今日は朝から身体が重たい。睡眠中の低血糖を起こしたときの、いつもの症状。

 けれども今回の低血糖は、どうにも不可解なんである。

 

 睡眠中の低血糖を起こす原因は、ほぼ例外なく「夜の打ち間違い」しかないのですが、今回は過去に例のないケースでした。

 

 ここ最近、夜中に上昇しているケースが多くて、その原因が夜の食生活の乱れであることは間違いないところなのですが、朝方に2~3単位を打っても大して下がらず、朝食前にまた強めに打ち、昼食前も少し上乗せして打つことで午後からようやく低値安定する、というパターンが頻発しておりました。

 

 一般的に「インスリン1単位=50mg/dl」が目安とされていて、個人差や時間帯などで微調整するわけですが、自分の場合、午前中はだいたい35前後で計算するとちょうどいい感じです。いわゆる暁現象で勝手に上がってくれやがるのを見越して、上がり始めたなと思った時すぐに少し打っておくと、グラフの波が穏やかになって、それが上手くいけばその日は夜まで上出来な管理になることが多いんですわ。

 

 そして今朝、4時頃に目が覚めて測定してみたら164。ここ最近にしては上出来かな、というレベルなんだけども、それでも少し高いと言えば高いし、寝る前の12時過ぎ頃が145で、上がり気味なのは間違いない。もちろん確実に上がる保証はないので、ここは控えめに打って、少しでも抑えられれば良し、という判断で1単位だけ打ったんですよ。

 

 その後に寝直して起きたのが朝7時。何だか調子がおかしくてリブレを見たらグラフが真っ赤。60くらいまでガッツリ下がっていたので驚いた。

 

 1単位しか打ってないのに? ほぼ100下がってんじゃん。なんで?

 

 その前に打ったのは夕食前の19時半くらいなので、そのときのインスリンが残ってるということはまず考えられません。持効型の影響があるとしたって微々たるものでしょう。リブレの誤差を考慮に入れても下がり過ぎ。

 

「単位を間違えたんでしょ? それしか考えられないから」

 

 お医者様に話しても多分そういう反応しか返ってこないのは容易に想像できるのですが、それはない。断じてない。計算を間違えることはあっても、目盛を見間違えるなんてことはあり得ない。

 

 そこはね、ヘタすりゃ命に関わる部分ですから、イヤでも慎重になりますよ。

 

 

 以前にも「なぜこんな朝方にいきなり下がるのか?」という不思議現象を体験したことがあるので、解明されていないだけで因果関係を持った何らかの要素があるのは間違いないんじゃないか、とは思う。

 

 ようわからんけど、こういった実体験は「何かの間違い」で終わらせるのではなく、しっかり記憶にとどめておくべきだと思います。