クロモジって、、?
よく聞かれますので、クロモジのお話です^ー^
新緑とともに明るい黄緑色の花を吊り下げるクロモジは、
中国地方をはじめ「福木」とし昔から不思議な力があると信じられてきました。
胃薬、関節痛、肝臓病、皮膚病、リウマチなどに効果があるとされ古くから民間療法に用いられたり、
福が来る縁起のよい木として、正月飾り、生け花、茶花などに利用されています。
クロモジは、クスノキ科クロモジ属に分類される落葉性の低木で日本固有種です。
若枝の樹皮に入る黒い斑紋が美しく、
文字のように見えることが和名(黒文字)の由来になります。
美しい黄葉と上品な木肌で目を楽しませ、剪定の必要もない育てやすさ、
近年の雑木ブームを受けて、庭木としても人気があります。
枝葉を折ったときの香りがとても素晴らしく香木としても名高い為、
石鹸の香料、お箸や、和菓子に添えられる高級爪楊枝の材料として使われています。
クロモジの枝を編んでつくられる「黒文字垣」は、お湯をかけておくとよい香りを放つことから、
お茶室の垣根などに使われてきました。
昔から茶道と関わりが深く、千利休が豊臣秀吉と対座したとき、
庭のクロモジの枝をさっと切り取り、楊枝にして秀吉に勧めたという話も残っているそうです。
現代、生薬としてのクロモジからは、いくつかのフラボノイドとポリフェノールが発見され、
これらのフラボノイド類は抗酸化物質や抗菌活性物質として認められています。
クロモジの有効成分には高い抗菌作用や、抗炎症作用、抗ウイルス作用や抗ガン作用、
降圧性、抗炎症性、鎮痛性等があると報告されています。
私の弟が愛飲している養命酒にもクロモジの生薬が使われているそうです^ー^
クロモジは、小枝や葉を折るとよい香りを放つことから「疲れを癒す木」として有名で、
旅人は山歩きの合間にその香りで疲れを癒したそうです。
落ち着きのある木の香りの中にフローラル調の甘い香りを含んでいる為、
不安や緊張から精神を安定させたいときにお勧めです♪
どこか懐かしい香りが心を落ち着かせ、ストレスから開放してくれます。
フローラル調の香りが、ホルモン調整の効果が期待できる為、
PMSや更年期などからくる気持ちの浮き沈みを整えてくれます。
日本の暮らしに昔から馴染んでいる香りなので、日本人にはとても相性が良く、
気持ちをリラックスさせ、落ち着きと安心感を与えてくれます。