tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【35】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989126530&owner_id=5019671

mixi日記2025年01月06日から。

 テーマサイトは下記。
【「反射神経と動体視力を〇〇して避ける」】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13965933.html
===========引用開始
質問者:johnyyyyy質問日時:2024/11/17 19:47回答数:7件
質問です。

以下の文章の補完をお願いします。
〇〇に当てはまる言葉を教えてください。

「彼は、四方から飛んで来る矢を、鍛え抜かれた反射神経と動体視力を〇〇して全て回避した」

フル活用? 駆使? 働かせて?

よろしくお願いします。
===========引用終了

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No.7

回答者: 1311tobi 回答日時:2024/11/25 18:06
「フル活用」「駆使」「働かせて」……どれもいい気がしますが、「駆使」がぴったりでは。
 あとは……まだ出ていないのでは「発揮」ですかね。
「フルに」はどちらにもつきそうですね。

「存分に駆使して」
「存分に発揮して」
 あたりもアリでしょう。
 類語辞典をひいてみましたが、あまりいいのはありませんね。

「駆使」の類語
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E9%A7%86%E4 …
===========引用開始
「駆使」の言い換え・類義語
人をこき使うこと

駆使 酷使 使役 虐使
道具などを思いのままに動かすこと

駆使 操作 コントロール 
===========引用終了

「発揮」の類語
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E7%99%BA%E6 …
===========引用開始
「発揮」の言い換え・類義語
使用される

振るう 振う 揮う
持って使う

振るう 振う 揮う
見せるために、可視化する、またはか明らかにする

見せつける 呈する ディスプレー むき出す 剥き出す 見せびらかす 出陳 供覧 展覧 さらけ出す 曝け出す 提示 陳列 露呈 出品 露出 展示 見せ付ける ひけらかす 見せる 表示 表す 展観 曝す 示す 顕わす 現わす 出展 誇示 顕す ディスプレイ 開示 呈す 表わす
属性、特性、知識、または技能を示す

示す
示す行為

呈示
見えるか、または目立たせる

顕示 呈する 供覧 表する 現す 見せる 表示 表す 示す 顕わす 現わす 呈す 表わす
===========引用終了

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

二義性、両義性、多義性の話関連のエントリー※要確認

 

1284)【2つの意味にとれる言葉 教えて! goo】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3153.html 

534)【「閉店」「閉園」「閉館」の二義性 日本語】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2072.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1756001927&owner_id=5019671 

535)突然ですが問題です【日本語編59】──「閉店」「閉園」「閉館」の二義性【解答?編】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2073.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1757002445&owner_id=5019671 

1284)【2つの意味にとれる言葉 教えて! goo】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3153.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934527400&owner_id=5019671 

1530)【二義性、両義性のある言葉 ニュートラルな言葉 辞書〈1〉】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12098303973.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1948018476&owner_id=5019671 

1535)【二義性、両義性のある言葉 ニュートラルな言葉 辞書〈2〉──こだわる こだわり】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12099816658.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1948150433&owner_id=5019671 

1701)【二義性、両義性のある言葉 ニュートラルな言葉 辞書〈3〉】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12200248802.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955488815&owner_id=5019671 

1761)【二義性、両義性、多義性の話 】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12232649161.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1957660481&owner_id=5019671 

2082)【「売れる」の二義性 教えて!goo】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12438075566.html 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1970275795&owner_id=5019671 

2084)【「売れる」の両義性 教えて!〈2〉】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12439407554.html 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1970348444&owner_id=5019671

 

2779)【二義性、両義性、多義性の話〈2〉? 】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12732970579.html
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981869631&owner_id=5019671

 

 

 

#日本語 #敬語 #誤用 #慣用句 #言葉 #問題 #間違い #二重敬語

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 テーマサイトは下記。

日本語ネイティブ同士でも日本語が通じない】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13964599.html
===========引用開始
質問者:未来永劫にわたる初心者質問日時:2024/11/16 08:20回答数:10件
警告: 長文が嫌いな方は、最初から読まないでください。

*************

昔からずっと、日本でも外国でも同じことなのかもしれませんが、(外国語で盛んにしゃべったり書いたりした経験が浅いので、外国語のことはさておき)たとえば日本語を母国語としている人たち同士でも、日本語が通じなくなっていると感じませんか?ただ昔はネットがなかったので、赤の他人同士で気楽に話をしたり物を書いて発表することが少なく、出会ったこともないたくさんの人の前で発言するときには、よほど普段から本をたくさん読んでいて日本語の達者な人だけが物を言ったり書いたりしていたように思います。

したがって、公衆の面前で物を言ったり書いたりする人は、自(おの)ずから日本語の比較的上手な人だけが話したり書いたりするのが主流だったと思います。あまり日本語ができない日本人が何か言いたいときには、「おい、お前の方がしゃべるの(書くの)うまいから、俺の言いたいことを代わりに言ってくれ」と依頼する場面も多かったと思います。そもそもそういう人は黙っていれば、日本語の上手な人が周囲の雰囲気を察して、自然に、日本語のあまり上手でない人は無言のままでいることが多かったです。

