日本語の成立と意味の「解」

 

ブログ版 №1

                                野村玄良 

      

 

凡例

** 序章

 1、「語」とは何か

 2、「解」とは何か

 

第1章 日本語(和語)音義「解」

** パラドックス 

*2 ソシュールのパラドックス

*3 規則から法則へ 

*4 南方熊楠と曼荼羅

*5 言語の爆発

*6 ギリシャと東洋のロゴス

*7 意義と意味

*8 山の意味の解

*9 日本語の成立

*10 日本語の創生のメカニズム

*11 【ルクスフム】検証

*12 狩猟民の作った日本語

*13 無矛盾のトライアングル証明

*第2章 素語「六十二・音義解」

*14 日本語解析辞典

終章

参考文献

索引

 

*各種図表

**1  原義六十二音義 簡略一覧表

**2  原義六十二音義一覧表

**3  万葉仮名漢字一覧

**4  原初六十二音図

**5  意義素材・身体類同代理物 諸表

**6  素語・音義・簡易表

**7  二音連続・身体言語

**8  甲類・乙類対比表

**9  「る」に依る意義素検証表

**10  甲類・乙類・真仮名対比表

**11  乙類 概観【コソトノモヨロ・キヒミケヘメ】

**12  九十二音図(濁音表示

 

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 凡例

 

 既存の言語観(語認識)のテーゼとは、全く異なる新理論である故、素語理論の特徴も記載した。従来と異なるところは太字とした。

 

 【素語理論での用語解説一覧】

 

1. 素語(そご)とは、①メタ記号②意義素③形態素④意義を持つ最小レベルの六十二個の一音節。

  素語は下記のアナロゴンによって「指差し=deixisダイクシス(ギリシャ語)」で表出されたもの。pointing=直示説明=直示定義」。指をさしただけで理解が得られる普遍的な身体部位・機能・感性で得られる諸形態概念を一音節に鋳型化(記号化)したものが素語である。

 素語の音義の条理の基本説明の「六十二個のコトダマのネット」は図1である。

 図2は、は明解に日本語の意義と意味を漢字の意味に翻訳して説明した図表で親しみ易く構成した図である。表の漢字は万葉仮名で(甲類)と(乙類)に仕分け表示して古代の音義の関係を詳細に記載したものである。この表から該当する音節を引いて並べるだけで、和語の単語の「意味の構造」が自動的に定義されるので便利である。

 『万葉集』では題詞・左注は漢文で書かれているが、歌は大和言葉(和語)で表記されている。それも漢字の「字音」だけを表した「万葉仮名・真仮名」ばかりではなく、「音仮名」「訓仮名」が用いられ「音仮名」はさらに「一字一音」の「清音」・「略音」と「一字二音」の三様が行われている。

「訓仮名」とは漢字の訓(和語の読み方)を用いて「一字一訓」の「正訓」・「略訓」と、「一字二訓」及び「二字一訓」が行われている。

 さらに「戯書」と呼ばれる様々な「言葉遊び」の読み方が存在するため幾つかの難解な作品は不詳のままとなっている。

 万葉集は「真仮名」が「一字一訓」の「正訓」で書かれた歌には、古語十三音の「エキケコソトノヒヘミメモヨロ」の「甲乙二類」の読み分けが行われている。この読み分けについて江戸時代では賀茂真淵が注目し、古事記と格闘した本居宣長も真仮名の二類の使い分けに翻弄されながらも字音と字義の関係性を追求し単語との関係を分類しながら音義の関係と意味を推定しながら、実に三十五年の歳月にも及ぶ苦闘を強いられ、遂に齢い72歳の死の直前までかかって、【古事記伝四十四巻】をようやく完成させたのである。

 この素語理論は、本居宣長が果たそうとして、果たせせなかった「真仮名」の音義の大系化作業をほぼ完成したもので、出発点は宣長とその弟子の「石塚龍麿」にあることは言うまでもない。

2. 身体アナロゴン(身体類同代理物=実存物のこと〔実存哲学〕)とは。

 

素語は【身体アナロゴン・身体認識記号の類同代理物】による身体的認識言語である。

カテゴリー化は概念形成にはたらく認識の様式であるが、和語における身体化の概念はおよそ次のような展開でカテゴリー化されている。

  1. 人体部位語 ②人体動作語 ③人体物性語 ④人間関係語 ⑤形状語 ⑥感性・感覚語。

「素語類別一覧表(下記記載)」に分類したものである。日本語は、人体の周辺から意味がたち上がっている。物理学の元素と違って、言葉の素子は極めて人間臭い人間学的認識によって意味・概念を一つの音節に貼りつけられた基底的な意味の核と言えるものである。

 

