戯言シリーズ 2作目 クビシメロマンチスト
もうすっかり「戯言シリーズ」に取り付かれている黒モコナ。
本来なら、物語シリーズの原作にはまればいいのでしょうが、
アニメで内容知ってしまっているというのと、そもそも値段が高すぎて手が出ない。
そんな中、戯言はブックオフで300円程度で手に入るという、画期的なコストパフォーマンスと、アニメ化は当面されないだろうという読みもあり、ハマルならこちらかなと。
で、すっかりドロドロとノメッております
さて。。
今回のお話も、ミステリー風です。
でも、前回の<クビキリサイクル>のように、
誰が犯人なんだろうというドキドキ感はあまりなく、またどうでもよく、書かれています。
では、この話。
何がメインかって、モコナ的には、
語り部である 「ぼく」 いーちゃん の特異性というか、キャラクターそのものに力を入れてると感じるのですね。
クビキリでは、圧倒的な才知を誇る登場人物達の中、凡人と揶揄されていた「いーちゃん」 ですが、クビシメでは、
「アンタおかしいんじゃない」
と、いうシーンが目白押し。
ネタにふれない部分でいうと、彼、
自分で自分の指をへし折ります。
しかも、1本どころではなく、全指を
やめなさいっての
他にも、自分に恋心を示してくれる女の子にも、まったく関心を持たない。
記憶力なんかさっぱりで、興味のない人や事はまったく覚えない。
人が死んだという事実にも、ほとんど動じない。
意味があるのかないのか判らない、戯言を吐きまくる。
そのくせ、事件となると、ER3<世界の頭脳集団>に在籍していたくらいの頭を駆使して、謎の答えにたどり着く。
とか。
まあ、人間としてどうよって感じですし、殺人鬼の零崎人識には「欠陥製品」 とまで言われる始末だし。
けど、怖い事に。。
モコナさん、この「いーちゃん」 に、同族意識を感じるんですね。
やばいよな~
もっとも、彼は 「人殺しが出来る」 がそれを理性で押さえ込んでいる事に対し、
黒モコナは 「人殺しという概念がない」
ので、まあ致命的なほど似てるとは言わないのだけど。
でも、人との距離感は、似てるかも。
そして、どうでもいい戯言で身を固める術も似てるかも
使命感だとか、正義感だとか
仲間意識とか、友情とか
「本当に戯言だと思わないかい」
ほんと、人の為とか、、戯言かもしれないですね~