しかしネット社会の到来とともに、状況は一変しました。これが民主主義の極致なんだという肯定的な見方もできるでしょうけど、日本語を母国語とする者同士でも、話が通じにくくて、正直を言って気持ちが悪くて堪りません。

人間同士で心が通じ合わないだけでなく、言葉さえ通じなくなっているのです。日本語に限っても、無数の言葉が互いに通じなくなっています。わかりやすい例を挙げるために、単純な例を挙げます。

(1) 号泣:
「号」は「大声を出す」という意味なので、「怒号を張り上げる」などという迫力のある言葉があるので、自然と「号泣する」と言えば大声で泣き喚く情景を思い起こすのがかつての日本人の普通の感覚だったと思いますが、今ではネット上で「映画館で映画を見てたくさんの人が号泣し」とか「街頭ピアノ演奏を聴いて、通りがかりの人たちが号泣」なんていう言葉遣いがまかり通っています。そういう台詞の書いてある YouTube 動画を見ていると、誰も大声で泣き叫んだりはしていません。あくまで涙を流しているだけです。現代のたくさんの人たちが、単に涙を流しているだけのときでも、こぞって「号泣」という言葉を必ずと言っていいほど使います。

(2) 奇特:
「奇特な人」はもちろん、「滅多に見かけないような立派な人」という意味でみんなが使っていましたが、現代では「変な人」という意味で使う人が増えているそうです。

(3) 衒学的:
「衒学的」とは「自分の知識や教養を無暗にひけらかすような」という意味です。しかし現代では、知識をひけらかしているのかどうかわからないのに、単に高度な知識を土台とした話を誰かがしているだけなのに、いきなり「衒学的」と言ってしまう人がやたらに多いです。その話し手が知識をひけらかしているかどうかは、すぐにはわかりません。「衒学的」というのは、あくまで悪い意味で使う言葉であるはずです。何もかも「あいつは知識をひけらかしている」というふうな非難を込めて「衒学的」と言ってしまうと、世の中の人は、少しでも高度な知識を土台とするような話がまったくできなくなります。どうやらたくさんの人は、「俺はそんなことを知らなかったし、そんな難しいことを知りたくもない。俺が知りたいこと、触れたいことは、楽しいこと、気持ちのいいことだけだ。ややこしい話をすんなよな」という意味合いを込めて、何でもかんでも、自分の知らない分野の話が出てくると、いきなり「衒学的」と片付けてしまっている人が多いように思います。

*************

以上は、無数の変な用例のごく一部でしかありません。ここまで無数の言葉の使い方が激変してしまって、むしろ意味が反対になってしまうと、私たちはもう意思疎通ができなくなってしまいます。それぞれの言葉の本来の意味に基づいて話をしようとしている人と、そうではなく30年くらい前からの別の(間違った)使い方でその言葉を使っている人との間で、互いに理解し合うことが難しくなっているだけでなく、常に喧嘩に近い状態になることさえよくあります。私などは、常に喧嘩を売られているように感じます。だから私はネット上で話をするのも嫌なのです。変な言葉の使い方で話しかけているように見える人とは、もう話をする気になれず、返事もしないことが増えました。

このあたりについて、皆さんはどう感じておられるでしょうか?言葉の意味が時代と共に激変している他の例を紹介して下さっても結構ですし、ふだん皆さんが感じておられることについて披歴して下さっても結構です。長くなりまして済みません。しかし大事なことでもあると思いますので、出来るだけ詳しく述べたかったので、長文になりました。

現代の人は attention span がどんどん短くなっていき、3行以上の文章さえ読まない、10行以上となると、読む必要もない下らない内容に違いないと断定する人さえ増えてきたので、どうせ私の文章を読もうと思う人と言えば、古い世代で、しかも文章を読みなれている人たちに限られているかもしれませんが、あえてこの長文のまま投稿します。
===========引用終了

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No.7

回答者: 1311tobi 回答日時:2024/11/16 20:55
うーん。こういうむずかしい質問になると、どうしても回答も長くなります。
 先日、下記の質問をなさった方ですよね。それなりに時間をかけて書いた回答を「今は情報に溺れてしまって、アップアップしている状態です」と片づけられると、ガッカリしてしまいます。
【「~していただいた」と「~してくださった」】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13948259.html

 今回も非常に長い回答になりそうです。必要に応じてリンクを張るので、適宜ご参照ください。

「号泣」の話は有名な気がします。ネットニュースでは「号泣シーン」が多出します。「涙を浮かべた」ぐらいでも「号泣」になります(笑)。
「奇特」の話も読んだことがある気がします。
「衒学的」の話は初めて見聞しました。情報をありがとうございます。
 実はこういう話はウンザリするほどあります。
 下記は私的なリストです。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2266. …
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3099. …
 ちょっと詳しい説明は下記ですか。
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12281405565.html

