次に軍部の兵士に対する罪ですが、代表例としてアッツ島全滅事件ですが、島を制圧した後の援軍を送って死守する、撤退するなどの計画がありませんでした。米国領土を侵攻したという実績作りが目的と思われ部隊員を最初から見殺しにした疑いがあります。
作戦指揮者、立案者は殺人罪に問うべきでした。
南方諸島に部隊を広く展開し、補給路を分断されたことによって多くの餓死者を出したわけですが、その後も反省をせず、ビルマ戦線や中国南進作戦などで必要な兵站計画を立てることなくとんでもない作戦を展開し、更に大勢の餓死者を出し、地元住民への略奪行為の横行を生みました。
餓死者が出ると分かっていて実行していることから、やはり作戦指揮者、立案者は殺人罪に問うべきでした。
特攻ですが、命令によって命を落とすわけですが、作戦の為に死ねなんて、そんな命令を下す権限など誰も有してはいません。当時の憲法、法律のどこにそんな根拠がある。明らかに不当な作戦です。
作戦推進者、決定者、立案者、指揮者は殺人罪に問うべきでした。
上官による兵士や民間人の処刑や治安維持法での取締りのなどの1件1件が適切に執行されたか検証され1件1件責任者、担当者の不法行為の罪を問うべきでした。
沖縄やサイパンなどで米軍の侵攻に対し住民を戦闘地域から非難させず、部隊と行動を共にさせています。住民を人間の楯として利用した節があります。部隊の進行と逆に行動させれば住民の被害は相当軽減されていたことでしょう。邦人保護責任の放棄に対する罰はどう考えるべきでしょうか。明らかに人道に反する残虐な行為です。