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みけぬこの不思議なお話ブログ

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ことばがうまれる  かれがつむいだことばはかぜ


まきあがるしっぷう  そよぐはるかぜ


どれだろう   どれだろう


そのかぜは のみこまれ たにをわたる


きりたったがけをわたり かぜはつめたさをます


かぜは そこでかわとであう


かぜがみたものは  みなものひかり


おいでよ ぼくのうえで あそぼう


みなもは ひかりさそう


かぜは みなもと あそび


あたたかさと やわらかさを みにまとう


みなもはうたう


さあ ほしのみんなに ぼくたちのうたを きかせておいで 


かぜは みなもとに おわかれをいい


たかいそらに もどっていく


つめたいのは はやさではない


あたたかいのは わきあがることさ 


と うたいながら





あるがままに いまをいき

あるがままの すべをなし

あるがままの ことをなす

われはときにいき

ときをつむぐ はぐるまなり

このひとときこそ

いとしけれ

このひとときこそ

ありがたきかな


よるのつきが わたしにうたってくれた


ほしぞらをみて だれもがかんがえたのだと


おまえのうたを くちびるにもち


こえにかえれば ときはかんがえをますだろう


にくとたましいのあいだにあるものは


やにもなれば あかりにもなるのだ


みちをあるいていく みちはつづいている



つきがくもにかくれてからは かぜがうたってくれた


うまれたほしのかんがえを おしえよう


おれもいきているのだ


ことばをきいてくれ ともにいきているとかんじてくれ


ほしはまいにち いのちにかたりかけている



あるがままを うつくしく

あるがままを いとしみ

あるがままにいきよう


みちはみえぬが 今くちびるにうたが あふれてきた

屋根の下にいると、雨だれが春だと告げていた


雪の中に落ちる水滴の兵隊は、一粒一粒が熱い志を持っていて


吹きすさび積もった雪の要塞も、陥落にあと一息というところ


「はるだねぇ」


「はるだよぅ」


カラスがそういっている


やはりカラスが先に春のふみを受け取ったのだな



「僕にもくださいな、お手紙を」


そう言って、空の真ん中めがけてラッパを吹いた


春が木霊した


「おきているところです」


やわらかな声を聞いた


雪化粧が落ちてゆく


春のあおみどり色に染まると


軒を通る風も 模様替えをはじめる


パフを新しくしながら