あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいいたします。
鏡餅の意味
【橙(だいだい)】
代々家が続くという語呂合わせの縁起物。元々、実のヘタに台が2つあるので、だいだいと命名された。
青い実が冬になって赤味を帯び黄色に熟した後、落ちずに枝についたまま翌夏には緑色の生まれたてのような実に戻る。
一度実がなると、4~5年以上落果しない。
こうして何代ものだいだいが枝についたまま、新しい実を加えながら一つの木になっている事で
健康長寿の家庭・家族に見立て、家系代々の長寿・繁栄を願ってきたのである。
【裏白(うらじろ)=常緑の歯朶(しだ)】
裏白は表面は緑色だが、裏面は白い。
裏を返しても色が白いことから、心に裏が無い、清廉潔白を願い
かつまた白髪になるまでの長寿を願う。
「歯」は、齢(よわい)・年齢を示す。
「朶」は枝を意味する。齢を伸ばす事に引っかけて、長寿を意味する。
裏白は、古い葉が落ちずに新しい葉が重なって出来る。
橙と同じように家系代々久しく栄える事を示す。
また、葉の模様が対になって生えているので夫婦仲むつまじく相性の良い事を願う。
【昆布】
古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言った。ひろめは、広めるの意味。
また蝦夷(えぞ)で取れるので、夷子布(えびすめ)と呼ばれた。
えびすめは七福神の恵比寿に掛けて、福が授かる意味合いである。
そして、昆布は 1.喜ぶのこぶ 2.子生=子供が生まれる、の意味。
【串柿】
柿は縁起の良い長寿の木です。
幸せをカキ集める、「嘉来」(かき=喜び幸せが来る)
柿は外側2個づつ、内側に6個串に刺しているが、「外はにこにこ、中(仲)むつまじく」の
語呂合わせになっている。