『あんまり誰かを崇拝したら、ほんとの自由は、得られないんだぜ。本当さ。ぼく、知ってんだ』








フーッと、ため息をついて、ムーミントロールがいいました。
『思うんだけど、冬ごもりって、すごく時間の無駄だね』
『考えてもごらんよ!?
スナフキンが、かぶりをふりました。
『夢を見ることができるんだよ。そのうえ、目覚めたら、春だ……ビックリマーク










『やれやれ……“いつもやさしく愛想よく”なんて、やってられないよ。理由(わけ)は簡単。時間が無いんだ』










『好きに考えれば、良いのさ』










『大げさに考えすぎないよう、気をつけることだよ』










『過ぎたことさ。もう大丈夫』
スナフキンが、いいました。
『友よ、泣くな』










『ものは、自分のものにしたくなったとたんに、あらゆる面倒が、ふりかかってくるものさ。運んだり、番をしたり……。
ぼくは、どんなものであろうと、見るだけにしている。立ち去る時には、ぜんぶ、この頭の中に、しまっていくんだ。
重いかばんを、うんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからねぇビックリマーク










『ぼくが、見たもの気に入ったものは、すべて、ぼくのものなんだ。ぼくはね、全世界を、持っているのさ』










『今ちょうど、考えてたんです。“物の持ちすぎで苦しむのは、自分だぞビックリマーク”って』