だいぶ気温が暖かくなり、山を歩くのが気持ちいい季節がやってきました
先週末、杖立山(つえたてやま)という村内の山まで歩きに行ってきました
杖立山(杖立峠)の名前の由来は、峠を越える人がここまで登ってきて
道中の無事を権現様に感謝し、必要のなくなった杖を神様に納めるという習慣で
ここに置いて下っていったという言い伝えから来ているそうです。
昔からお隣町の勝浦町方面と村とをつなぐ山越えの道としてよく使われていた
峠道だったそうですが、今では舗装された道もでき車で通る人がほとんど。
私も今まで車でしか通ったことがありませんでした。
しかし、以前は村の小学校や中学校の遠足で大川原や徳円寺などに
歩いて行ったものだという話を耳にし、昨年から一度歩いてみたいと思っていて
ようやくそれを実現できました!
まずは嵯峨(さが)地区の神社前で山の上の風車を見上げ、
これからあの近くまで歩いて上がっていくんだなぁと目標を確認。
嵯峨川沿いに神社よりももう少し上流の方から歩き始め、
川沿いの道をゆっくりと登っていきました。
新緑の森の中を寄り道したり雑談したりしながら
超のんびりペースで歩くのがとても気持ちよかったです
途中、昔は田んぼや畑だったところや使われなくなった用水の跡などを
横目に見つつ、数十年で村の生活にどれだけの変化があったのかを想像しました。
しばらく行くと、サワガニ観察の谷やトンボの谷といった
いきものふれあいの里の自然観察スポットに着きます。
休憩できるベンチがあったり、案内板があったり
景色もきれいな場所でこんなところで座ってしばらくぼんやりできたら
さぞ気持ちがいいだろうなぁと思いました。
今回は写真を撮りつつ少しだけ寄り道して先を急ぎました。
徳円寺参道に続く道の入り口にある石碑。
一生懸命字を読もうとしましたが、難しくて途中で断念
そしてこのあたりから登りがきつくなってきます。
昔の人はよく手作業でこんな石段をつくったもんだと
感心しながらせっせと階段を上がりました。
汗をかきかき、ついに徳円寺に到着!
まだつぼみのものが多かったけれど、少しだけ咲いている株がありました。
昔と比べたらだいぶ数が減ってしまったというしゃくなげですが、
今年はそこそこつぼみもついていて、5月5日前後が見ごろとのこと。
満開の時にも見に来れたらいいなと思いました。
…と、ここまではのんびり散策気分でしたが、
ここからが山登り本番でした。
杖立山までただひたすら階段を上がる!
どこまでも上へ続く階段をとにかく上がる!
一体どこまで続くのかわからない階段をひたすら上るのは
けっこう疲れましたが、ふと足を止めると聞こえる風車の音。
もうちょっとだ~!と元気を振り絞ったら、
ほどなく山の上の広い車道に出ました。
ここらから写真を撮ろうと思っていたのですが、
予想外に木が景色を遮っていてあまりいい構図にならず…
その上なんとカメラの充電が切れるという不始末
残念ですが肝心の頂上からの景色の写真が撮れず、
若干残念な感じでございました…。
でも、森の中の散策は本当に気持ちが良くて最高でした
特にいきものふれあいの里の自然観察路は
歩きやすいように整備されているので、もっと多くの人に
訪れて歩いてもらえたらいいのになと思います。
自然観察路の詳しい地図は、ネイチャーセンターなどに置いてあるので
行ってみたい!という方は問い合わせてみてください。
さてさて、明日からは4連休。
村内でもいろいろなイベントや催しがあるようです。
いろんなところをのぞきに行って、情報収集してきたいと思います
それでは、みなさまよい連休をお過ごしください