２０１６年１月１４日(木)
〇 今日の体調
体温 ３６．５℃
血圧 １２６－７２
体重 ５５．０ｋｇ
酸素濃度 ９８
・ 安定
アブラキサン＋ジェムザール併用療法 治療初日
予定通り午前１０時から治療が開始されました。
当病院としても初めての治療なので、２人の看護師が終止立会いのもとで慎重に行われ、１２時に終了しました。
( 前日からシュミレーションビデオを見ながら予習を行ったそうです。 )
アブラキサン
アブラキサンはパクリタキセルを人血清アルブミンに結合させたナノ粒子製剤のため、添加物としてアルコールを使用していないので、生理食塩水で懸濁し投与することが可能になりました。 色は、乳白色です。
ジェムザール
【 治療行程 】
１０：００ ～ １０：３０制吐剤投与 デキサート ６．６ｍｇ
アロキシ ０．７５ｍｇ
１０：３０ ～ １０：４０生食投与 ( フラッシュ )
１０：４０ ～ １１：１０アブラキサン投与 ２００ｍｇ ( 標準量 )
１１：１０ ～ １１：２０生食投与 (フラッシュ)
１１：２０ ～ １１：５０ジェムザール投与 １６００ｍｇ ( 標準量 )
１１：５０ ～ １２：００生食投与
なお、投与薬剤切り替えの都度、体温、血圧、酸素濃度の測定が行われ、投与開始の１０：００から、腎機能の観察のための蓄尿も開始しました。
【 治療後の記録 】
治療日誌の記入
投与スケジュールの記入
【 治療後の経過観察 】
治療後約６時間半経過しましたが、治療中を含めて今のところ副作用らしき兆候は見られません。排尿も正常です。
【 明日の治療などの予定 】
２年間も抗がん剤治療を継続したこともあり、血管が硬化して点滴用のルート確保が日ごとに困難になって来ているので、院長 ( 主治医 ) と相談の結果、明日午後に点滴用のポートの埋め込み手術を受けることになりました。
左の鎖骨付近に設置されるので、ハイパーサーミア治療には支障がないことは確認済みです。
これで、今後の治療が円滑に行われることになるでしょう
ご支援に感謝
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