トライアングル検証

素語理論の正しさを証明する検証システムのこと。

 トライアングルの意義三要素による単語構成の意味構造の要素還元手法による実証形式理論の証明が、この「トライアングルの意義素連関構造という三者のメタ記号による意義素確定構造体」と言う「単語の意味構造の要素における相同性が無矛盾に証明されたことを示す。この「トライアングル語義証明」を短縮させて「三義相関証明」と呼称し「素語の定義」の正しさが要素還元的に証明されたことになる。

定義「マ=目の形態・円形・球形・半球体・間・真・二つ・揃った」。

定義「カ=体に力を入れた形態・堅固・強固の形態」。

定義「タ=手足の形態」。

 

  構造語

 1、マタ 2、マカ・マガ・禍・曲 3、タマ 4、タカ 5、カタ 6、カマ 7、マタカ 8、マカタ⇒曲がった。勾玉。 9、タマカ 10、タカマ⇒高枕 11、カマタ 12、カタマ。

 意味構造を定義

 1、マタ・股・又=「マ・目の形態・二つ・揃った」+「タ・手足の形態」=股・手を二本前に出すと、フタマタが出来る・木の枝の又。

 2、マカス・負かす=「マ・目」+「カす・(文サ下二段)ひからびさす・固たまらす」=「目を固す=負かす」。死んだ目の形態・負けて目がカッと見開いたまま呆然とさせる。負けた時は、目が固まる」。 

 3、タマ・玉=「タ・手足の形態」+「マ・目」=手で土を丸くすると出来る。睾丸。

 4、タカ・高・鷹=「タ・手の形態」+「カ・強固」=高さは、手を止め固める形。手が強固な鳥は鷹。

 5、カタ=「肩・硬・固・型」=「カ・強固」+「タ・手の形態」=手に力を入れると握りこぶしは硬くなる。肩は人体で一番丈夫で堅いところ。硬いから型になる。

 6、カマ=「カ・強固」+「マ・目の形態・円形・球形・半球体・半円」=堅い丸=鎌・釜。

 7、マタ・股=「マ・目の形態・二つ」+「タ・手・足」=「マタ=二股・二つの足。

 8、マガ・曲=「曲がるの語幹」。曲がった玉・勾玉・マガタマ」=「目+ガル=曲がる」。濁音は清音の意義に「触り・雑な形態を付加」。故に、「カル⇒がる」。

 9、タマカ(まめやか・細かい点まで心を配る様・倹約する様)=「タマ=玉・豆粒」+「カ・堅固・強固・体に力を入れた形態」=「こまめ・細やか」。

 10、タカマ・高まる=「タカ・手を固くする」+「マル・目で動きを捉えてその形態を確定する」=「タカマ=高い位置にある自分の目で行う判断」。

 11、カマタ・蒲田(地名)=「カ・固」+「マ・円形」+「タ・田」=「車田・クルマダ」。

 12、カタマ・固く編んだ球体の入れもの・マナシカタマ=「カタ・堅」+「マ・球体」=「堅+玉」・「かたまり」「固まる」。

 素語の様々な組み合わせによって構築された単語の意味構造が、要素還元的な法則性に矛盾していないかどうかを確認しておく必要がある。意味の弁別体として普遍性をもっかどうかの判定の問題である。

3. 閉じられた意味の基本規則の大系

 音義の関係を証明する基本的な体系一覧が動詞である。

 動詞は閉じられた意味の体系を持つ有限個の語である。活用形で「有り・ア変」を除く全ての動詞の終止形と連体形は「ウ・u」音で終わる。この規則の体系が日本語のメタ記号の意義を定義する。

 

《一音節の意味の絶対記号の実証体系》

 動詞の意味の体系………(注・詳細説明は後記)。

 下記の【るくふむ】表を使って単音節の意味概念を考察するとそのスキーマ形態の表徴構造が明確に判断できる。

 「やる・遣る」=「矢」+「る・現在進行中の状態・存在する事象の形式的概念」で、矢が現在飛んでいる形態を表し、人為的に目的と行動を続行させている動詞。

 「やく・焼く」=「矢」+「く・行われた事象が進行中の形式的概念」で、目的を持った人為的な行為が「矢」に対して行われていることを表す。矢は火で炙り焦がして、矢をとがらせる石器時代の方法を、意味構造で説明している。肉を焼く前に、矢を作る意味が込められている。

 

 「やふ」動詞ナシ。

 

 「やむ・病む」=「矢」+「む・行われた事象が進行中の形式的概念」矢が体内で突き刺さるような苦しみの持続を表す。したがって人体の動きが衰微して「ヤム・止む」に連鎖している。

