ご確認(になって)いただく」(「になって」は通常省略する)
この形の「ゴ」を抜いた「(を)確認ください」「(を)確認いただく」の類いの表現が増えている気がする。
ひと昔前なら、「そんなものは誤用」と考えることもできた。ここまで使用例が増えると、そんな断定は危険な気がしてくる。
【”を確認ください”】の検索結果。Chrome。約 144,000 件
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===========引用終了
リンク先を確認して唖然とする。
約 78,800,000 件。この数年で約500倍に! 急増している。
……と思いきや。実数は117件。この格差もすごいなぁ。
ブログのエントリーなら下記かな。
【微妙な「お/ご~」の例〈2〉】
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===========引用開始
「頂く」と「戴く」の意味と使い方とは? 【ビジネス用語】
2018/03/28 08:00
著者:CHIGAKO
ビジネスメールなどで使うことが多い「頂く」「戴く」という言葉。両者の正しい使い方をご存知でしょうか。そこで今回は、「頂く」と「戴く」の違いや例文に加え、ひらがなの「いただく」の使い方についても調べてみました。
「頂く」と「戴く」の意味と使い方とは?
■「頂く」「戴く」の意味
「頂く」を辞書で調べてみると、「頂く/戴く」というように表記されていることが多く、両者がほぼ同じ意味であることがわかります。主な意味としては、「頭の上にのせる」「もらうの謙譲語(目上の人から金品をもらうことや恩恵となるような動作を受けることを、受け手を低めていう言い方)」「食べる・飲むの謙譲語」などです。また、補助動詞として使う場合には、「動作を受ける意(ほめて-)」「動作をしてもらう意(お待ち-)」「動作についての許しを願う謙譲表現(待たせて-)」として用いられます。
■「頂く」と「戴く」の違い
両者の違いは、「頂」が常用漢字であるのに対し、「戴」は常用外漢字であるということにあります。よって、常用漢字を用いるとされている教科書や公文書などで、「戴く」が使われることはありません。ビジネスシーンにおける文書などでも、常用漢字である「頂く」を使うようにし、基本的には「戴く」は使わないようにしましょう。
では、「戴く」はどんな時に使うのか。「戴」という漢字一文字について調べてみたところ、「頭の上にのせる」「うやうやしく上にささげて持つ」という意味を持っており、即位する際に王冠を頭にのせる「戴冠」や、つつしんでいただく「奉戴」といった言葉に使われています。一方「頂」は、「物の一番高いところ」という意味を持ち、「山頂」「頂点」などの言葉に使われています。このことから、「頂く」よりも「戴く」の方がより重々しく、うやうやしいニュアンスがあるのが分かります。
よって、相手が自分よりも非常に上でかしこまるような場合には、"あえて「戴く」を使う"ことで敬意を強調するという使い方が好ましいと考えられます。とは言え、「戴く」は常用外漢字ですから、あくまでも個人的なメールやお礼状などでの使用にとどめた方が良いでしょう。
ひらがな表記の「いただく」
「頂く」「戴く」の意味には、補助動詞としての役割も記載されていましたが、具体的な例文をあげると、「先輩に仕事を教えていただいた」「ご足労いただきまして」となります。この例文を見て「いただく」がひらがな表記になっていることにお気づきでしょうか。内閣告示の「常用漢字表」では、「いただく」の使い方について以下のとおり示されています。
頂く 「物をもらう」という意味で用いるとき
いただく 「~していただく」のような用法のとき
このように、補助動詞の場合には「ひらがな」で表記するのが好ましいとされていますので、覚えておきましょう。
ひらがな表記の「いただく」には、もうひとつの使い方があります。補助動詞に限らず、文章の中で漢字ばかりが並んでしまう場合や、文章が硬くなるのを避けたい場合には、このひらがな表記の「いただく」をあえて用いると良いでしょう。文章を見やすくしたり、柔らかいイメージにすることができますので、状況にあわせて使い分けましょう。
■「頂く」「戴く」「いただく」の例文
頂く
「先輩からお土産を頂いた」
「課長に夕食をご馳走して頂いた」
戴く(ありがたく受けるイメージ)
「社長賞を戴き、光栄に存じます」
「著名人からサインを戴きました」
いただく(補助動詞)
「総会に出席いただきまして、誠にありがとうございます」
「お褒めの言葉をいただき、大変うれしく思います」
今回は、「頂く」「戴く」の使い方に加え、ひらがな表記の「いただく」についてもご紹介しました。相手との関係性や状況に合わせて、上手に使い分けるようにしましょう。
===========引用終了
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とってもうれしいです。
※やはり「うれしいです」は美しくない。
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