 こういう話になると、「ことばはかわっていくものだから……」という意見が出てきます。それを否定する気はありませんが、それにしてもこの崩れ方の速度は異常でしょう。
 よく引き合いに出されるのは、「山茶花」と「新しい」だと思います。下記が詳しいようです。
【山茶花は、文字で読むと「さんちゃか」か「さんさか」になるのですが、なぜ、山茶を「さざん」と読むのです】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13926757.html

 たしかに平安時代と現代ではことばの使い方が大きくかわっています。
 ただ、それは非常に長いスパンの間に徐々にかわっていくものでしょう。
 近年の急激な変化の大きな原因のひとつは、ご指摘のとおり「ネット社会の到来」です。
 簡単なことです。
 それまで一般の人が目にする文章のほとんどは、出版されたものでした。知識のある著者が書いたものが、最低でも一人の編集者のチェックを経て世に出ました。ところが現代では、ど素人が書いた文章がなんのチェックもなしに垂れ流されています。これでは文章の品質が落ちるのは当然です。
 たとえ誤用であっても、ちょっと格好いい表現はあっというまに広がります。ことばに関するもっともらしいデマも拡散されます。とても「ことばはかわっていくものだから……」などと悠長に構えてはいられません。
 ただ、どんな対策が考えられるのか、検討もつきません。

 下記は2008年に書いたものです。状況はこのときより確実に悪くなっているでしょうね。
【世に誤用の種は尽きまじ──2】mixi日記2008年08月10日から
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-195.h …

 下記は2012年に書いたものです。当方の考え方は基本的にかわっていません。
【日本語の誤用について】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12073745070.html
━━━━━━━━━━━引用開始
 インターネット時代の本質は「バカが意見を言うようになった」ことという説があります。
 詳しくは下記をご参照ください。
【『同期の桜―お言葉ですが…8』──バカが意見を言うようになった】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-925.h …
 以下は一部の抜粋(重言)。

================================引用開始
(前略)池田先生によれば、インターネットというのは意見をのべることのできる装置なのであるらしい。これが普及したため、「小谷野敦の表現を借りれば、バカが意見を言うようになったのである」とあります。

 先生の文中「バカ」はたびたび出てくるが、この「バカが意見を言うようになったのである」が一番すごい、と小生感銘した。迫力がある。

 言われてみれば小生も、新聞の投書欄なんか見ていて、「なんでこんなのをのせるのかなあ」とけげんに思うことがよくあるのであるが、「そうか、バカが意見を言うようになっているのか」と、何やら納得したことでありました。(P.28~29)

 こういう意見に同調するのは限りなく自爆に近いとは思いながら、自戒の念を込めて。

 たしかに新聞の投書欄はバカの見本市。「正論」と「説教くさい話」が並んでいるからどうにもならない。新聞以外の雑誌でも、「意見」を言っているものはだいたい話にならない。ギャグとしては嫌いじゃないから、けっこう楽しませてもらってるけど。

 それでも、雑誌や新聞の投書欄は制作者側の配慮があるから抑制がきいているし、量的にも限りがある。ところがインターネットの場合は、野放しのうえにほぼ無制限だからとんでもない。いったいこの闇の中でどれだけの情報がタレ流されているのか怖いものがある。一応ある程度の制御装置を備えているSNSなんかでも、相当バカな情報がタレ流されている。ブログや個人のウェブサイトに至っては、書いたもん勝ちだもんな。当方の乏しい知識の範囲でも、「それはいくらなんでも……」ってことが多々ある。間違いを指摘されて素直に認める人間はまだマシ(このあたりを逃げ口上にしておこうか)。バカが逆ギレして言い争いが始まると、際限のない泥沼状態になる。バカや勘違い野郎はどこまでも増殖&増長していく。防ぐ方策は……ないだろうな。
================================引用終了

No.10

回答者: 1311tobi 回答日時:2024/11/19 21:38
No.7でコメントした者です。

 No.6の方のコメントで「マルハラ」の話が出ているのが気になって、本題から外れることは承知で、再度コメントします。
「マルハラ」の説明自体は、Wikipediaで十分でしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB …

〈句点を文末に付した文章が送られてきたり見かけたりした際に、「投稿者が怒っているように見える」という感覚を抱いたり、冷淡さや威圧感を感じたりする〉って、どこまで本当なのでしょう。当方が見た限りでは、そう感じる人が1割とか4割とか……。
 こういうのこそ文化庁が調べてほしい。
 個人的には「どうでもいい」と思いつつ、「ふざけるな!」と思います。
 詳しくは下記をご参照ください。
【マルハラ マルハラハラスメント マルハラハラ】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12844722624.html
===========引用開始
 LINEやXでは1行で終わることも多いのでその場合はマルは不要でしょう。当方は打つようにしていますが。少し長い場合は改行や絵文字を使う人が多いようです。?や!を多用する人も。
 読点(いわゆるテン)を使わないというのはむずかしいですね。短文しか書けなくなります。わかりづらくなるようならテンでもマルでも使えばよいのでは。
 ……やはりテンがないと読みにくい(泣)。  
===========引用終了 

〈感嘆符のほうがネガティブだと思う人は1割にとどまった。若い男性でも、半分ほどが句点をネガティブに感じていた〉に至っては、信じがたいものがあります。

  さっさとやりなさい
  さっさとやりなさい。
  さっさとやりなさい!
  さっさとやりなさい!!!