 接語の対象が「キヒミケヘメコソトノモヨロ」は、二種類の意味の弁別が行われているので、万葉仮名を表で確認して、甲乙の類別を行う必要がある。

 「やき・焼・き(四段)甲類」「やみ・病・み(四段)甲類」「や・け(四段)已然形」。

 「やめ・止・め(四段)(乙類)・已然形」「コソトノモヨロ二類の語頭の接合ナシ」。

 語尾接合「みや・宮・ミ(甲類)」「こや・小屋・コ(甲類)」「とや・鳥屋・ト(乙類)」。

4. 定義の、定義式。具体例で説明。

 

 「すき・好き・空き・隙」。「き」は甲類。名詞の「隙・鋤」は「空き」の動詞の連用形の名詞化。

 定義「すき・好き」=「ス・通過する形態」+「キ・消える・切る形態」=「心を通過してやがて消えるもの・スーと消える、「好き」は、ハカナイ意味構造の語である」。

 定義「鋤・隙」=「ス・通過する形態」+「キ・切る」=「通過構造・切る」。

 定義式 ……… 「○●」=「○」+「●」=­「○と●」。単語の意味構造の解説。

5. 語の階層

 地下階層意義素・六十二個の素語(メタ記号=意義語=形態素)。

 指差しで現れる概念。一義にして多義的である。

 例・「マ=目の形態・円形・球形・半球体・間・真・二つ・揃った[用語例・マブタ・マユゲ・マナコ・マツゲ]」。

 地上一階階層。素語+素語=単語。論理的に構造化された意味を表出する語。

単語形式の意味・「素語」+「素語」=意味を構造化した単語「動詞・名詞・副詞・形容詞」。

 素語で意味を現す場合は助詞が前又は後ろに付くとき。例「あの子」「子の名前」。

  複合名詞の場合。例「あま・雨戸」「なみ・津波」「せ・伊勢」。

素語の前又は後ろに「連体助詞・が、の」「係助詞・ぞ、か、や、なむ、こそ、は、も」などの助詞が付く時に一音節素語に「意味」が表出する。意義⇒意味へと転換する。この現象があるから「一音節に意義と意味が存在することとなる。

 一音節であっても、【ヤ行とワ行は母音調和語」であるから意味を既に持つ語である。

 乙類の【こそとのもよろ・きひみ・けへめ」は全て二つの素語の結合で母音調和して一音化したものであるから全て「意味」を持つ。

 日本語は男系言語で「狩猟者」が創造した言語体である。

 乙類の「こそとのもよろ」は「uo」=「wo」=「ヲ・男の性の形態・ちょっとした・尾・緒・小」。

 故にすべての語は男性の性的な語になっている。ドイツ語も明確に男性と女性の冠詞の使い分けで、単語の成立根拠・概念の識別を示す。

 濁音は清音の意義・意味に「触り・雑な形態を付加」したものである。

 

 上記の詳細説明は各章で説明。

 

 1、本書の言語は、上代(奈良時代)の出典からの古語【万葉集・古事記・書紀(古代歌謡)・出雲風土記】からの語彙を中心に解説した。

 2、単語の定義は、【原義六十二音義一覧表】を引いて、次の定義形式に当てはめて、定義したものである。

 語例「やま・山」の定義。

 「ヤ・ia=ya・母音調和=「い=尖り形態」+「あ・主体」=「矢の形態」。

 「マ・目の形態・円形・球形・半球体・間・真・二つ・揃った・マブタ・マユゲ・マナコ・マツゲ」。

 定義・「やま・山」=「ヤ・∧形」+「マ・半球体・目を横から見た形状∩」の構成である。先が∧形の半球体=「円錐形」の意味構造が「ヤマ」である。

 3、動詞は自動詞と他動詞戸に区分けせずに記載した。

 4、日本語の最小レベルの意義と意味を持つ語を【一音節語=素語・ソゴ】と呼称する。

 5、素語の総数は清音語で「六十二個」。ただし「チのⅡ類」を入れれば「六十三個」。

 6、意義と意味は階層が異なる。素語で「意義」のみを表す語は【ラリルレロ】のみ。

 7、カ行は、【カキクケ】は意義のみ。【コ(甲類)】は意味を持ち独立語の名詞および動詞の語幹となる。

 8、【カ行サ行~タ・ナ・ハ・マ行の各行の一音節素語】は動詞の語幹として固有の意義が特定されており、これに【ルクスフム】の語尾がつくと「テンスと局面と働きを示す動詞の意味を構造化する。「ルクスフム検証」の項を参照。

 9、濁音の「ガザダバの各行」の素語は、清音の意義・意味に「触り・雑な形態」を付加したもの。古代は濁音は語頭に立たない。

 10、【ラ行】は語頭に立たない。

 11、母音アイウエオを除く一音節素語はCV構造の開音節語である。

 12、【パ行】は破裂音であるが、半濁音とする。語頭に立たない。古代/ha/音を否定し「パピプペポ」音韻説が唱えられたが、素語理論はこれを根本否定する。解説参照。

 13、八母音説は誤りで、和語は「あいうえお」の五母音である。

 14、日本語は際立った母音調和言語である。この原理が理解できないと意味の定義が不能となる。

 15、終戦後に改定された「現代仮名遣」は恣意的であり意味文法を無視したもので早急に元に戻す必要がある。「ヰ・ヱ」の仮名文字を抹消したのは日本語の破壊行為であった。

