久々の畑通信以外のブログ更新です。
旅通信もしようと思いつつできずにいますが、
東京スローライフスタイルブックのみねりんさんより、以前からお願いされていた記事を
やっとこさアップします。遅くなってごめんなさい。
5月上旬に行った北京事情です。
ぴいこ、中国旅行はかなり苦手なのですが北京に行くことになりました。
北京は2008年の北京オリンピック開催に向けて急ピッチで開発が進んでいます。
さて、オリンピック開催を2年後に控えた北京。どうなているのでしょうか?
下の写真は 飛行機から見た北京上空です。
なんだか空気が澱んでいて視界が悪く、おそらく黄砂の影響と思われます。
第一印象は
緑が少ない。土っぽい。空気が悪そう。
土ぼこりの舞う、北京国際空港に無事着陸。
かなり無機質な簡素な作りの空港でした。
やはり地上におりても、遠くの建物が霞んでおります。
2008年にはこの空港はどんなに近代化されるのでしょうか?
何か建築していました。
なんだかグレー一色ですね。。。殺風景です。
出国審査を通過し、ゲートを越えた先に見えたものは、
スターバックスとケンタッキーでした。
うーん、アメリカの匂いがぷんぷんです。
経済発展途上国。
これからの中国・古い歴史のある北京が心配であります。
道を走る車には土がかぶっていて、黒い車が多いのですが、真っ白(茶色)です。
排気ガスと土ぼこり・・・環境汚染が懸念されます。
中国は急激な発展の影で、深刻な環境問題がありますね。
川は汚染され、さらに土壌は作物が育たない土地へと・・・・・
いやいや交通もすごいです。何車線でしょうか~???
この辺でブレーク♪ 癒し系、ねこちゃんの登場です♪
北京の猫ちゃんは白くて毛が長いです。
しかし、お顔がやはり土で汚れてます(*^.^*)
どんどん、胡同が壊され、新しい建物へと・・・・・・
世界遺産もピカピカに塗り替えられていました((>д<))
工事中で何箇所か見れませ~ん。。。。
空気が悪くて、ぴいこ帰国後、喉をやられました。
実はこの黄砂の影響による砂塵が人体に影響があるそうです。
さらに、砂漠化という深刻な問題が。
今年は国連が定めた「砂漠と砂漠化に関する国際年」でもある。
現在、地球の陸地の約4分の1(約36億ha)が砂漠化の影響を受け、さらに年間600万haが砂漠化していると言われている。
中国全土の18%砂漠化 国家林業局が警告 年間損失は8000億円
中国国家林業局は、中国の国土(約960万平方キロ)のうち、18・12%に当たる約174万平方キロが砂漠化し、砂漠化に伴う経済損失は年間540億元(約8000億円)に達していることを明らかにした。政府の緑化対策により2000年以降、砂漠化の進行は鈍化傾向にあるとする一方で、同局は「状況は依然深刻で、温暖化に伴う干ばつで今後、砂漠化や黄砂現象がさらに激化する恐れがある」と警告している。
中国紙の北京青年報などによると、中国の砂漠は全国32省・自治区・直轄市のうち、30省・自治区・直轄市に幅広く分布。1995年から99年の5年間には、年間平均約3500平方キロの国土が砂漠化した。
2000年から04年の5年間は、緑化技術の普及や法整備の強化、対策プロジェクトの実施などが奏功し、年間平均約1300平方キロに減少。05年以降も、緑化の見込みのある砂漠地区で重点的な対策を講じるなど、10年までに砂漠化に歯止めをかける方針を掲げている。
だが、同局の祝列克副局長は「目先の経済的利益にとらわれた無計画な開墾や水資源の浪費が今も続いている」と指摘。さらに、温暖化による干ばつも進行していることから「決して楽観できる状況ではない」と話している。
=2006/06/20付 西日本新聞朝刊=
北京18日傍示文昭】北京市環境保全局は、16日夜から17日朝にかけて同市に降り注いだ今年最大規模の黄砂は、1平方メートルあたり20グラムで、総量は30万トン以上に上ることを明らかにした。同市は、黄色に染まった道路の砂を水で洗い流すため砂じん清掃車両300台以上を出動させ、幹線道路約500本で除去作業を進めている。
同市の黄砂現象は今年8回目で、大気汚染レベルは最悪の「重度汚染」に達した。気象専門家は「中国北方地域が高温で降水量が少なく、地表がからからに乾いているのが主な要因」と指摘している。
ただ、中国では新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区など北西地域を中心に、国土のほぼ4分の1が砂漠や荒れ地と化すなど環境破壊が進んでおり、こうした中国の砂漠化が黄砂多発の根本原因となっている。
という記事がありました。
(6月と古い記事ですみません)・・・・・・ずっと記事を作成途中だったものですから。
それからこんな記事も発見しました。
アメリカ合衆国、L・Aでは、環境悪化物の25%が中国からもたらされていると言います。
ロサンジェルス・タイムスで紹介された太平洋を渡る「ダスト(黄砂)イベント」。人工衛星観測からはっきりと捉えられました。黄砂は目に見 えますが、目に見えない様々な大気物質が太平洋を渡っていると考えられます。
2002年4月26日付けのロサンジェルス・タイム新聞は、「アジアからの風によって運ばれる汚染大気:アメリカへの危険物質の輸出」として次のような記事を載せています。「カリフォルニア州では州政府の大気質の環境基準を達成するように環境対策をしているが、これらの努力にも関わらず、アジアからの汚染大気の輸出が環境を悪化させている。...例えば春先には人工衛星からもはっきりと確認できるダスト(黄砂)がアジアから飛来するが、我々が呼吸で吸い込む粒子は単なる砂粒ではなく、その表面には危険物質を含む数百種類のアジア起源の物質が付着している。...我々は普通に考えているよりも狭い世界に生きている。皆が同じ空気を呼吸しているのだ。」
