僕は名前がない。
だけど、
にゃーちゃんって呼ばれてる。
だからにゃーちゃんで良いのかな。
あれ?こっちを指で指してる子どもがいる。
少し小さい女の子だ。
そして、その隣にその小さい子のお姉ちゃんらしい人が立っていた。
その後すぐに店員さんがやってきて
ゲージを開けた。
店員さんの腕が伸びてきて僕を捕まえる。
『は、離せー!』
そう叫んで暴れた。
しかし、頑張って暴れても離してもらえない。
そして、その行動は無意味だったかのように
子どもの膝に乗せられた。
にげようとしたけど店員さんの手が伸びてきて、押し戻されてしまった。
そして掴まれて抱っこされる。
その間数秒。
やっと下ろしてもらえた〜
そしてゲージの中へ。
ふぅ…やっと寝れる。
そう思って寝床に入った
zzz...
ギィ……と音がなった気がして跳び起きた。
嫌な予感がした。
そこの音はゲージの扉を開ける音。
(また、抱っこされるのかな!?)
(絶対に嫌だ!)
僕は、店員さんの手が届かない所へ逃げ込んだ。
店員さんがゲージを覗き込んだ。
『あら、隠れちゃったねー。』
店員さんは一回離れてから、
猫用の僕が一番大好きな
ネズミの玩具を持ってきた。
そしていつものように…
僕は反射的にそれを捕まえようと
飛び出してしまった。
その後は小さい子に抱っこされて車に入って
家に着いた。
それはとてもでっかい家だった。
何より僕がびっくりした事は、
犬がいたこと!
僕は犬がとても苦手だった、
一回噛みつかれたことがあったからだ。
この家でいい暮らしができるかな…?
と不安な、僕であった。
名前はすぐに決まった。
ミルクっていう名前。
まだしっくりと来ていなくて
呼ばれても分からないのが多い。
そしてこの家で初めての夜を過ごした。
初めは不安だったけど、
少し安心できた気がした。
そして今日は、早くねた。
朝。
ミルクご飯だよー
そんな声で起きた。
まだ眠くてうとうとしていた。
朝は毎回眠い。
しかしその眠気は10秒で飛んだ。
なぜなら犬がワンっと吠えたからだ。
その犬の名前はマロン。
ポメラニアンで茶色っぽい犬だ。
朝起きる時など一番で
僕を起こしくる。
ご飯を食べていると、
マロンは、たまにご飯を横取りしていく
小さい子に怒られていたけど
マロンは知らん顔だった。
ご飯を食べ終わると
マロンは庭に走っていった。
そして僕は、家の構造が
まだ分かって無くてよく迷うから
はやく覚えようと家の中を探索していた。
それから数日経った。
僕は家族の名前を覚えた。
小さい子は、春という名前。
なつ
そのお姉ちゃんは、菜月という名前だ。
そして僕は家を覚えた!
そしてお気に入りの
ポイントを見つけたのだ!
良い匂いがしてあったかくて、
太陽に当たれて、葉っぱの傘がある
庭の隅にあって見つからないような場所。
そこがとっても大好きになった。