下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【23】
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mixi日記2020年06月16日から
テーマサイトは下記。
【「洗濯に」と「洗濯しに」の違いを教えて下さい。】2020/06/11
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===========引用開始
「洗濯に」と「洗濯しに」の違いを教えて下さい。
桃太郎の話を検索すると、殆どが「おばあさんは川へ洗濯に行きました」と書かれてありました。
「洗濯に行きました」と「洗濯しに行きました」の意味はほぼ同じだと思いますが、この2つの違いを文法的に説明する事は出来るのでしょうか。
もしかしたら正解の無い質問かもしれませんが、ご回答宜しくお願いします。
===========引用終了
毎度おなじみのかたがたが、質問の本題から離れて延々と……。
質問者は理解できるのでしょうか。当方は何度読んでもわかりません。よほど上級者同士なんでしょうね(笑)。
とりあえずお一人は「質問者さんのご迷惑にもなりましょうから、このスレでの解説は以上とさせていただきます」とのことなので、質問と無関係な問答はおさまるでしょう。ということで、コメントいたします。
むずかしい話はさておき、国語辞典をひけばかなりの部分は理解できるはずです。
どの辞書も似たようなものなので、手軽なところでgoo辞書を見ます。
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全文は下記に。
ご質問は、格助詞のニの話でしょう。
できるだけ簡単に書きます。助詞はいろいろな働きがあるので、厳密に考えるとキリがありません。
辞書に〈[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。〉とあります。
「洗濯に」の場合は、ニは名詞についています。
「洗濯しに」の場合は「洗濯する」という動詞の連用形についています。
もうひとつついでに「洗濯をしに」という形もあるます。(洗濯を)「する」の連用形についています。
このように、文法的に見れば、品詞や接続のしかたが違います。
意味は〈5 動作・作用の目的を表す。「見舞いに行く」「迎えに行く」〉でいいでしょう。
↑の3つは、ほとんど同じでしょうね。もし違いがあるのなら教えてほしいと思います。
ニュアンスに微妙な違いがあるかもしれませんが、そんなことにこだわっても何もいいことはありません。
では、〈桃太郎の話を検索すると、殆どが「おばあさんは川へ洗濯に行きました」と書かれて〉いたのはなぜなのでしょうか。
それはおそらく原文というか、古くから伝わるお話がそういう形のものが多いからでしょう。
それがなぜか、ということなると、相当感覚的な話なので、少し強引な書き方が必要になります。
当方はこういう質問に答えるとき、できるだけ自分の主観は抑えることにしていますが、これは主観を交えます。
「おばあさんは川へ洗濯に行きました」の前の部分をいい加減な記憶で補います。
昔々、あるところにおじいさんおばあさんが住んでいました。
1)ある日のこと、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
ぐらいなのでは。1)の文を↑のように書きかえてみます。
2)ある日のこと、おじいさんは山へ柴刈りしに、おばあさんは川へ洗濯しに行きました。
3)ある日のこと、おじいさんは山へ柴刈りをしに、おばあさんは川へ洗濯をしに行きました。
おばあさんの「洗濯」を書きかえるなら、おじいさんの行動も書きかえるべきでしょう。
その結果、語呂が決定的に悪くなっています。それは単なる主観だろ、と言う人もいるかもしれませんね。
でも、個人的には2)も3)も相当イヤ。わざわざこんな形にする意味がわかりません。
文法的には間違っていなくても、物語としては……。実際そう感じる人が多いから1)の書き方が主流になっているのでは。
ちなみに助詞に関してこういうところで質問しても、まともな回答はめったに得られないようです。同じような話がウンザリするほど繰り返されていますが……。
まずご自身で辞書をひくか、もっとしりたければ文法書を調べることをおすすめします。
参考サイト【助詞に関する話】
http://
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===========引用開始
に の解説
[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時に間に合わせる」「紙上に発表する」
