デとニ 「定時で」と「定時に」goo | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。

 下記の仲間。 

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【23】 

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975055968&owner_id=5019671 

 

mixi日記2020年07月29日から 

 

 下記の仲間。 

●助詞に関する話 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3159.html 

 

 テーマサイトは下記。 

【日本語の質問です】2020/07/27 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11792683.html 

 

 こういう微妙な問題を、たった1行で質問するのか。たしか質問者は日本語学習者。こんな訊き方で、まともな回答がもらえると考えるのは……。まぁ、ウカツにこういう質問をするとこういうことになる、という好例かも。 

 同様の問題で、下記もある。いったなんの話をしてるんだか。 

【1】【格助詞「に」と「で」の意義の相違について。】 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11786373.html 

 

 一方は下記のように主張する。 

●格助詞「に」は空間的・時間的な位置付けの認識を表わし、「で」は手段・方法の認識を表わす 

 もう一方は 

●格助詞「に」の本質的意義は「着点を表わす」、格助詞「で」の本質的意義は「状況(環境)や成立条件を表わす」 

 としている。どちらが正確なのか当方にはわからない。どちらもこれだけではなんのことかわからない。 

 とくに「空間的・時間的な位置付けの認識を表わ」す、って意味不明。「手段・方法の認識を表わす」って、この場合の「で」は「手段・方法」ではないだろう。日本語ではない言語で書いているようなので、真意は不明。 

 ちなみに、当方は格助詞「に」の働きは下記の3つ&特殊用法(先生に電話をもらう)ぐらいに考えている。やはり「時を表わす」も別記するべきなんだろうか。 

 こうしてズルズルと増えていく。「本質的意義」への道は果てしない……。 

https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12162885042.html 

 

 この2人は下記でも本題と無関係の定義ごっこを延々と繰り返し、質問をグチャグチャにしている。単なる迷惑行為だろう。 

【「洗濯に」と「洗濯しに」の違いを教えて下さい】 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11698966.html 

 

 今回は、庭先生が登場してNo.9のコメントで2人まとめて一刀両断している。 

===========引用開始 

No.3の回答の、 

 

   格助詞「で」は手段・方法の認識を表わします。 

   「定時で」は、「定時で帰ります。」のように、「定時」を動詞「帰る」の 

   手段・方法として捉え表現しています。 

 

という説明では、以上述べたような「時点の名詞+で」の用法がまったくとらえられておらず、「×定時で行く」と言わない理由が説明できません。 

No.6も同様。  

===========引用終了 

 

 これに対して本質坊主が反論するが、指摘も例文も論旨も何から何までメチャクチャなので、まったく反論になっていない。 

 庭先生の考えは下記のとおり。 

===========引用開始 

「定時で/に」でもいいのですが、具体的な時間を示す名詞のほうがわかりやすいので、「5時で/に」を使います。 

 

[1]「時点を示す名詞+に 動詞」は、その動作が行われる(た)時刻を示します。 

    5時に帰る  5時に行った  5時に会を始めた 

 

よく使われる、ごくふつうの言い方です。 

 

[2]それに対して、「時点を示す名詞+で 動詞」は非常に限られた動詞しか使えません。 

    5時で帰る  5時で終わる  5時で閉める・締め切る 

    ×5時で行く  ×5時で会を始めた  

===========引用終了 

  

 そうか。すばらしい。 

 これは〈日本語教師にとっても、常識的な知識と言っていい〉らしい。無知は悲しい(泣)。 

 それに反論するにはそれなりの論理をもってこないと無理でしょうね。いくら念仏を唱えてもムダ。 

 まぁ、「非常に限られた動詞」をどう考えるのかって問題は残りそうだけど、それは大したことではない。 

 

 庭先生が退場したあとに、もう1人が何やら書き始めた。 

 そのあたりのことを某所で書いたら、「見てはいけない」と叱られた。 

 この雰囲気はあれだ。 

 ホニャララに興味を示す子供に、母親が慌てて両手で目隠しをする。 

 ゴメンナサイ、オカーサン。 

 知りたいことはわかったので、もういいです。 

 

【追記】 

 オカーサンの教えにさからって、怖いもの見たさでのぞいてみた。 

 想像以上にすごいものがある。 

 驚いたのは、No.16のコメント。 

〈端的に言うと、このお二人のご回答は、どちらも、一長一短といった印象を受けます〉か。これはかなりの上から目線で、常人にはなかなか書けないよ。 

 そりゃ、わけのわからないことをエンエンとウダウダ書いているのを見れば「メホニャハナホニャ」と思うことはある。でもこの場合は一方は庭先生よ。しかも〈日本語教師にとっても、常識的な知識と言っていい〉ことを書いているのに……。よほどの上級者なんでしょうね。 

 こんな書き方をされたら、本質坊主は黙ってちゃいない。例によって念仏コメント炸裂(笑)。相変わらずメチャクチャ。 

 No.20にもおもしろいコメントがある。 

===========引用開始 

nwsaburoo氏(#3さん)は、《「時点を示す名詞+で」》について述べておられるし、質問の内容に純粋に寄り添った適切な回答になっています。 

アスナロウさんの挙げた例文は、どちらも《「時間(期間)を示す名詞+で」》でしょう。 

アルプスを5日間【で】踏破する。 

家ぐらい、10日間【で】建ててみせる。 

===========引用終了 

 おっしゃるとおりだろう。でも「一長一短」なんだろうね。ところで、nwsaburoo氏(#3さん)なのか? 

 両者の読解力の差がうかがえる。 

 本質ばかりツイキュウしようとして基本的なことがわかっていない相手に、何を書いてもムダだって。 

 フツーの日本語の文法は、SF文法とは違うんだから。

 

【20210502追記】

 

 ところで、本題とは違う話ですが……。
 下記のコメントはどういうことなのでしょうか。
【に 格助詞】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12323613.html
===========引用開始
「に」の本質的意義は、大辞林にあるように、
【動作・作用を時間的・空間的に位置付けたり範囲を示したりする】
というものです。 
===========引用終了

 執拗に〈「着点」を表す〉と繰り返していた気がするのですが???

 

 

 

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