さて、もう一週間以上前の話ですが、渋谷総鎮守・金王八幡宮にお参りしてきました。
この神社に関しても、宮益御嶽神社に参拝したのと同じ仕事の問題に関して、ご加護を願いにやってきたのです。
行きの電車の窓から見たソメイヨシノはまだ3分咲きくらいで、金王桜の花見は、そこまで期待していなかったのですが…。
私は神社に行くと失礼がないかと緊張するので、前しか見えていないことがよくあります。
鳥居をくぐり、門を通ったら、まずはきちんと手水で清めて…と、そればっかり考えていて、清めが終わった後にはじめて拝殿をしっかりと見ました。
それが、この眺め。
まるで白くぼうっと発光するようにも見える、今が盛りの桜花でした。
うっとりしましたよ(笑)。
ソメイヨシノの妖艶さとは違う、素朴で落ち着いた雰囲気の木は、戦で大功を立て、源頼朝のもとで鎌倉幕府開幕に尽力、最後は心ならずも義経を打つために戦って散っていった勇将「金王丸」の忠節を偲び、頼朝がこの地に移植したものだそうです。
武人を偲ぶ花としてふさわしい、凛とした雰囲気。
まるで朝、剣の練習に励む若者を見るような、はっとさせられる花です。
江戸三名桜だとか。
前週の土・日(3月30・31日)には桜まつりが開催され、金王丸が出陣時に母のために造らせた木像が公開されたほか、境内のポスターを見ると、神楽も舞われたそうです。木像の公開は知っていたけど神楽は知らなくて(見落とし)、見に行けばよかった…と若干後悔。
この桜の一番美しいころに招いていただいたのですから、贅沢を言っちゃいけませんけどね。
この記事を書くために、神社の公式サイトでポスターを確認しましたが、「渋谷駅から徒歩5分」はどうかなと思いました(笑)。
直線距離で行かれるなら徒歩5分かもしれないけど、歩道橋を何回も渡るじゃん、ここ…。
(それとも、抜け道があるのだろうか…)
「やや渋い感じの桜だな、江戸の人は渋好みだな」と思ったのですが、実は、見事に桜の魔力にやられました。
仕事の合間に来ているので、お参りしたらさっと戻らなきゃいけなかったのですが、桜に見とれてぼうっとして、気が付いたら1時間くらい経っていました。(笑)
私、八幡様の雰囲気好きだなぁ。
清らかで、神聖で、優しさや柔らかさもあって。
日本中に八幡様の神社がたくさんあるのは、この雰囲気の良さもあるのかな…と思ったりしました。
もう少し書きたいことがあるのですが、深夜12時回ったので、続きはまた今度に。