「熟田津 (にきたつ) ―舟 (ふな) 乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」〈万・八〉
「二十一日、卯 (う) の時ばかり―船出 (い) だす」〈土佐〉
2 人・事物の存在や出現する場所を表す。「庭に池がある」「右に見えるのが国会議事堂です」
3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家に着く」「東に向かう」
「蟻のごとくに集まりて、東西―急ぎ、南北―走 (わし) る」〈徒然・七四〉
4 動作・作用・変化の結果を表す。「危篤に陥る」「水泡に帰する」
「青葉―なり行くまで、よろづにただ心をのみぞ悩ます」〈徒然・一九〉
5 動作・作用の目的を表す。「見舞いに行く」「迎えに行く」
「白馬 (あをうま) 見―とて里人は車清げにしたてて見―行く」〈枕・三〉
6 動作・作用の行われる対象・相手を表す。「人によくかみつく犬」「友人に伝える」
「人―若菜給ひける御歌」〈古今・春上・詞書〉
7 動作・作用の原因・理由・きっかけとなるものを示す。…のために。…によって。「あまりのうれしさに泣き出す」「退職金をもとでに商売を始める」
「春の野に若菜摘まむと来 (こ) しものを散りかふ花―道はまどひぬ」〈古今・春下〉
8 動作・作用の行われ方、その状態のあり方を表す。「直角に交わる」「会わずに帰る」
「桐の木の花、紫―咲きたるはなほをかしきに」〈枕・三七〉
9 資格を表す。…として。「委員に君を推す」
「はじめより我はと思ひあがり給へる御方々、(桐壺ノ更衣ヲ)めざましきもの―おとしめそねみ給ふ」〈源・桐壺〉
10 受け身・使役の相手・対象を表す。「犬にかまれた」「巣箱を子供たちに作らせる」
「ありがたきもの、舅 (しうと) ―ほめらるる婿」〈枕・七五〉
11 比較・割合の基準や、比較の対象を表す。「君に似ている」「一日に三回服用する」
「御袴着 (はかまぎ) のこと、一の宮の奉りし―劣らず」〈源・桐壺〉
12 (場所を示す用法から転じて、多く「には」の形で)敬意の対象を表す。「博士には古稀 (こき) の祝いを迎えられた」「先生にはいかがお過ごしですか」
「うへ―も聞こしめして渡りおはしましたり」〈枕・九〉
13 (動詞・形容詞を重ねて)強意を表す。「騒ぎに騒ぐ」
「風いたう吹き、海の面 (おもて) ただあし―あしうなるに」〈枕・三〇六〉
14 「思う」「聞く」「見る」「知る」などの動詞に付いて状態・内容を表す。
「この継母の有様をあたらしきもの―思ひて」〈源・帚木〉
15 比喩 (ひゆ) の意を表す。
「逢坂をうち出でて見れば近江の海白木綿花 (しらゆふはな) ―波立ち渡る」〈万・三二三八〉
[接助]活用語の連体形に付く。
1 あとの叙述の前置きとして続ける意を表す。…と。…ところ。「考えてみるに庶民のための政治は当分望めそうにない」「こともあろうに警官にけんかを売るとは」
「あやしがりて寄りて見る―、筒の中光りたり」〈竹取〉
2 理由・原因を表す。…ので。…だから。
「渡し守、はや舟に乗れ、日も暮れぬと言ふ―、乗りて渡らむとするに」〈伊勢・九〉
3 逆接の確定条件を表す。…けれども。…のに。…だが。
「日中の照りに乾いて、きょうは道が好かった―、小庭の苔はまだ濡れている」〈鴎外・蛇〉
「よろしうよみたりと思ふ歌を人のもとにやりたる―、返しせぬ」〈枕・二五〉
4 添加・並列を表す。…のに加えて。…の上にさらに。
「旅の空を思ひやるだにいとあはれなる―、人の心もいと頼もしげには見えずなむありける」〈かげろふ・上〉
[補説]接続助詞「に」は、用言の連体形に付く格助詞「に」から転じたもので、1は口語では多く「要するに」「こともあろうに」などの慣用的表現として用いられる。
[終助]
1 《上代語》活用語の未然形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
「ひさかたの天路 (あまぢ) は遠しなほなほに家に帰りて業 (なり) をしまさ―」〈万・八〇一〉
2 《近世語》活用語の終止形に付く。軽く注意を促したり、とがめたりする意を表す。…のにな。…のだぜ。
「飯をたいたら、かゆになってしまうわな。米をたくといへばいい―」〈滑・膝栗毛・初〉
[並助]並列・列挙・添加・取り合わせを表す。「バターにチーズに牛乳」「月にむら雲、花に嵐」
「有識 (いうそく) ―公事 (くじ) のかた、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ」〈徒然・一〉
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