下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【19】
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mixi日記2017年12月29日から
直接的には下記の続きだろうな。
【「不」と「非」の使い分け 教えて!goo】
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【「不」と「非」の使い分け 教えて!goo〈2〉】
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忘れていたのを思い出した(たぶん)。
【不経済】(経済せず?)
【非経済的】(経済的に非ず)
〈1〉〈2〉で出た話の要点をまとめておく。
1)「非」「不」の両方がつく言葉には、「不合理」「非合理」/「不戦」「非戦」
どれも使用頻度があまり高くないので、どう違うのかはよくわからない。個人的には「非(・)合理的」「不戦勝(敗)」くらいしか使わない。
2)「非」は下に名詞(体言)や副詞、「不」は下に「動詞」や「形容動詞」など(用言)が来るのが一般的
3)一般に、「的」をつけると「名詞」が「形容動詞」になる
合理⟺合理的(な) 友好⟺友好的(な) 組織⟺組織的(な) 直接⟺直接的(な) etc.……
【「的」の使い方──有効的 直截的 「和語+的」「代名詞+的」「壊滅的な出来(の悪さ)」】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12072189199.html
※この考え方に従えば、もともと形容詞である「有効(な)」や「直截(な)」に「的」をつけるのは疑問になる。
1)~3)を前提に、「経済」という言葉について考える。
名詞である「経済」に「的」がついて「経済的(な)」という形容動詞ができる。これは2)のとおり。
名詞の「経済」に否定接頭辞(仮称)をつけるなら「非」なので、「非経済」に……ならない(泣)。
形容動詞の「経済的(な)」に否定接頭辞(仮称)をつけるなら「不」なので、「不経済的」に……ならない(泣)。
ちょっと余計なことを書くと、「経済」って言葉はちょっと特殊な構造をしている。
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元の言葉は「経国済民」(「経世済民」とも)で、それを省略したのが「経済」らしい。
だから、否定接頭辞がこんな妙なことになっているのかは、知らない。
もうひとつ考えなければならないのは、「非」と「的」の組み合わせ。理由はわからないが、「○○的」はたいてい「非」になる。
「非科学的」「非論理的」「非効率的」「非人道的?」etc.……
これにも「不規則的」という例外がある。この「不規則的」がまた特殊で、「規則的」に「不」がつくと、「的」なしの「不規則」でいい気がする。↑の「非○○」ではこういうことはない。
こういう例はどれくらいあるのだろう。
あえて言うなら、「効率」が近いかも。こちらは「非効率」と「非効率的」のどちらもアリってどういうこと?
あっ、そうか。「経済」の場合も、「経済的」に「不」をつけると、「的」なしの「不経済」でいいな。でもこちらは「非規則的」とは言わないよなぁ。
やはり何がなんだかわからない(泣)。
【20180103追記】
少し前のテーマを考えはじめたのには理由がある。
FBで、あるからかたが「合理的」とは言うけれど「不合理的」とは言わないなぁ」とつぶやいた。
「不」と「非」の使い分け全般に関しては謎が多すぎるが、このつぶやきに関してだけなら、下記のように答えることが可能だろう。「不合理」「非合理」なんて使用頻度が低くて語感が働かない(当方だけ?)言葉の話は(この段階では)出てきていない。
===========引用開始
名詞の「合理」に「的」をつけて形容動詞化するのはよくあること。
これに否定接頭辞(仮称)をつけるなら、「的」との相性で「非」になるのが一般的。
===========引用終了
#日本語 #敬語 #誤用 #慣用句 #言葉 #問題 #間違い #二重敬語
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