 どれが威圧的ですかね。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 下記の仲間。
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mixi日記2025年01月日から。

 テーマサイトは下記。
【「心にしみ渡るお言葉に溢れていて」か、「心にしみ渡るお言葉で溢れていて」どちらが正しいですか?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13961553.html
===========引用開始
質問者:dootg質問日時:2024/11/12 10:48回答数:7件
「心にしみ渡るお言葉に溢れていて」か、「心にしみ渡るお言葉で溢れていて」どちらが正しいですか?
===========引用終了

 コメントを回収する。

No.7

回答者: 1311tobi 回答日時:2024/11/12 21:00
「どちらが正しい」という質問なら、「どちらも正しい」と答えるしかありません。
 どうちがうのか、という質問なら、「簡単には説明できません」と答えるしかありません。
 いろいろな人がいろいろなことを書いてますよね。つまり考え方しだいで、正解などありません。

 個人的には、No.5の方が書いているように、
「心にしみ渡る優しさ(思いやり?){に/で}溢れたお言葉をいただいて……」のほうが自然な気がします。
 その場合、「が」でもいい気がします。
「心にしみ渡る優しさ(思いやり?){に/で/が}溢れたお言葉をいただいて……」 
 3つともOKな気がします。どうちがうのかは、「簡単には説明できません」。個人的には「に」がいいような気がします。

 別に特別なことではなく、複数の助詞が使える例はいろいろあります。
 詳しくは下記をご参照ください。
【助詞の互換性 複数の助詞が使える場合〈1〉~〈4〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12411629707.html
===========引用開始
 考えればほかにもいろいろある気がする。
 これが、3つ使えるとなるときわめてレアケースになる。まずは「満ちている構文」(笑)。
  そんなこんなで、世の中は悪文{ガ/ニ/デ}満ちている。
  tobiの言葉は、善意{ガ/ニ/デ}満ちている。  

 次は「環境構文」(笑)。
  劣悪な環境{ヲ/ニ/デ}生きる微生物。
 ちょっと苦しいかな。これが「生き抜く」になるとちょっと事情がかわる。
  劣悪な環境{ヲ/ニ△/デ}生き抜く微生物。
===========引用終了

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【チャレンジ日記──「は」と「が」 毒抜き編 〈1〉~〈9〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-592.html 

【チャレンジ日記 「は」と「が」〈10〉相当】2017-02-09 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12246093272.html 

 

チャレンジ日記──「は」と「が」 毒抜き編 〈10〉 ハは射程(「鼻」ではない)が長い・改2020-11-25

 

【改訂版【チャレンジ日記──「は」と「が」 資料編】】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12342578138.html 

【読書感想文/『「は」と「が」』(野田尚史/くろしお出版/1996年11月01日第1刷発行)】

https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12349042071.html

 

 

「は」と「が」〈11〉相当……「当時理系の学生だった私 が/は 思い切って自分の専攻を社会学に変えることを決めた。」】

https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12425515514.html

 

【チャレンジ日記 「は」と「が」12)?】 総記のガ(排他のガ) 対比のハ
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12429402539.html

【これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方  教えてgoo】 2022-11-06
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12285486151.html 

【これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方  教えてgoo〈2〉】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12289659876.html

 

これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方  教えてgoo 改】庵論文

 

 

学者の言葉 番外編】mixi日記2021年04月05日から

 

【「は」と「が」〈13〉相当】どこまでいっても例外が……2021-05-10

 

【助詞の話12「ハ」】the & a  2016-04-20 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12152259778.html 

【小学2年生向け 助詞「は」「に」の使い分け goo】2022-10-07 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12768042549.html

 

【普遍・特殊・個別をハガの違いに適用しようとするのは無理筋ーその2ー goo】2022-11-23

 

【疑問文における「は」と「が」の使い方について】〈22019-12-04 

https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12552854076.html

 

 

 

 

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123【「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け】〈1〉 
1244)【「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け〈2〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-996.html 
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2312)【御社 弊社 当社 教えて!goo 辞書】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12620002735.html 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976702592&owner_id=5019671 

2314)【「当」の両義性 御社 弊社 当社 教えて!goo 辞書〈2〉】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12621821787.html 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976761001&owner_id=5019671 

2318)【「当」の両義性 御社 弊社 当社 教えて!goo 辞書〈3〉】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12624400787.html 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976889623&owner_id=5019671 