 16、江戸時代の音義説は否定されなければならないが、和語は【身体アナロゴン・身体類同代理物】という普遍的な「実存物」によって言語の基本構想が建て意味文法が無矛盾に体系化されている言語である。素語理論の骨子になっている。言語は身体への指差によって「形態認識」が特定され意義と意味が音節に「鋳型化=声字実相義」されるのである。これは空海の説く真言思想の科学的な哲理と言えるものである。本書で詳細説明。

 17、品詞のうち、活用しない【代名詞・名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞】にも「意義と意味作用」が有り、定義できる。

 18、付属語の【助詞・助動詞】の辞にも意義があり、定義できる。

 19、複合語は定義分割で説明。

 20、「語源」の語は極めて曖昧であり、これまでの説明は要素で定義するのではなく「思弁と言い換え」で説明されたもので学問としては意味を成さない。意味の説明は根拠のある「意義=形態素」によって無矛盾の条理によって説明し証明されなければならない。

 21、枕言葉の定義の立証には紙数が必要である。本書では「あしひきの、やま………」の意味構造を詳細に説いたので参照。

 22、万葉集巻頭歌が誤読されている。万葉学の網羅的な再考が急務である。

 

 記号

  

 【 】  本文では、出典・学術用語・素語理論の強調語彙を示す。

      音義辞書では、見出し語の漢字表記。

 「 」=「」+「」=「  」 語彙の定義式。 意義素と意義素で意味の構造説明。

 (甲)(乙) 甲類 乙類を示す。

 〔 〕 真仮名説明では、訓読み・用語例の列挙を示す。

 

 

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 まえがき

 

 標準語の問題

 方言が存在しなければ、意思疎通の混乱は起こり得ない。その様な国には、国語という包括的規範的な標準語などという国語(国家運営のための標準語)と言う概念は必要がない。言い換えれば、方言があるからこそ、国語があるのだ。

 かつての「国語学会」が「日本語学会」へ名称変更をするときにアンケートが来たので、筆者も会員であったので、名称変更反対の票を投じたことがある。

 明治以降の国語界をリードしたのはフランス・ドイツへ国費留学した東大教授:後の國學院大学学長(國學院大學は皇室の学問所が発祥になっている。國學院は皇室と明治政府が創った大学で、早い時期から国立への動きがあったが、かろうじて終戦間際に国立大学となった歴史があるが、敗戦でこれらの歴史的事実は、時流激動の波で霧散化して今日に至り知る人は少ない)の言語学者上田万年(うえだかずとし)である。当時国語調査委員会の主事を務めていた上田は国語統一のために大きな業績を積み上げた。その活動の背景には、上田の国語統一目的が、強力な国家建設志向であり、其の重要な役割機能を果たすのは言語であるという認識にあった。言語の辞書は国語研究の結晶であると共に、国語教育にとっては非常に重要なエレメントである。上田は国語の規範となる辞書の編集に注力し、膨大な量の辞書を発行させ、明治後期以降の国語統一と国語教育のために多大な功績を残した。

 しかしこうした時代の激動の中で、規範としてあるべき国語像に対する言語学的歴史認識はほとんどなく、政治家や文化人達の西欧かぶれの思いつきの意見が幅を利かし、もてはやされた時代でもあった。

 こうした中にあって上田は標準的な文法書と国語辞書の作成などに精力的に取り組むとともに、国語統一の重要性を強調して、明治後期以降の国語教育に大きな影響を与えた。

 上田が標準語教育を標榜するにあたって「共通語教育の実施・国定教科書の策定・言文一致体制」などの実施に必要な、基底となる日本語の社会統一的な言語基盤となる口語、すなわち標準語を定めねばならなかったのである。

 当時は、一国を代表する標準的な口語が必ずしも確定してはいなかった。文部省は「国定教科書編纂趣意書」で「文章ハ口語ヲ多クシ用語ハ主トシテ東京ノ中流社会ニ行ハルルモノヲ取リカクテ国語ノ標準ヲ知ラシメ其統一ヲ図ルヲ務ムルベシ」と述べている。この方針によって今日の我が国の標準語(共通語)は「東京の中流社会言語」を規範として成立しているのである。だから明らかに、日本語の言語文化の歴史の流れの中で、明治初頭に京都本流の潮目とは異なる薩長と江戸武士軍団の武家カラーの色濃い異色の潮流に、日本丸という船を乗り進めて今日に至っていることを認識すべきだ。

 

 

            次回は、№2で続きを。 それではまた!