7/14ほおずき市①出雲大社相模分祠 | 陽の当たる庵

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主に神奈川・東京の神社訪問覚書。諏訪神社推し。中世の諏訪が舞台のアニメ「逃げ上手の若君」の感想や、たまに天然石・馬の話題も。

ええと、この暑さとストレスで記憶力が著しく低下しておりますが(笑)、念願かなって出雲大社相模分祀の龍蛇神様にお参り出来た件の続きです。


☆茅の輪くぐりグランプリに挑戦


神社の境内でまず目についたのは、立派な茅の輪です。
夏越の大祓には間に合わなかったけど、無事に茅の輪くぐりは出来ました。

しかし、この茅の輪…。

「和歌を唱えながら三回くぐります

一左廻り 「水無月の 夏越の祓ひする人は 千歳の命 延ぶと云うなり」

二右廻り 「思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな」

三左廻り 「宮川の 清き流れに禊せば 祈れることの 叶はぬはなし」

四お賽銭箱の前で拝礼する」



Σ(゚゚)


私の知る限り最高難易度の茅の輪くぐり…!!


茅の輪くぐりグランプリではありませんか…!!


※オリンピック競技の一つ、馬場馬術には、馬の調教進度に応じたさまざまなクラスがあり、最高難易度を「グランプリ」と呼びます。

まさか、こんなハイレベルな内容を要求されるとは思いませんでした(笑)。とはいえ、茅の輪の横に和歌のカードが置いてあったので、カードを片手にぐるぐる回ってまいりました。古式豊かな抑揚まではつけられませんでしたが…。抑揚は芸術点で評価されるのでしょうかね(笑)。

前に茅の輪くぐりをしたときはひとけのない神社だったので、今回は他にも参拝客が多くいる状況でしたが、みんなでぐるぐるもなかなか面白かったです(笑)。


☆龍蛇神様の社
茅の輪くぐりと大国主神様の拝殿への参拝後は、ようやく、念願だった龍蛇神様へのご挨拶です。

これは、「千年の杜」への入り口。

 



ここより少し下流にある、鳥居風のオブジェがこちら。



事情を知らないと、ただの庭園かなって思っちゃいません?

こちらが、龍蛇神様の社です。

 



出雲系の龍蛇神様ってウミヘビの神様なのですよね。ここは海ではないけど、日本一おいしいと言われる秦野の水が湧き出るところに社があって、全国の龍蛇神様の中でも住宅事情の良い物件にお住まいかと思います(笑)。ヘビ

社のたもとでは、二頭の龍が水を吐き出しています。聖域に湧く名水を求めて、人が途切れることなくやってきて、容器に水を汲んでいきます。

もっと小川のようにとうとうと清流が流れているのかと思いましたが、実際は池と小川の中間というか、流れのある水たまりというか…水辺で涼もうとすると蚊にやられること間違いなしでした(笑)。



こちらの龍蛇神様、個人的な勝手な思い込みですが、とてもかわいらしい方だと思っています☆(^▽^)

参拝すると、頭の右のあたりに暖かい気配を感じました。

以前、相模国総社の六所神社にある六所龍神大神社にお参りしたときは、体の中がふわっと暖かくなり、そのあとネット記事で、宮司様がインタビューに答えて「見える人は見える、感じる人には感じる場所」とあったのを読みました。

 


また、諏訪大社上社本宮に参拝したときは、まるで力士のようにとても大きくてあたたかな手で、頭をなでてもらったように感じました。

今回の龍蛇神様の社で、また感じたので、私は出雲系の龍神様(龍蛇神様)はそういう風に感じるのかもしれません。まるでおつかいに来た子供みたいに接して下さるのね。優しい神様方ですね。

江島神社の五頭龍様はそういう風には感じないので、龍にも系列があるのでしょうね。
(※ちなみに五頭龍様は、たとえるならば、漫画「ドラゴンボール」で玉を7つ集めて龍を呼び出す場面みたいな雰囲気で、見えないけど気配だけ感じる…と言えば近い、かな。一般的な龍のイメージに近いのは五頭龍様の方ですね)

次は、ほおずき市のイベント・太鼓演奏で起きたエピソードをご紹介します。