2346)【「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け〈3〉】goo 辞書 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977462836&owner_id=5019671 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12636980246.html 

2347)【「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け〈4〉】 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977488259&owner_id=5019671 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12637385995.html 

2471)【「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け〈5〉】2020-11-12 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12637631941.html 
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【34】
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 閉鎖空間で「まんまと」の使い方が話題になっていた。「まんまと成功」と言えるか否か。
 ちょっと調べると、迷路に入り込む……。
 まず辞書を見る。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%A8/#jn-210619
===========引用開始
まんま‐と の解説
[副]《「うまうまと」の音変化》もののみごとにある事が成し遂げられるさま。首尾よく。うまく。「敵の計略に—ひっかかった」
出典:デジタル大辞泉(小学館) 
===========引用終了

《「うまうまと」の音変化》らしいので、「うまうまと」をひく……そんな項目はない(泣)。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%97%A8%E6%97%A8/#jn-20251
===========引用開始
うま‐うま【▽旨▽旨】 の解説
《形容詞「うまい」の語幹を重ねた語》

[名]《おいしい物の意で》食べ物をいう幼児語。
[副]
1 巧みなやり方で、物事を自分の思いどおりに進めるさま。まんまと。「—とだまされた」
「—名を揚げ身を立 (たつ) るか」〈露伴・五重塔〉

2 物事をじょうずに行うさま。
「古注は根元を—とせぬ程に誤りが多いぞ」〈蒙求抄・序〉

出典:デジタル大辞泉(小学館) 
===========引用終了

「まんまと」は《「うまうまと」の音変化》(意味は「1」だろうな)なのに、意味がビミョーに違うのはどういうことなんだろう。「と」をつけない「うまうま」という副詞が現代語でどこまで自然なのかは知らない。

 今度はネット検索してみる。
【”まんまと” 使い方】の検索結果。約 140,000 件
https://www.google.com/search?q=%E2%80%9D%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%A8%E2%80%9D%E3%80%80%E4%BD%BF%E3%81%84%E8%B5%A4%E7%94%B0&sca_esv=ed4934e3ca40101d&rlz=1C5CHFA_enJP933JP935&sxsrf=ADLYWIJeey2KfTE3RRrmbQOjkk0p1jP6CA%3A1735093506130&ei=Am1rZ_fRB82Pvr0P_pD4wA4&ved=0ahUKEwj32taA78GKAxXNh68BHX4IHugQ4dUDCBA&uact=5&oq=%E2%80%9D%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%A8%E2%80%9D%E3%80%80%E4%BD%BF%E3%81%84%E8%B5%A4%E7%94%B0&gs_lp=Egxnd3Mtd2l6LXNlcnAiIeKAneOBvuOCk-OBvuOBqOKAneOAgOS9v-OBhOi1pOeUsDIHECMYsAIYJzIIEAAYgAQYogQyCBAAGIAEGKIEMggQABiABBiiBEjQHFDuBVjwF3ABeAGQAQCYAdABoAGQDKoBBTYuNS4xuAEDyAEA-AEBmAIMoALWC8ICBxAjGLADGCfCAgoQABiwAxjWBBhHwgIKECMYgAQYJxiKBcICBRAAGIAEwgIHEAAYgAQYBMICBhAAGAQYHsICCBAAGAQYCBgewgIKEAAYBBgIGAoYHsICBRAAGO8FwgIIEAAYogQYiQXCAgwQABiABBgEGNkFGAqYAwCIBgGQBgqSBwU2LjUuMaAHmR4&sclient=gws-wiz-serp

 トップに来るのは「AIによる概要」。
===========引用開始
AI による概要
詳細
「まんまと」は、物事がうまく運び、成し遂げられることを表す副詞で、次のような使い方をします。
「敵の計略にまんまと引っかかった」
「やつらにまんまと一杯くわせてやった」
「口ぶりがあまりに不自然だったので、彼のたくらみはまんまと失敗に終わった」
「まんまと」は「うまうまと」の音変化で、「思いどおりにうまく」「見事に」「首尾よく」という意味です。現代では、悪事やたくらみが巧妙に行われるときに使われることが多くなっています。
「まんまと」の類義語には、「首尾よく」「うまく」などがあります。 
===========引用終了

 基本的にはこのとおりだろうが、3つ目の例文はダメだろう。
「見事に」「首尾よく」だから、「まんまと失敗」はナシ。
 じゃあ「まんまと成功」と言えるかというと、これがビミョー。 
 下記には、『例解新国語辞典』第10版と第11版の語釈が出ている。
https://x.com/editech/status/1870399734470545663?fbclid=IwY2xjawHYUQhleHRuA2FlbQIxMAABHYjz8sCG-543AxdMu4eVQ9SWWwUNkzZ1YhGyYQktSLy8c6iNny8WHylxsw_aem_K6i8D_U8M6VPQ_qRiCDw3Q

