猿は言いました
お昼寝中の桃太郎に向って。
「なあ、、、あれ犬じゃねー?」
「うるさいな・・黙って森に帰れ・・バナナオタク・・」
桃太郎はそう言って寝がえりを打ちます
「バッ・・・バナナオタク!?・・てんめえ!!」
「うるさいな。わかったよ起きるよ。その代わり今日のご飯抜きね」
「なんでそうなるんだよ!!」
下手なツッコミを猿が入れていると、犬がオドオドしながらやってきました
それはもうオドオドしていて桃太郎がゴミを見るような目をしています
「どんな目だよ!」
うるさい猿です。
「あああああ・・あの・・貴方が桃太郎さんですか」
「猿、見てよ。ゴミが喋った」
「え・・あ・・ぁぁ・・ゴミじゃないと思うけどな・・」
「猿の分際で・・ノリ悪いよ。」
桃太郎はチッと舌打ちをして、懐からサバイバルナイフを取り出して猿に投げつけました
「うわあっ・・!!!っぶねぇっ何すんだよ!てかなんで・・んなもん持ち歩いてんだ!?」
「黙れ。バナナの下僕めが」
「酷くない!?」
犬はそのやりとりを見終わると、桃太郎のところに走っていっては
スライディング土下座をして血だらけのまま桃太郎に言いました
「ハ・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・げ、下僕にして・・ください・・・ハァハァ」
「・・・気持ち悪い却下。」
こればっかりは猿も言葉が出ません
が、ツッコミ魂が黙っていないようで色々言いかけては桃太郎に「うるさい」と殴られました
「も、桃太郎様・・俺、なんでもしますから・・!!おねが・・ハァハァ」
「気持ち悪いな・・その荒い息なんとかしてよ。気持ち悪いな・・」
「二回言った!!」
犬はとうとう桃太郎に抱きついてスリスリしはじめました
桃太郎、キレる寸前です。
猿は呆れているようで、近くの岩に座って二人を見物することにしました。
「い・・犬なんで・・すみません・・ハァハァ・・ごめんなさい・・殴っていいですよ」
「嫌だよ・・気持ち悪いから・・」
「ほっ・・放置プレイですね・・!!」
「なんなの・・宇宙に裸で行って破裂すればいいよ」
「ありがたきお言葉!!」
これじゃキリがありません。
桃太郎は猿を連れて犬を木にしばりつけたまま行くことにしました
「もも・・桃太郎様ぁ~っ!待って~っ」
「様付け気持ち悪ッ」猿が引いた顔をします
桃太郎は猿に走れと命令した後、全速力で走りましたが
それも無駄に終わり、犬は木を根元から引っこ抜いたのか、木を背中に背負ったまま走ってきました
とんでもない怪力です。
桃太郎は仕方なく犬を下僕にすることにしました
「食事の時にテーブルになってくれるならいいよ」
「なんにでもなります!」
こうして、また桃太郎一行の旅は続くのです