「こむら返り」を起こしやすい原因のひとつが「高血糖」です。寝てる時、特に朝が多かったような気もしますが、発症した前後は毎晩のように足がつっていました。ふくらはぎだけではなく、足の指や足裏など、いろんなところがつって痛いのなんのって。いちばん痛みが激しく治りにくいのは、脛の外側の筋肉。この部位は、筋肉を「伸ばす」ということが十分に出来ず、ひたすら両手で揉みほぐし続けるしか対処のしようがないんですな。

 

  さらに最悪だったのは、足指や足裏も同時につった時です。最初に親指がグイ~ンと上を向いたまま硬直し、引っ張られるように足裏の筋が固まって、何とか痛みを抑えようとおかしな方向に足を捻った途端、そこからさらに脛のほうまで伝染し、親指から甲の部分を通って、足首のあたりで脚を交差するようにして脛の外側まで、一連の筋肉が引きつって、膝から下が気持ち悪い角度で歪んでるんですよ。

 

  そうなると、どこをどう伸ばしていいのかわからない。どっちの方向に動かしても、どこかしらに激痛が走るので動かせない。冷や汗とヨダレを垂らしながら激痛に耐え、ちょっとずつ、ちょっとずつ揉みほぐし、脛の痛みが少し緩んで指のほうを揉み始めたらまた脛が痛み出し、脛の痛みに悶絶しているうちにまた指の痛みがやってくる、みたいな無間地獄。おそらく20分くらいは格闘してたかと思います。あれは辛かった。

 

  そういうのが、いつの間にかなくなってました。最後につったのがいつだったかも覚えていない。おそらくですが、血糖管理が上手くいくようになりHbA1Cが下がり始めた頃からでしょう。

 

  こむら返りがなくなった、という事実からも私の血糖値が安定しつつあることが裏付けられて嬉しいです、というお話でした。