 キーポイントは第10版にある「はかりごとなど」では。
 ↑の「AIによる概要」だと「悪事やたくらみ」。
 マットーな計画・作戦・方策などが見事に決まったときには「まんまと」とはいいにくい。
 ↑にある用例で見る(ヘンなのは除く)。
  1)まんまとだまされた  
  2)敵の計略にまんまと引っかかった
  3)やつらにまんまと一杯くわせてやった
 よく見るのは1)や2)で、「してやられた」ほうの視点。3)のように「してやった」ほうの視点は少ないかも。

「まんまと成功」が成り立つには、やはり「何に」の内容がポイント。
「〝ドッキリ〟にまんまと成功」「悪巧みにまんまと成功」あたりならアリだろう。でも、基本的にはやめたほうがいいような。

 

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【読書感想文】
https://ameblo.jp/kuroracco/theme-10116614053.html

 理由はよくわからないが手に取り、再読してしまった。
 基本的に小説の感想をコチャコチャ書く気はない。「面白いか面白くないか」がすべてだと考えている。
 本作はずいぶん昔に原作を読み、20年以上後に、テレビドラマになったものを見た。
 主人公の大介が美和子になるなど、ドラマは相当かえられていた。そもそも原作は4話しかないものを連ドラ(しかも2シリーズ)にするのは無理がある。
 だが、ドラマのほうが圧倒的におもしろかった。
 このあたりの話はWikipediaに少し出ている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E8%B1%AA%E5%88%91%E4%BA%8B_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
===========引用開始
原作者の筒井康隆は、自らがレギュラー出演しているテレビ番組『ビーバップ!ハイヒール』でドラマ版について聞かれた際「(ドラマ化の際、主人公の性別が変わったのは)原作を書いてから長い年月を経て、作品が時代にそぐわなくなった」と語っている。ドラマ化にあたっては脚本の準備稿が筒井に送られており、後になって読み返すと自分の原作がおとなしいことに比べドラマ版は富豪ぶりが無茶苦茶になってると筒井は感心し、もっと突拍子もないようにとアイデアを自分から提供したこともあったという[2]。 
===========引用終了
 何より記憶に残っているのは、捜査会議中に「ちょっとよろしいですか……」とオズオズと切り出す深田恭子。遠慮がちに突拍子もないことを言い出す。
 原作の父親から祖父になった夏八木勲のオーバーな演技もなかなかよかった。
 あの深田恭子のテイストが、のちの『ルパンの娘』につながったような……。
 そんなことを書いている場合ではない(泣)。


 ちょっと気になったことばの問題があって……。
 新潮社の校閲が見逃すとは思えないから、著者の意向なんでしょうね。

「第一回目」「第二回目」ということばが再三出てくる。
 ざっと見た限り、すべて会話の中。
「第」なしが1箇所、「め」が3箇所あるのはご愛嬌だろう。
「第一回目」(会話/p133)
「第二回目」(会話/p135)
「二回め」(会話/p148)
「第一回め」(会話/p148)
「第一回め」(会話/p150)
「第一回目」(会話/p159)
「第一回目」(会話/p167)
「第二回目」(会話/p179)
「第一回目」(会話/p179)
「第二回目」(会話/p179)
 これは記者ハンでは重言扱い。別に重言でもいいけど、会話の中で「第一回目」はどうなんだろう。


 p137とp176には「眼をしばたいた」ということばが出てき辞書をひいた。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%9E%AC%E3%81%8F_%28%E3%81%97%E3%81%B0%E3%81%9F%E3%81%8F%29/#jn-99880
===========引用開始
しば‐た・く【▽瞬く】 の解説
[動カ五(四)]「しばたたく」の音変化。「目を—・く」
出典:デジタル大辞泉(小学館) 
===========引用終了

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%B1%A1%E5%8F%A9%E3%81%8F/#jn-99886
===========引用開始
しば‐たた・く【×屡×叩く/▽瞬く】 の解説
[動カ五(四)]《「しばだたく」とも》しきりにまばたきをする。目をぱちぱちさせる。「煙がしみて目を—・く」
類語
瞬く(まばたく) 瞬く(またたく) まじろぐ(まじろぐ)
出典:デジタル大辞泉(小学館)
===========引用終了
 知らなかった(泣)。


「鶴岡が憮然(ぶぜん)としてそう言った。」(p180)
 文脈で考えると、「悄然」のほうとは思えない。


【引用部】
三、四、五、六の各階フロアー・ステーションに最低二人ずつ、計八名のルーム・ボーイ、またはルーム・メイドが必要でございます。(p205)
 これはさすがに「重言」だろう。

 

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mixi日記2024年12月日から。

 FB発?
 FB発なのか、ブログ発なのか、そこから混乱気味(泣)。
 もともとは下記のブログだろう。
【# ミスリード 2024年版】
https://baldhatter.hatenablog.com/entry/2024/12/20/192124

