「バカが。」、「ボケが。」、「アホが。」などの「が」について 教えて!goo 辞書 | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【20】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964513447&owner_id=5019671 

mixi日記2018年04月13日から 

 テーマサイトは下記。 
【「バカが。」、「ボケが。」、「アホが。」などの「が」について】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10428625.html 


===========引用開始 
外国人です。漫画を読んだとき、時々「バカが。」、「ボケが。」、「アホが。」などのセリフが出ってくるんでしょう? 

1. この「が」は、終助詞ですか?格助詞ですか? 
2. この「が」は、具体的にどういう意味なんでしょうか? 
3. このような文型(体言+が。)は、罵倒するためにしか使わないでしょうか?If not, 例文を見せていただけますか? 

どうか教えてください。 
===========引用終了 

 一般的な考え方をするなら、終助詞ですかね。 
https://kotobank.jp/word/が-456340#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 
===========引用開始 
デジタル大辞泉の解説 

【三】[終助] 
1 言いさしの形で用いる。 
㋐ある事柄の実現することを願う意を表す。「この風がやめばいいが」 
㋑はっきり言うのをためらう意を表す。「こちらのほうがよろしいと思いますが」 
「なるほどさう聞きや、おまへのがほんまにもっともらしい―」〈滑・浮世風呂・二〉 
㋒不審の意を表す。「おかしいな、八時に集合のはずだが」 
2 (多く体言や体言の下にののしる意の接尾語「め」を伴ったものに付いて)ののしりの感情を強める。「このあほうめが」「あいつめが」  
===========引用終了 

 これの〈(多く体言や体言の下にののしる意の接尾語「め」を伴ったものに付いて)ののしりの感情を強める。「このあほうめが」「あいつめが」〉でしょう。質問の例文の場合は「め」が省略されています。↑の『大辞林』のほうを見ます。 
===========引用開始 
三 ( 終助 ) 
③ ののしる気持ちを表す。名詞を受ける。 「この大馬鹿ものめ-」  
===========引用終了 
『大辞泉』に比べると簡単な説明ですが、まあ同じようなものでしょう。 

 そうなるとご質問に対する回答は下記のとおりです。 
1. 終助詞 
2. 意味は↑参照 
3. 罵倒するためにしか使わない 

 少し別の考え方もできる気がします。 
「バカが(なんてことをしてくれたんだ)。」「バカが(何を言っているんだ)。」 
 の(  )の部分を省略したものなのでは。 
 そうなるとご質問に対する回答は下記のとおりです。 
1. 格助詞 
2. 意味は↑参照 
3. (例は少ないが)罵倒する以外にも使える 
「誰も立候補する人がいないなら私が(立候補します)」 

 倒置文と考えることもできそうですが、煩雑になるので省略します。

 

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