黄砂(こうさ、Yellow sand、Asian dust)とは
中国大陸 の砂漠 の砂 が砂嵐によって上空に巻き上げられ、
偏西風 に乗って飛来し、地上に降り注ぐ現象のことである。エアロゾル の一種とされる。
日本では気象庁 により、大陸性の土壌粒子によって視程 が10km以下になる現象と定義されている。
主な発生源としては、東から黄土高原 、ゴビ砂漠 、タクラマカン砂漠 がある。
黄砂は、大気汚染物質などと一緒に大気中に長くとどまり、周辺の雲の色を茶色く変色させ、農作物 への被害が指摘されている褐色雲 をつくる事もある。大規模な黄砂が発生したときは、気象衛星などの画像に写り込むことがある。
黄砂の量は、発生地の天候に左右される。発生地で降水量 が多いとその後の黄砂は減り、逆に降水量が少ないと、
黄砂が増える。
大量の場合は視界が悪くなったり洗濯物が汚れたりといった被害も発生する。
気候によっては冬 場でも発生し、これが雪 に混じると積雪が黄色く見えることもある。近年その発生が増加傾向にある。中国での過剰な放牧 や耕地 拡大などがその増加の原因の一つとの説もあり、環境問題 としてとらえられる場合もある。
各国の黄砂
日本 では、夏 以外に観測されるが、特に春 先(3月 から5月 )によく観測される。西日本 や日本海 側で観測されることが多い。日本では、2000年 から2002年 の黄砂観測日数が50日前後となり、20日程度だった平年値を大幅に上回った。日本で観測される黄砂は大気がかすみ、微量の砂が積もる程度で、大きな被害はほとんど報告されない。
2006年4月には2015マイクロ グラム が観測され、空の便も韓国国内便6便が欠航している。
中国 では、黄砂は「黄砂(ファンシャ)」、黄砂によって起こる砂嵐は「沙尘暴」や「沙塵暴」と呼ばれる。特に東部で観測され、都市 部では、最近の経済発展による大気汚染 との相乗効果で、視程がかなり悪くなることがある。北京 や天津 などは発生地とされる砂漠に近く、近年はたびたび大規模な黄砂に襲われている。北京では、間近に迫ったオリンピック 開催に向けて、黄砂の影響が少ない大会開催を念頭に置いた研究が行われている。台湾 でも最高500マイクログラム程度の黄砂が春を中心に観測される。
衛星画像などで黄砂の通過が確認されるため、北朝鮮 やロシア でも観測されている可能性が高い。
最も遠くで観測された例では、アメリカ のハワイ やカリフォルニア などがある。
黄砂の成分
黄砂の成分は、その発生する地域と通過する地域により異なると考えられている。
工業地域を通過した黄砂は一酸化炭素を含んでいたという調査結果もある。
2001年に中国で行われた黄砂の成分分析では、
シリコン が24~32%、アルミニウム が5.9~7.4%、カルシウム が6.2~12%、微量の鉄 などが検出された。
黄砂の粒の大きさは0.5μm(マイクロメートル)~5μm(=0.0005mm~0.005mm)くらいで、
タバコの煙の粒子の直径(0.2~0.5μm )よりやや大きく、人間の赤血球の直径(6~8µm )よりやや小さいくらい。中国で観測されるものは粒の大きいものが多く、日本で観測されるものは粒の小さいものが多い。
韓国では、黄砂の中から硫酸塩などの化学物質や、病原菌なども検出されている。
黄砂による影響
車や建物に降り注ぐ為の物理的被害
黄砂が降り注ぐために、農作物 への被害や洗濯物を汚すなどの被害
農作物等のビニールハウスに黄砂が積もり、遮光障害を起こす等の被害
視界が悪くなるために航空機 の飛行に障害を及ぼす
黄砂に大気汚染物質が吸着されて運ばれる被害
大気を覆うことによる気象観測を妨害する被害
黄砂は炭酸カルシウム を多く含むので、酸性雨 を中和したりアルカリ性 化する
大気中にとどまり太陽放射を遮ることによる冷却化
氷雪や氷河上に落下し、太陽光線を吸収することによる温暖化
呼吸器官への被害(咳、痰、喘鳴、ただれ、鼻水、痒み)
黄砂による土壌や海洋へのミネラル供給
地上波放送などの電波が乱反射し、受信障害や異常伝播 を引き起こす
黄砂の歴史
中国では、BC1150年頃に「塵雨」と呼ばれていたことがわかっている。また、BC300年以後の黄砂の記録が残された書物もある。
朝鮮では、新羅 時代の174 年頃「ウートゥ(雨土)」として知られており、怒った神が雨や雪の代わりに降らせたものと信じられていた。644年頃には黄砂が混ざったと見られる赤い雪が降ったという記録も残っている。
日本では江戸時代頃から、書物に「泥雨」「紅雪」「黄雪」などの黄砂に関する記述が見られるようになった。
気象庁の黄砂情報 より抜粋。
中国環境問題の現状
中国奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などから、春先に偏西風に乗って日本に飛来する砂のこと。
年々、発生量が増えているとの指摘もあり、特に2002年は中国大陸の降水量が少なかったためか、これまで飛来することがほとんど無かった北海道でも黄砂が確認された。
呼吸器系疾患、温暖化への影響が指摘される一方、酸性雨の中和作用があるとの研究発表もあり、実態は不明な点が多い。
まとまりのない記事でありますが・・・・・
今日はこれから急いでお出かけなので・・・・・
そうそう今日は野菜の日です。
今日はいっぱい野菜を食べましょう。
中国野菜は食べないようにしましょうね♪