 どこに問題があるのか、どういう誤解なのか……訳がわからない。
 とにもかくにもこのブログに下記のコメントが入った。

===========引用開始

lcctrip

新聞の一面や社会面のトップに来る記事の場合、署名が付いた先頭の文章のことを前文もしくは、リードと呼びます。大辞林では、leadです。

===========引用終了

 

 意味不明なので、ブログ主がFBで意見を求めた。
https://www.facebook.com/akira.takahashi.14/posts/pfbid0DV7Epds3DqQGWw9DtxksmBAA7H1LGZur2cP3UJjgTZL4YhiXFCEinM3L26aPLEcfl

 まず、当方のコメントを回収する。
━━━━━━━━━━━引用開始
 これは訳がわかりません。
 当方の語感だと、
1)mislead≒誤誘導≒ミスディレクション
2)misread≒誤読
 辞書にある、
①誤った方向に人を導くこと。 
②新聞・雑誌などで、見出しと記事の内容が著しく異なっていること。
 実質的には同じことで、②は①の一種で、やや乱暴なやり方なのでは。

 一方、1)2)の違いは、ブログ主がお考えのとおりでしょう。
 つまり、misleadすることはあっても、misleadさせるはナシ。
 それが現在では、「(misleadすることによって)相手にmisreadさせる」という用法が広まりつつあるのでは。
 何かが妙によじれていて、よく理解できませんし、説明もできません。

 クダンのコメントの趣旨は……。
===========引用開始
新聞の一面や社会面のトップに来る記事の場合、署名が付いた先頭の文章のことを前文もしくは、リードと呼びます。大辞林では、leadです。 
===========引用終了
 何を言いたいのか。これは当然の前提でしょう(「署名が付いた先頭の文章」は意味不明です)。
 ネット記事などでは「見出し」と「本文」が大きく違うことはよくあります。有名人を使ったサギ広告なんかもその一種でしょう。
 新聞はそんなことあります?
 雑誌だと「トバシ記事」……はまた別物ですか。 

下記あたりを読むと、混迷が深くなる。
https://oggi.jp/7069438
━━━━━━━━━━━引用終了

 クダンのFBのやり取りを読むと、別の意味で混迷が深くなる。
 まず、新聞社系の方のコメント。新聞社内では「見出しと本文の間に置かれる煽りと要約がごっちゃになったような短い文章」は「前文」と呼び、「リード」とは明確に区別しているとのこと。どう区別しているのかの説明はない。
 たしかに、あれは「要約」かもしれない。雑誌などの「リード」はもう少しあいまい。
 たとえば、
「よくわからない時候の話にふれたあと……今月は○○について△△先生におうかがいしました。」のような場合もある。これはまったく「要約」にはなっていない。
 国語辞書で「リード」をひく。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89/#jn-230439
===========引用開始
リード【lead】 の解説

9 新聞・雑誌で、見出しの次におかれる、記事の内容を要約した文章。前文。前書き。 
===========引用終了

 辞書を見る限り「リード」「要約(した文章)」「前文」の区別はなさそう。
 一般には区別はないと思う。

 家主の返信コメントで、混迷がさらに深くなる。
===========引用開始
> ②は①の一種で、やや乱暴なやり方なのでは。
②は和製英語みたいですし、たぶんあんまり関係なさそうですね。
===========引用終了

 それって和製英語なの?
 戸惑いながら再度コメントする。
===========引用開始
「②は和製英語」?
 釈迦に説法で申し訳ないのですが、和製英語は一般の英語にない単語のことだと思っていました。「ナイター」とか。
https://ja.wikipedia.org/.../%E5%92%8C%E8%A3%BD%E8%8B%B1...
misleadの「②新聞・雑誌などで、見出しと記事の内容が著しく異なっていること。」というのは日本語独自の解釈? ってことは単なる「誤訳」? こういうのも和製英語?
 ますます混迷が……。 
===========引用終了

 どんどんわからなくなっていく(泣)。
 

 

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 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【34】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987967446&owner_id=5019671

mixi日記2024年12月日から。

 下記の続き?
【悪い意味で期待を裏切らない gooの劣化】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12878734622.html

 下記の仲間かなぁ。
【ネットで見かけるデタラメ記事】
https://ameblo.jp/kuroracco/theme-10094266508.html

 ハとガの話は下記かな。
【 続きは下記。 】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12794784433.html

 テーマサイトは下記。
【「が」か「は」か】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13991291.html
===========引用開始
質問者:1STONE質問日時:2024/12/19 20:03回答数:4件
2人の学生が「いろいろな仕事」を話題にして、話しています。

甲:仕事はいろいろありますね。何を紹介しますか。何かいいアイディアがありますか。
乙:そうですね。時々、親から仕事の話を聞きます。親の仕事を紹介しましょうか。


「何かいいアティアがありますか」という言葉についてですが、
もちろん、文としては「が」を使って正しいと思っています。ただ、この場合は、「が」よりも「は」のほうがより一般的ではないかと疑問しています。
実際はどうでしょうか。
ぜひ教えてください。
===========引用終了

 当方の記憶だと、質問者はたしか日本語学習者。
 何やら質問文がアヤフヤで、質問の趣旨がわかりにくい。

  何かいいアイデア{が/は}ありますか。
 の{が/は}はどちらが一般的か、という質問らしい。
 どちらも「間違い」ではないだろう。ニュアンスの違いを説明するのは相当たいへんな作業になる。
 根拠は不明だが、「質問文はハになりやすい」という説がある。個人的には共感できる。
 下記が参考になるだろうか。
【疑問文における「は」と「が」の使い方について】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11381846.html

 その説に従うなら「何かいいアイデアはありますか」のほうが自然なのかもしれない。
 当方は「否定文はハになりやすい」と感じている。
【チャレンジ日記──「は」と「が」〈2〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-11805211747.html
 その考えに従うと、
  何かいいアイデア{が/は}ありませんか。
 ならハのほうが自然な気がする。

 いずれにしても、「そういう傾向がある」って程度のことでは。とてもどちらかが正解などとはいえない。

 質問サイトのコメントも意味がよくわからず、どう判断すればいいのか……。おなじみのSF文法の垂れ流しがないのが救いかな。
【本質坊主の念仏コメントに対する世間の評判】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1969771439&owner_id=5019671


 No.2のコメントが気になった。
【文章の印象が変わる、助詞「は」「が」の使い分け】
https://wordrabbit.jp/blog/17#:~:text=%E5%8A%A9%E8%A9%9E%E3%80%8C%E3%81%AF%E3%80%8D%E3%80%8C%E3%81%8C%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%8C%E7%95%B0%E3%81%AA%E3%82%8A,%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
 
 このテのサイトはウンザリで、たいてい何が目的なのかも不明。
 このサイトの場合は「wordrabbit(ワードラビット)」という高精度の文章校正ツールの宣伝用のサイトらしい。
 たださぁ。〈助詞の微妙なニュアンスが分かりにくいという場合には、リアルタイム文章校正サービス『wordrabbit』を使えば簡単に修正することができます。〉って本当なんですかね。助詞の話の中でも難問中の難問の「ハとガ」の話を、そんなに簡単に説明できるんだろうか。

 記事を読んでいくと……。
===========引用開始
日本語の助詞である「は」と「が」の文法的な違いは、「が」が格助詞なのに対して「は」は副助詞であることです。しかし実際の場面では、「は」と「が」は文の中で置き換えて使える場面が多く、違いがないように感じられます。 
===========引用終了
 そうなんだろうか。
 当方の感覚だと、ハとガを置きかえると文のニュアンスが大きくかわることが多く、どちらも同じように使えるケースは少ない気がする。
【「ハ」でも「ガ」でもおかしくない例】2022-11-24
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12775944218.html

 記事を読み進める。
===========引用開始
助詞「は」「が」の用法を例文に沿って考えると、(1)には「が」が、(2)には「は」が、(3)には「は」が入ります。

昔々、あるところにおじいさんとおばあさん(1)住んでいました。ある日、おじいさん(2)山へ芝刈りに、おばあさん(3)川へ洗濯に行きました。

(1)に「が」が入るのは、昔話の冒頭で、聞いている人にとっておじいさんとおばあさんが住んでいることが新しい情報のためです。(2)、(3)に「は」が入るのは、おじいさんとおばあさんは一度登場してしまい、読者は既に知っている情報となったためです。
===========引用終了
 それは「そういうことがある」「そう考えるとわかりやすい例もある」ってだけのことでしょ。汎用性は低い。長編小説で、「既知情報にガは使えない」なんてことになるととても困るよね。
 上の例文も……。
 (1)はガだろう。
 でも(2)(3)はガでもおかしくないと思う。対比と考えるならハかなぁ。
「おじいさん(2)山へ芝刈りに行った日、おばあさん(3)川へ洗濯に行きました」
 だと(2)はガで(3)はハが自然な感じがする。
 これは「従属説の中はガになりやすい」ってやつかな。

===========引用開始
「が」と「は」の違いを英語に置き換えて考えると、「が」は英語では「an」「は」は英語で「the」に近いニュアンスがあります。英語が得意な人は、この覚え方のほうが覚えやすいかもしれません。 
===========引用終了
 それも「そういうことがある」「そう考えるとわかりやすい例もある」ってだけのことでしょ。汎用性は低い。

 とにもかくのもこんな難物を解決する高精度の文章校正ツールがあるならぜひ欲しい。そんなに簡単な話じゃないって。
 ほかの記事をいくつか読んでみたけど、そう悪くない(←何様!)。かなりレベルの高い書き手の気がする。まぁ今回はテーマが悪かったってことだろう。
 記事の中に下記がある。
【句読点の正しい使い方とルールを覚えて文章を読みやすくする】
https://wordrabbit.jp/blog/20
 これはメチャクチャ。
 近年はネット上にも句読点に関する読み応えのある記事があるんだからさぁ。

 

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